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musubite_chie
不安の奥にある想い
不安は
思ったほど現実にはならないのに
ふとした瞬間に
胸の奥を曇らせる
淡い影のようなもの
心にゆとりがない日は
小さな気がかりが
静かに形を変え
波紋のように広がっていく
「大丈夫」とつぶやく声と
「本当に?」と問い返す声が
心の中でそっとすれ違い
その隙間に
言葉にならない揺らぎが生まれる
親を思うとき
子を思うとき
大切な人の未来を想うとき
胸の奥に灯るざわめきは
祈りのようで
やさしさの輪郭をしている
守りたい
失いたくない
笑っていてほしい
そんな願いが
ときに自分を締めつけるほど
静かに強くなる
仕事の悩みも
数字や手順の不安に見えて
その奥には
誰かを困らせたくないという
小さな願いが潜んでいる
気にしすぎだと笑ってみても
心のどこかで揺れる自分を
完全には抱きしめきれない夜もある
けれど
その葛藤の奥には
かすかな光が潜んでいて
不安の正体は
未来の影ではなく
誰かを思う気持ちの深さだと
そっと気づく瞬間がある
揺れる心は
弱さではなく
やさしさの証であり
今日のざわめきも
明日の光へとつながっていく
その揺らぎの向こうで
まだ見ぬ自分が
静かに息をしている
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