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modern_knot7158
風待ちの心
動き出す理由を
まだ見つけられない朝がある
胸の奥で
小さな葉がそよぐように
かすかな気配だけが揺れている
世界は静かで
時間だけがゆっくりと
指先をすり抜けていく
そんなとき
心のどこかで
風を待つ影がひとつ
そっと息をしている
急がなくていいよと
囁くような
やわらかな沈黙が寄り添う
抱えていた重さは
止めるための鎖じゃなくて
まだ吹かない風を
感じ取ろうとしていた
心のアンテナだったのかもしれない
立ち止まることは
後ろ向きじゃない
風が変わるのを
静かに待つことも
ひとつの進み方
もし今
胸の奥がふわりと揺れるなら
それはきっと
遠くで風が生まれた合図
その風が届いたとき
あなたの歩幅で
そっと一歩を踏み出せばいい
その歩みは
誰かの心にも
やわらかい風を運んでいく
風を待つ時間も
風に乗る時間も
どちらもあなたの物語
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