【クイズ】1級より2級の方がレベルが高いものといえば、何?

 世の中では一般に「1級」は「2級」よりも上のものだと考えられている。数が少ないほど偉いというわけである。

 しかし、世の中には2級のほうが1級よりも「グレードが上」とされているものがある。

 それは一体なんだろうか?

 答えは。。。








 中国語検定(HSK)である。


 中国語検定といっても色々あるのだが、中国政府が国際的に運営しているHSKは最もメジャーなものである。そして、HSKだと1級が一番簡単で、6級が一番難しいのである。(日本の協会がやっている中国語検定は英検や漢検と同じ普通の順番である)

 これは一体なぜなのだろうか。中国語では1級2級の定義が違うのではないかと思いついたが、そんなことは無さそうだ。例えば中国において一級行政区は省であり、二級行政区は市、三級行政区は県と、どんどん小さくなっていく。中国軍の序列も一級が一番偉い。やはり日本と同様の順序である。また、中国語の一級は日本語と同様に最高という意味もある。中国人の序列付けが反対というわけでは無さそうだ。

 となると、一体なぜなのか。筆者は中国語に明るくないので、確かなことは言えないのだが、「中国語では一級二級の順序付けが不明確なのでは?」という説を思いついた。

 中国軍の序列付けが参考になる。中国軍では下士官の序列が一級軍士長、二級軍士長……という順番になっているのだが、以前は六級士官が一番えらく、五級、四級とだんだん下がっていく階級制度だったらしい。現場は混乱しないのだろうか。日本でそういう例は見たことがない。

 また、日本語で風力は風力1、風力2……と数えていくのだが、中国語で風力は風力1級、風力2級……と呼称されている。やはり数が大きくなると上になる。

 そう考えると、中国語の「級」は単なる「クラス」という意味なのではないか。第1クラス、第2クラス……という感じである。これだと確かに日本人の感覚でもどちらが上か直感的にはわからなくなる。アルファベットになってしまうが、サピックスではAクラスが一番下なのに、鉄緑会ではAクラスが一番上である。

 よく考えてみると、日本語だって初段、二段……という数え方だと数が多いほど上になる。日本語でいう「級」「段」「クラス」辺りの用語が中国語では全て「級」になっていると考えれば、多少はスッキリする。

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