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微睡(まどろみ)の朝

窓のすきまから
まだ言葉にならない光が
そっと部屋に入り込む
今日という白紙に
最初の息を落とすように

けれど私は
まだ夢の端を指先でつまんだまま
まぶたの重さに
そっと身をゆだねている

光はやわらかく揺れて
「そろそろだよ」と
遠くでささやくけれど
心はまだ
布団のぬくもりに寄りかかっていたい

起きなきゃ、と思う気持ちと
もう少しだけ眠りの影にいたい気持ちが
胸の奥で
ゆっくりと溶け合っていく

それでも
今日のどこかにある小さな喜びが
かすかに息をしていて
その気配だけが
静かに私を呼んでいる

時間が許すかぎりは
このまどろみの中で
朝のささやきを
そっと聞いていたい




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