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やわらぎの道

ひとりで歩く道
心の奥が少し重たくて
足音さえ静かに
沈んでいくような午後

そんなとき
風がひとすじ
そっと肩に
触れることがある

言葉にはならないけれど
そのやわらかな気配が
胸の中の固くなった色を
ふんわりほどいていく

ほどけた隙間に
淡い光がひと粒落ちて
その光は
急がず
比べず
ただ寄り添うようにそこにいる

その小さな灯りを
抱えて歩いていると
道の景色が
少しずつ
柔らかい色に変わっていく

疲れた心が
ふと立ち止まったとき
その道は
「そのままでいいよ」と
静かに迎えてくれる

今日も
胸の奥の光を
そっと守りながら

やわらぎの道を
ゆっくり進んでいく



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