ぼーっとする価値
みなさんは日々の生活で
ぼーっとする
ことはありますか?
近年はスマホで様々な娯楽を楽しめることもあり、
本当の意味でぼーっとする機会が少なくなっていませんか?
スマホ無しで過ごしている時間がどれだけあるか?
この質問に、
「ほとんどない…常にスマホ触ってるし…。」
と答える方も多いのではないでしょうか。
しかし感覚的には、
ぼーっとする時間も必要だというイメージがありますよね。
今日はそんな、”余白”にも繋がるぼーっとすることに関する話です。
”ぼーっとする”ことの意義
みなさんはぼーっとしている時、
ついつい
・自分のこと
・他人のこと
・過去のこと
・未来のこと
こんなことを考えてしまい、
思考がぐるぐる回る経験はないですか?
きっとあると思います。
筆者も、頭の中は少しうるさいので気持ちはわかります。
実は
ぼーっとしている時に、思考がぐるぐる回る
これを
脳科学を用いて説明することが可能なのです。
ぼーっとしているとき、
つまり外界に集中していない時に、活発になる脳活動を
デフォルト・モード・ネットワーク(DWN)といいます。
これはRaichle et al. (2001)が提唱した概念で、
比較的新しいものです。
このDWNは脳内の60〜80%のエネルギーを消費しているともいわれ、
知らぬ間に脳内で発生している現象です。
このDWNは脳の以下の役割を持つ部分を使っています。
・五感や身体の中からの感覚を「自分自身のもの」として認識する役割
・自分に関連する情報に対して評価や判断を行う役割
・自己と他者の区別を維持する役割
・自己に関連する情報を「文脈・記憶・感情的な経験・社会的な相互作用・道徳的な考え」などと統合する役割
(https://www.the-melon.com/blog/blog/dmn-history-13295)
こうした部位を使うことで、DWNは

図1のような機能を果たしているのです。
この機能を見ると、
ぼーっとすることはそこそこ重要である気がしてきますよね。
しかしDWNが強く働いてしまうと、
デメリットもあります。
”ぼーっとし過ぎる”ことの危険性
ぼーっとしている、つまりDWNが活発である時、
思考がぐるぐる回るという話をしました。
みなさんにも経験があるかもしれませんが、
思考が回りすぎて
目の前のことに集中できなかったり、
不安になってきたり、
そんな経験はありませんか?
つまりDWNが優位になりすぎると、
メンタルヘルスに悪影響を及ぼす可能性があるのです。
ぼーっとし過ぎるのもあまり良くない、ということですね。(笑)
ではどうすればよいか?
それを最後に書いていきます。
”ぼーっとする”とうまく付き合う方法
つまり、DWNと対になる機能を活発化させればよいのです。
その対になる機能というのが、
注意ネットワークと呼ばれる脳の機能です。
これは文字通り、注意を向上させる機能で、
DWNが自分の中に集中するのに対し、
注意ネットワークは自分の外に意識を集中させます。
意識を集中させる、つまり
瞑想(マインドフルネス)
これをうまく活用するのです。
マインドフルネス瞑想では、DMNの活動が抑えられ、
「今ここ」に注意が向けられます。
その結果、過去や未来への不安から離れ、
心理的安定や幸福感が高まるとされています。
この瞑想と、ぼーっとすることをうまく活用することで、
内省を深めつつ、幸福感も保つことができます。
いかがでしたでしょうか?
日々の忙しい中では、
ぼーっとすることも
瞑想を取り入れることも
中々難しいかもしれません。
しかし5分でも10分でもいいので、
ぜひ取り入れてみてください。
とてもスッキリしますから。
我が家の研究員に、
ぼーっとする秘訣を習おうかな…。
本当、何考えているんでしょうね、虚無。

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