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kago_fishing
ひとつ分の空
胸の奥のいちばん静かな場所で
かすかな光が息をしている
触れられない
呼べない
もう会うこともないかもしれない
それでも
その光はわたしの背すじを
ひとつ分だけ空へ向けてくれる
あの日
誰かが置いていった温度は
時間に削られず
痛みに濁らず
ただ澄んだまま
わたしの中で灯り続けている
迷いが影を長く伸ばす朝には
その光が
空のほうへと
そっとわたしを導いてくれる
言葉よりも
約束よりも
ずっと確かな力で
距離も
季節も
名前さえも越えて
優しさは形を変えながら
わたしの生き方の奥に沈んでいく
今日もまた
胸の奥の光に手をかざし
静かに息を整えて
歩き出す
わたしの中に残された
ひとつ分の空を
忘れないために
本詩は 大切なNoterさんの想いに触れた時
胸にそっと生まれたコトバを 紡いだものです
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