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風の色をひとつ拾う

午後のひかりが
道ばたの影をそっと揺らす
その静けさの中で
ひとつの想いが風に溶けていく

枝先にはまだ
淡い季節の名残りが揺れ
風は今日も
誰かの願いを運ぶことを忘れていない

ふと見上げた横顔に
やわらかな色がふわりと灯る
それは春がそっと置いていった
小さな贈り物のようで
どんな景色よりもあたたかかった

すれ違う笑い声に
心がひとひらほどける
その一瞬だけ
世界は深く息をつき
やさしさの方へ傾いた

覚えていなくてもいい
言葉にならなくてもいい
ただ、微笑むたびに
風は色を変え
季節はあなたのそばに寄り添う

今日の光が胸の奥に落ち着き
やがて静かな思い出に変わる頃
拾い上げた風の色は
きっと春のように
やわらかく輝いている

返しきれない想いがあっても
歩幅が変わってしまっても
風はいつも
あなたのそばを通り抜け
そっと色を残していく


本詩は 大切なNoterさんの想いに触れた時
胸にそっと生まれたコトバを 紡いだものです

大切なNoterさんの想い


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