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息子の小さな悩みに寄り添う母 ― お金で買えない親子の信頼

接骨院で、今のところ私の担当となっている青年がいる。
先日診療に行ったら、彼はちょっと困ったような顔で私を迎え入れた。
「実はホワイトニングをしたばかりで・・・」と、
どうやら歯が痛いらしい。
一週間くらい白いもの以外は食べられないそう。
結構難儀なのね・・

ホワイトニングは、何かの”治療”みたいにやらなきゃいけない
ものではないので、私はある種の”贅沢”だと思っている。
決して否定するわけではなく、やれる状況なら、
どんどんやるべきだと思っている。

というのは、過去に私も顔のほくろを約10個除去したことがあるから。
顔って、毎日鏡見て感じるし、そのたび気が滅入るし、
ほくろ数えたら増えるとか言われて、増えたら困るのだけど
でも気になるから時々数えてしまうし。。

彼もずっと、自分の歯の色について悩んでいたらしく、
2年ほど前に母親に相談したら、案外すんなり援助してくれたらしい。

「全然裕福というわけではないけれど、母親に相談したらポンと出してくれて・・・」

その話を聞いて、お母様が何と素晴らしい方かと思った。
決して安い買い物ではないし、
「無駄では?」「気にするほどじゃないよ」と渋っても良さそうなもの。

お金を出すこと以上に、
息子の小さな悩みを『大切なこと』と認めた姿勢がなんとも尊い。
息子の思いを汲んで、価値あるものにお金を使う、
素敵だなと思った。

私は、結婚してからほくろ除去を行った。
自分で稼いだお金とはいえ、家族の生活を考えると、
ちょっと大きな出費に抵抗が無かったと言えば嘘になる。
それこそ主人も「気にならない、必要ない」という考えだった。

だから、それを有り難いことだと自覚している息子もまた尊いなと。
「愛されて育ったなと思っている」としれっと言っていた。
そんな風に言われる父母は絶対に幸せ者だ。

私もここ数年で、ようやくお金の使い方がわかってきて、
「価値あるものに使うこと」を意識できるようになってきた気がする。
私もこの親子のような関係を築いていきたいと思う。

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