ゴジラマイナスワンは続編の構造?
「トラウマの克服」みたいなテーマって、前作でしっかりキャラを描いてるからこそ成立する
例えば
エイリアン2のリプリー
ターミネーター2のサラコナー
アイアンマン3のトニースターク
みたいに過去の出来事がトラウマになってて、それを乗り越えるのが軸になってる
しかしこれは観客が
「そのキャラをすでに知ってる」から感情移入できる構造なわけで
普通は1作目でいきなりこれをやるのはかなり難しい
しかしゴジラ-1.0は
「戦争」と「特攻隊」っていう世界共通認識の歴史的背景があるから、
特攻帰還兵である敷島浩一の「罪悪感」とか「トラウマ」を説明されなくてもある程度は想像できる土台が最初からある
ただそれだけやと「歴史知識ありき」になってしまう可能性もある
実際、戦争帰還兵を描いた「ランボー」なんかも、人によっては背景の理解度で感情移入に差が出る部分がある
でもゴジラ-1.0は
ちゃんと大戸島での呉爾羅との遭遇を「個人的なトラウマ」として描いてるから、歴史を知らん人でも「この人がなぜ苦しんでるのか」が物語として理解できるようになってる
つまり本作は
「歴史」という共通認識でキャラの土台を作りつつ、「劇中の出来事」でその感情に具体性と説得力を与えてる
だから1作目やのに、続編みたいな過去を背負ったキャラのドラマが成立してる
これがゴジラ-1.0の脚本の一番の強みであるといえる!
