見えているものが本当かなんて分からない
突然ですが、あなたは頭が硬いですか?
それとも柔らかいですか?
物理的にという話ではなく、思考の話です(笑)。
ちなみにどうでもいいのですが、私は物理的に頭硬いです。石頭ってやつ。
そんなことはさておき、頭の柔らかい人、憧れますよね。何だか頭が良さそうですし。
頭が柔らかすぎると芯がない、と言われますが、頭がカチコチに硬いのもやはり問題ですから。
こういった話は結局バランスだよね、ということになりがちですが、多分頭を柔らかくする方が難しいので、憧れる人も多いのかなと。
ちなみに、あなたにとって頭が柔らかいとはどんな状態を指しますか?
・クイズとか謎解きが得意な人?
・アイデアを出したり、クリエイティブな発想ができる人?
・自分の考えと異なる考えを受け入れる人?
きっとどれも、頭の柔らかい人だと思います。
でも今日の記事は、3つ目の頭の柔らかさに関する話です。
1つ目と2つ目の鍛え方はよくわかりませんが、3つ目には思い当たる節があるので。
なぜかというと、私も苦手だったんですよね。相手の考えを受容することが。よく言う頑固者、ってやつです。
大学で部活をしていた当時は、そこそこチームメンバーから「君は頑固者だね」と言われてました。ちょっぴり言い訳をすると、みんなで「頭硬いよね」と言い合っていたので私だけではありませんからね(笑)。
まあでも何となく「このままではアカンかな」と思っていたので改善を図りました。そうすると、数年後に合った部活仲間から「頭柔らかくなってる…!」と言われました。結構嬉しかったです。
なので一定効果がある方法を知っています。
その方法なんですが、
・自分の考えは押し付けない
・自分の見えているものが絶対ではない、という認識をする
この2つです。
自分の考えは押し付けない
まあ1つ目は当然の話ですね。他人はね、変えることができません。だから考えを押し付けても、無駄なエネルギーを使うだけです。
人が変われるのは自分で何かをしたときだけ。もちろん、その変わるきっかけとして他者の言葉が届く場合もありますけど、中々そんなシーンはないです。
自分の見えているものが絶対ではない、という認識をする
ある意味2つ目が大事かもしれません。ここで1つ、面白い話を紹介しておきます。
あなたの視界で、色は普段どのように見えていますか?
中には持病をお持ちの方もいらっしゃるとは思うので、全員が全員そうではないと思いますが、基本的にはフルカラーで見えていますよね。
でも実は、実際にフルカラーで見えているのは極限られた範囲なんです。
えつ?と思われるかもしれませんが、事実そうなっています。
理由は、色を感じる細胞は網膜の中央部に集まっていて、外側にいくほど減っていきます。
なので視野の中央は色を識別できていますが、ピントがあっていない周辺の視野は本来白黒なんです。
まじかよ…って思いません?私も思いました(笑)。だって実際にフルカラーで見えていますから。
でもそのフルカラーは、あくまでも脳が色を補完しているだけです。経験等に基づいて、色を予測して表示しているんですね。
そんなわけないやろ、という人はこの記事の末尾に記載している、色の見え方の実験をしてみてください。多分ビックリしますよ。
何が言いたいかというと、色ですら現実のものではなく、脳が補完しているんです。つまり脳によってある意味歪められている。
こんな状況なので、自分の考えなんてもっと歪んでいると思いませんか?もう少し言うと、きっとバイアスがかかっている。
でもまあ、人それぞれバイアスなんてかかっているものなので、良い悪いという話ではないです。認識なんて主観的なものなので。
大事なのはバイアスがかかっているという前提で、自分の考えを捉えてみるということです。そうすると案外コミュニケーションが気楽になるかもしれません。
一緒に頭が柔らかい人、目指してきましょ。
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おまけ:色の実験
① 周辺視の色あて実験(机でできる)
目的:中心以外では色がぼやけることを実感する
道具:色のはっきりした小物(赤いペン、青いキャップ、黄色い付箋など3〜5色)
やり方
明るい部屋で椅子に座ります。
小物をテーブルに置き、片目を閉じます(どちらの目でもOK)。
正面の一点(例えば壁の小さな模様やシール)だけを凝視します。目を動かさないのがポイントです。
もう一方の手で、色つきの小物を顔の横の外側からゆっくり前に動かしてきます(視界の端に入るように)。
できるだけ視線を動かさず、「色が分かった!」と思ったタイミングで答えます。
結果の気づき
周辺では形は見えても、色は判別しにくい(特に赤と緑など近い色相は難しい)。
中心視に近づくにつれて急に色が分かるようになります。
② 暗所での周辺視カラー消失実験(夜におすすめ)
目的:暗い場所ではさらに色知覚が中央だけに限られることを確認
道具:暗めの部屋、色つきの物(服でも可)
やり方
部屋を少し暗くします(豆電球程度)。
壁など目印になる一点を凝視します。
周辺にある物体の色を推測してみます。
目を動かして直接見ると、「あれ?さっき見えてたはずの色が、周辺視ではほぼグレーだった」と気づきます。
結果の気づき
暗所では桿体細胞が働くため、周辺視の色がほとんど消えます。
中心だけがわずかに色を感じられます。
💡 ポイント
実験では「目を動かさない」ことが一番大事です。
脳は見えていない部分の色を補完してしまうため、無意識に「見えている気」になっていることに驚くはずです。
