金相場と金歯相場
昭和のおばちゃんが日々見聞きしたこと感じたことを昭和目線で独り言ちます。
先日友人が亡くなった旦那の部屋を片付けていたところ、袋に入った金歯のブリッジを見つけたそうな。
それを孫に見せたところ「おばあちゃん、金って今、めっちゃ高くなってるねんで。」と金の相場を調べてくれ「1グラム3万円やで。」と教えていくれたらしい。
早速重さを量ってみると10グラムほどあったそうな。

驚きの価格ではないか。
「旅行行けるな。あんたにも小遣い5万ほどやるわ。」と孫に言い残し友人は早速買取業者に持ち込んだらしい。
「今、金の相場が上がってるって聞いたんですけど・・・。」
すると、買取業者は、ちらっと見るや「あ~、金歯ですね。」とちょっと塩対応。「金歯はいろいろ混ざっているのでね金の価格とはちがうんですよ。それに、ここにまだ、歯がついていますよね。」といわれたらしい。
確かにその金歯はかぶせタイプだったので、歯がついていたらしい。歯がついていることは彼女もわかっていたから、庭で歯を取るべく、工具でカンカンカーンと白い歯を割ってとっていたらしい。
小さいだけに、あっちに飛び、こっちに飛びしながら飛んでは拾い、また、カンカンして、またカーンと飛んで…

「ちなみに、どなたの歯ですか?」と聞かれ
「主人のです。私のちゃいますよ。」そりゃそうやろ。
空の上から旦那さんも「おいおい、形見にでもしとけや。」と思ってたんちゃうやろか。
「金歯はねえ、あの純金の延べ棒とは同じ価値ではないんですよ。」とまた言われたらしい。
ふんふん、まあ、そういわれればそのような気もする・・・。
「で?いくらになりますの?」
友人の聞きたいところはそこだ。
私もドキドキしながら話を聞く。
そして出された金額は「2万7千円」だったそうな。
まあ、金歯相場は金相場の10分の1ということか。
帰って「旅行代とちごて(違って)食事代ぐらいやなあ。」とお孫さんに話したそうな。
それでも、三万近くになるのかと驚き。
それを聞いた別の友人は「うち、お父さん金歯はめたまま焼いた(火葬)わ。取り外しできんかったからなあ。」と言っていた。

さすがに遺体から歯を抜くのは気が引けるやろ。お父さんにも「何してくれんねん。」と言われますよ、、、と心の中でつっこむおばchannelであった。
