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<MBTI>コミュニティに馴染めない時に頼るべき相手

 人間関係というのは常に難しいものだが、1つのテーマとして重要なのはコミュニティに馴染むという行為である。人間の振る舞いはコミュニティ内部と外部で少し違うところがあり、タイプ別の違いもかなり反映される。

 人間が所属するコミュニティとして最も代表的なのが小中高のクラスだろう。日本人はここで同年代との関わり方を学ぶといっても過言ではない。部活や職場の場合はこれに加えて縦社会という要素が加わってくる。最近は希薄化しているが、地域社会という存在もあった。

 これらのコミュニティに馴染めない場合、どのようにすれば活路が見いだせるだろうか。今回はMBTIを軸にコミュニティに馴染めていない場合に頼るべきタイプと頼っては行けないタイプについて考えてみたい。

「優しさ」の構造

 各タイプには優しい性格タイプとあまり優しいとはいえない性格タイプが存在する。筆者は以前の記事で各タイプの優しさについて論じている。

 ただし、この分類がコミュニティに馴染めない時に参考になるかというと、あまりならない。コミュニティ内部における人間の振る舞いは大勢の個人の場合と大きく異なるからだ。S型は派閥主義やムラ社会との親和性が高く、自他の線引きをきっちり行う傾向があり、コミュニティに馴染めない場合はかなりしんどい相手になる。一方、N型の場合はコミュニティへの帰属意識が低かったり、自分も同様の問題を抱えていたりすることが多いため、怖そうに見えて意外に頼りになったりする。

 他人の記事をダシにして申し訳ないのだが、コミュニティに馴染めない場合に頼るべき性格タイプは以下の記事で「優しい」とされている性格タイプである。

 こちらの記事では主に優しさの基準として他者理解がベースになっており、コミュニティに馴染めない場合はとにかく自分の立場と人間性を理解してもらうということが重要になる。

頼るべき相手

 コミュニティに馴染めない場合、まず頼るべき相手はINFJである。INFJは属性の異なる他者に寛容であり、困っている人を見ると放っておけない性格である。INFJは協調性がある割に個人ベースで人間関係を築くことに抵抗がなく、コミュニティの価値観に沿わない場合も手を差し伸べてくれるだろう。感覚的には一人でポツンとしている人間に心の何処かで視線を送っていて、心配してあげている印象である。INFJはシビアな側面も多いのだが、そのシビアさは集団に馴染めない人間に向くとは限らない。集団内の立ち位置とINFJの選好に相関はない。ここはESTJとの大きな違いである。

 INFJは多少自己犠牲的なところがあるので、あまり依存するのは相手に悪いのだが、窮地に陥っている人間の場合、通常のギブアンドテイクにこだわっている余裕はない。やはり頼れる場合は頼ったほうが良い。ただ、金銭といった物質的なものを頼るのはトラブルのもとだ。このような場合に他人に頼ったほうが良いのは「情報」である。なぜなら情報は追加コストがゼロなので、利害相反が存在しないからだ。INFJは他人に奉仕することを喜びとすることが多いので、情報のような資源であれば喜んで差し出してくれるだろう。もちろん、相談に乗ってもらってもよいが、こちらは意外に相手の時間と感情コストを食うので、ほどほどにすべきである。

 ISFJやENFJも比較的頼れる相手である。いずれも自己主張があまり強くなく、他人に奉仕することを喜びとするタイプだ。ただし、留意すべきは(不健全状態が原因で)怠惰な人間や自己責任に対してINFJほど寛容ではないという点である。コミュニティに馴染めない人間の場合、精神的ストレスで約束を守れなかったりすることが多いので、気をつければ良いという問題でもない。

 意外に頼りになるのはINTPとINFPである。どちらも集団への従属性に乏しく、浮いている人間もいると思う。したがって馴染めないもの同士で組むことが可能になるわけだ。若干えげつない話だが、集団内で劣位にいる人間は「温厚な」振る舞いをすることが多い。力関係で上位者に勝てない以上、別の方針を取る必要があるからだ。したがって、INFPやINTPが敵対的な態度を取ってくる可能性は低い。

 ただしINTPもINFPもこだわりが強く、趣味が強烈であることが多いため、合わせるのに相応の大変さは要る。また、INTPの場合は正論にこだわる傾向が強く、いざとなった時に仲が良いという理由で肩を持つことはあまりない。この点、INFPは積極的にアクションを取るかは分からないが、なんだかんだ味方になってくれることが多い。

