見出し画像

やわらかな再出発

心はときどき
薄い硝子みたいに震える
触れ方を間違えれば
すぐに欠けてしまいそうで
自分でも持ち上げるのが怖くなる

立ち止まる理由は
探せばいくつも見つかる
うつむいていれば
世界は勝手に遠ざかってくれる
その静けさに
身を預けていた日もあった

けれど
弱さを抱えたまま
そっと歩き直す人がいる
その姿は
強さよりも深く
静かに胸を揺らす

再び踏み出せる人は
ほんのひと握りかもしれない
でも
その背中に添える手は
誰にだって差し出せる

倒れそうな枝が
風にしなりながら
春を待つように
人もまた
寄り添う温度があれば
前へ向かう日が来る

だから
歩き出すあなたの影に
そっと灯りを置いていく
眩しくなくていい
ただ
消えずに寄り添う光であればいい



いいなと思ったら応援しよう!

音琴 ~go_chara~ 応援ありがとうございます✨頂いたチップは詩/物語創作へのカロリー(おやつ代と珈琲、環境整備)に変換しています🍰☕️よろしくお願いします🙇

この記事が参加している募集