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風の手紙 〜大切な家族(ペット)への想い〜

そよぐ風が 頬をかすめるたび
ふと胸の奥が やわらかく揺れる
そこにあなたの気配が混じって
小さな声が そっと届く

「元気にしてる?」
そんな問いかけのように
優しい風が 指先を撫でていく
触れられないのに
触れているような温度を残して

散歩道で拾った落ち葉の音
あなたが駆け寄ってきた日の足音に似て
思わず立ち止まってしまう
風が運ぶ記憶は
いつも突然で いつもあたたかい

悲しみが重くなる日は
風がそっと背中に触れて
「大丈夫だよ」と囁くように
涙の粒を 遠くへ連れていってくれる

嬉しいことがあった日は
風がくるりと踊って
あなたが一緒に笑ってくれている気がする
その軽やかさが
私の心をふわりと浮かせてくれる

あなたが別の場所へ歩き出した時
静かな風が部屋を通り抜け
空っぽになった胸の奥に
そっと手紙を置いていった
そこには
“ここにいるよ”と書かれていた

季節が巡っても
風の手紙は途切れない
春の匂いにも
夏の光にも
秋の音にも
冬の静けさにも
あなたの言葉がそっと混じっている

姿は見えなくても
風が吹くたびに思い出す
あなたは今も
私のそばで
やさしい声を届けてくれている





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