微妙な相手

 害があるとまでは言わないが、頼りになるともいえない相手はどれか。

 一般的に一番優しいタイプと言われるのがESFJである。実際、ESFJがコミュニティに入る時に手取り足取り世話してくれるというケースは多い。コミュニティに馴染める場合はESFJが一番優しいということになるだろう。しかし、コミュニティに馴染めていない場合は様相が異なる。ESFJはあまり他者理解が得意でないため、「嫌な奴」と思われてしまう時があるのだ。ただ、それでも頼りになるケースは多いので、切り捨てない方が良い。

 ISTPの場合は個人差が大きい。ISTPはS型の中では最も陰キャよりのタイプであり、独自路線を貫いていることが多い。ISTPの中でもINTPに近い振る舞いをするタイプは良い相手となるだろう。また、ISTPは人物に対する態度がフェアであることが多いので、積極的な味方になってくれるかはわからない。ただ、害になることは少ない。

 INTJもまた個人差が大きいという感想だ。INTJもコミュニティに馴染めなかったり、距離を置いているケースが多いので、INTPやINFPと同様に融和的な態度を取ってくるかもしれない。ただしINTJは能力主義的でINTPやINFPに比べて自己責任論への傾倒があるため、相応の振る舞いをしないと切り捨てられてしまうだろう。ギバーになることはまず無い。I

 ENTP・ENFPの場合は特定の相手との関係を固定化することを嫌がり、あちこりに目移りするのが特徴だ。したがって、コミュニティ内で浮いている場合は長期的な関係を築く相手になりにくい。ENTJほどではないにせよ、コミュニティ内部の立場にも意識が向いている。ただし、情報を一時的に手に入れるような場合は役に立つことが多い。P型の場合、情報のような追加費用の発生しないギブに限っては喜んで行う事が多いからだ。そういう意味では中立的が故に役に立つ相手であり、RPGでいうところの情報屋や武器商人のようなものである。

頼らないほうが良い相手

 コミュニティに馴染めない場合に頼らないほうが良いタイプも存在する。ESFP・ESTPは大抵の場合にコミュニティの中心に近いところにいることが多く、他者理解に関しても得意とはいえない。カーストの差が大きすぎて、あまり関係を築けないだろう。さらに悪ふざけの一環として、馴染めない人間に制裁を加える時がある。お世辞にもフェアな性格タイプとはいえないので、不公平な扱いをされる時もある。

 同様に期待できないのがISTJ・ESTJである。この2つのタイプは他者理解には程遠いと考えて問題ないと思う。むしろコミュニティ内部の決め事をきちんと守れない人間に対し、反感を抱いている時もある。ギブアンドテイクに関しても厳しいので、双方向的な関係を維持できない場合、支援を打ち切られてしまう。ISTJ・ESTJに自身の窮状を伝えても、意味はないだろう。ただ、両者は色んな意味で機械的な人種であるため、決まりきったことを頼むときは感情を入れずにやってくれる。行動の予測可能性が高く、フェアな人たちでもあるため、割り切ってしまえば有用とも言える。また、コミュニティに馴染めないという問題が解決した場合は、後腐れがないので比較的付き合いやすい相手でもある。

 ENTJには一番期待しないほうが良い。ENTJは上昇志向が強く、コミュニティに馴染めない人間に関わることを良しとしないからだ。また、自己責任論への傾倒も深い。最初のときは手を差し伸べてくれるときもあるが、役に立たないと判断されれば即座に切り捨てられるだろう。

まとめ

 今回も手抜き記事だが、一応は要所を押さえたつもりである。人間の面白いところは、集団と大勢の個人は異なるという点であり、集団内での振る舞いは個々人を見た時の雰囲気とまた違ったりもする。INTPやINTJは一般的に親切なタイプとは言えないのだが、集団内においては結構他者に寛容で、組めるタイプになることがある。一方、ESFJやISFJは優しい人たちではあるが、それはあくまでインナーサークルの範囲内であり、そこから逸脱した人間にはシビアである。理解されないばかりか、非道徳と思われたりもする。

 MBTI記事を愛読してくれる方々は人生のどこかしらでコミュニティに馴染めなかったことがある人が多いかもしれない。したがって、ここに書いたようなことを感覚的に理解している人が多いだろう。今回はそこをあえて言語化してみようという試みであった。

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