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設備を付ける前に必ず考えていること


空室が続くと、
「何か設備を付けた方がいいのでは」
と考えることは自然だと思います。

宅配ボックス、浴室乾燥機、モニター付きインターホン。
選択肢はいくらでもあります。

ただ、私たちの会社では、
設備を付ける前に必ず一度立ち止まって考えることがあります。

それは、
「その設備が、決まらない理由と本当に噛み合っているか」
という点です。

設備が効く時と、効かない時

設備が効果を発揮するのは、
借りる側が「迷っている」段階にある時です。

すでに
・内見は入っている
・条件面で大きな不満は出ていない
・最後の比較で止まっている

こういう状態なら、
設備が後押しになることがあります。

一方で、
・反響が少ない
・内見が入らない
・写真や募集文で止まっている

この段階で設備を足しても、
見られ方が変わらなければ結果は動きにくいです。

設備は「呼び込む力」ではなく、
「決める力」に近いものだと感じています。

よくある“もったいない設備投資”

現場でよく見るのは、
決まらない原因と設備が噛み合っていないケースです。

・駅距離がネックなのに高額設備を入れる
・日当たりが弱いのに室内設備を増やす
・写真が弱いまま設備だけ増やす

これだと、
お金はかかるのに反応は変わりません。

設備が悪いのではなく、
順番が違っているだけです。

設備を付ける前に整理している3つのこと

私たちの会社では、設備を検討する前に
次の3つを必ず整理します。

  1. 決まらない理由は、どこにあるか
    写真なのか、条件なのか、比較なのか。
    ここが曖昧なまま設備を足すと、ズレやすいです。

  2. その設備は、誰のためのものか
    全員に刺さる設備はほとんどありません。
    単身向けか、在宅向けか、ファミリー向けか。
    対象がはっきりしているかを確認します。

  3. 設備を付けたあと、どう伝えるか
    付けただけでは意味がありません。
    写真にどう載せるか、
    募集文でどう説明するか。
    ここまでセットで考えます。

この3つが揃っていないなら、
私たちは設備を急いで付けません。

設備より先にやると効果が出やすいこと

設備投資の前に、
効果が出やすいことはたくさんあります。

・写真を明るく撮り直す
・募集文を整理する
・初期費用を分かりやすくする
・ターゲットをはっきりさせる

これらは、
コストを抑えながら反応を変えやすい部分です。

それでも足りない時に、
設備を検討する。
この順番の方が、後悔が少ないと感じています。

最後に

設備は、確かに強い武器になります。
ただし、それは
「今の物件に何が足りないか」が分かったあとです。

何となく不安だから付ける。
周りが付けているから付ける。

そうではなく、
「この一つで判断が前に進むかどうか」
そこを静かに考えてから決める。

私たちの会社では、
設備は“解決策の一つ”として、
順番を大切にしながら選んでいます。

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