ありがとうEZバー
「家に筋トレ器具なんていらない。」
これは正論だと思う。
ジムに通っているなら尚更だ。
ダンベル。
ベンチ。
EZバー。
置けば場所を取る。
部屋は狭くなる。
正直ちょっと邪魔だ。
しかも、
ジムには
全部ある。
高重量。
広いスペース。
豊富なマシン。
わざわざ家に置く必要なんてない。
でも、
仕事が忙しくなると話が変わってくる。
まとまった時間が取れない。
残業。
疲労。
移動時間。
気付けば、「今日はいいか」
が増えていく。
筋トレは嫌いじゃない。
むしろ好きだ。
でも、
ジムへ行くまでのハードルが高くなる。
着替える。
準備する。
移動する。
混雑する。
帰る。
元気な時は問題ない。
でも疲れている日は、
この一連の流れが重い。
すると、
習慣が少しずつ崩れていく。
週2回行けていたのに、
週1回になる。
週1回でも良い。
ゼロより遥かに良い。
でも、
身体を動かす感覚そのものが、
日常から少し離れていく。
そんな時、
家の隅に置いてあったEZバーが急に輝き始めた。
洗濯機を回す。
30分。
……EZバーカールできるな。
ご飯を炊く。
40分。
……EZバー握れるな。
コーヒーをドリップする。
数分。
……1セットいけるな。
気付けば、
隙間時間が全部“腕の日”になっていた。
バーを握る。
上げる。
下ろす。
それだけ。
種目はEZバーカールだけ。
だから気が楽だ。
今日はメニューどうしよう。
何kgにしよう。
何種目やろう。
そういう悩みがない。
ただ、
無心で振る。
インターバル中は、
目を閉じる。
静かだ。
洗濯機の回る音。
炊飯器の蒸気。
部屋の空気。
その中で、
ぼーっと呼吸する。
なんだか妙に落ち着く。
筋トレなのに、
少しリラックス時間みたいになっている。
もちろん、
ジムの本格トレには敵わない。
本格的な全身トレには敵わない。
でも、
「少しでも身体を動かすきっかけ」という意味では、
自分にとってEZバーは使いやすかった。
10回3セット。
本当にすぐ終わる。
でも、
ゼロと10分には大きな差がある。
個人的には、
少しでも身体を動かしていると、
運動習慣を維持しやすい気がしている。
逆に、
何もしない期間が続くと、
再開のハードルがどんどん上がる。
忙しい日。
疲れている日。
ジムへ行けない日。
そんな時でも、
家にEZバーがあるだけで、
「まあ1セットだけやるか」
が成立する。
これが意外と続けやすい。
歯を磨きながらEZバーカール?
……それは危ないのでやめよう。
でも、
洗濯機が回っている間に3セット。
ご飯が炊けるまでに3セット。
これなら現実的だ。
今日も炊飯器が働いている。
洗濯機も回っている。
そして私は、
EZバーを握る。
ありがとうEZバー。
忙しい社会人の筋トレ習慣、
ギリギリ繋いでくれて。
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EZバー
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※筆者は医療・トレーニングの専門家ではなく、本記事は個人のライフスタイルや感想をもとにした内容です。
※本記事は筆者個人の体験・感想をもとに執筆しています。
※トレーニング効果には個人差があります。
※無理のない重量設定で、安全に配慮して実施してください。
※体調や関節の状態に不安がある場合は運動を中止し、必要に応じて専門家へご相談ください。
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