魚座の私へ
争いたくない
仲良くしたい
みんなで支え合いたい
そんな願いでいっぱいだった幼い頃の私。
だけど現実はそうも上手くいかない。
私の願いとは裏腹に反対方向へ。
言い争い
嫌な噂話
いがみ合い僻み合い、、
私の心は耐えられなかった。
自分の無力さだけがその場に残った。
この世界に絶望した瞬間だった。
*
言葉を尽くしても分かってもらえない虚しさ。
許可してもいないのに責任や荷物を押し付けられる理不尽さ。
私の心に広がる暗い影。
「私ってなんなんだろう…」
ただみんなと仲良くいたいだけなのに。
ただ目の前の人に笑ってほしいだけなのに。
どうしてこうも、
現実は厳しいことばかりなのか…
私の誠意が踏みにじられていく。
幼心にそんな気持ちが湧いた。
もう何も信じられない。
自分も他人も。
家という心が一番ほっと安心できるはずの場所でさえ、重苦しい空気で満たされていく。
外に出たとしても人を持ち物で品定め。
優しさを評価ではなく軽視され、
時には便利に扱われ、相手の有利に利用され、、
何が本当なのか分からなくなってしまった。
「私とは一体何なのか」
私の存在が薄らいでいく。
そんな疑問ばかりが体を覆う。
私の心はすり減ってしまった。
立ち上がる勇気も
立ち向かう希望さえも
底をついてしてしまったんだ。
敵意はなくても疑う毎日。
本当にそう思っているのかな?
本当は影で何か言われているのかも。
信じる気持ちが遠のいていく。
私にとって何よりも
一番大切な、大切な、心の在り方。
『信頼』と言う真心を私は見失ってしまったんだ。
善意が全て裏目に出て
信じる気持ちが裏切られてく
幼い私の心をえぐるには十分だった。
*
人と人との境界線が曖昧な魚座の私だからこそ、すべてを受け入れねばと思っていた。
何もかもを許し受け入れることが、愛だと思っていた。
でもそれは違う。
自分と他者との境界線を引いた上で、自分の領域をしっかりと守った上で、人と向き合い・認め合い・赦し合うのが、私の望む『仲の良い』世界だったんだ。
これからは私なりの境界線を引いていく。
正しさではなく強さを持って。
魚座特有の献身的な心は大切にしたまんまで、私なりの正義を線引きにして。
「どうして私だけが」
「なぜこんなに報われない?」
何度も何度も向き合わされてきた厳しい現実。
この厳しい現実が私に折れない心を作ってくれた。
逃げ出したくてもそうできない苦しみに
見えない鎖のようなもので縛られているような窮屈さに
耐え抜くしなやかさと
裏切られても信じたい
軽視されても愛したい
そんな心の芯から湧き出る優しさを失わずに相手に向けられる強さを
私は手にすることが出来たと、そう感じる。
もう十分、自分の領域は完成した。
私なりの正義も創り上げた。
あとはそれを信じて目の前の人と仲良くしていこう。
魚座の良い所を残して、私は私なりのカタチで目の前の人に愛を届けていこう。
