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小さな歩みが描く地図

朝のひかりがまだ柔らかく
地面をそっと照らすころ
ちいさな歩みたちは
それぞれ違う速さで
世界の地図を描きはじめる

ひとつの歩みは風を追いかけ
ひとつの歩みは胸の奥の揺れを抱え
空気の温度をたしかめながら進み
別の歩みは誰かの笑い声を道標にして
安心の輪の中へ静かに溶けていく

涙を連れて進む歩みもあれば
大人の影のそばで
世界の広さを測る歩みもある
どれも同じではなく
どれも間違いではない

同じ朝を生きていても
心の地図はそれぞれ違う形で描かれ
歩幅は誰とも比べられないまま
未来へ向かう線を静かに伸ばしていく

見守る人の胸がふいにざわつき
歩みより先に
迷いそうになる日もあるけれど
気づけばあの歩みたちは
自分だけの速度で季節を越えていた

泣いた日も笑った日も
立ち止まった日も
やがて思い出の地図の上で
やわらかく光り
静かな道を照らし続ける

成長とは
誰かのあとをなぞる旅ではなく
自分だけの地図を
描きながら進むこと
そのことをあの朝の歩みたちが
そっと教えてくれる


本詩は 大切なNoterさんの想いに触れた時
胸にそっと生まれたコトバを紡いだものです
(コメントはご遠慮頂きたく、宜しくお願い致します)

大切なNoterさんの想い



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