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ねこの体も「ごはん」が作っているから~キャットフードの選び方・与え方②

今回はキャットフードの種類と栄養について、書いてみようと思います。


1.キャットフードの種類

キャットフードの種類は以下に分けられています。

① 総合栄養食

 猫に必要な栄養素をすべて満たしている主食となるフード。 
 総合栄養食と新鮮な水があれば、猫の健康を維持できる。

② 療法食

 栄養成分を調整し、疾病の治療を補助するためのフード。
 使用は獣医師の管理のもと行われる。

③ 間食

 いわゆる「おやつ」「トリーツ」といわれるもの。
 ご褒美やコミュニケーションの手段として利用される。
 栄養補給する目的ではないため、与えすぎには注意が必要。

④ その他の目的食

 上記のいずれにも当てはまらないもの。
 パッケージには「一般食」「栄養補完食」「副食」などと記載される。

つまり、食事の基本は総合栄養食。おやつや一般食は食いつきが良く、猫ちゃんが喜ぶかもしれませんが、与えすぎには注意が必要です。
そのほかの分け方としては、ドライフード、ウェットフードがありますが、総合栄養食であればドライフードでもウェットフードでもOKです。
歳を取ったり、病気になった時のことを考えると、ドライもウェットも食べられるようにしておくのがお勧めです。
前回の投稿でもお伝えしましたが、水分不足になりやすい猫ちゃんにはウェットフードは強い味方です。上手に利用してみてくださいね。

2.療法食と目的食の違い

動物を飼っている人ならお馴染みのロイヤルカナンは、2024年秋から療法食の販売を、動物病院および公式・認定論ラインショップに限定しました。
これまで、療法食をペットショップや一般の通販サイトで購入していた方にとっては不便ですよね。送料もかかってしまうし、割引ないし…。
でも上記に書いた通り、療法食は「疾病の治療を補助する」目的で、栄養成分が調整されているので、必ず「獣医師の管理のもと」で与えるべきフードなのです。
「ウチの子、健康診断で前回よりも少し腎臓の数値が悪かったから…」と勝手に療法食を与えると、たんぱく質やリンが足りなくて、体調を崩すことになりかねないのでご注意を!
ペットショップやスーパーでは、「〇〇に配慮した…」などと書かれたフードがたくさん販売されていますが、こちらは療法食ではなく、総合栄養食やその他の目的食に分類されるものなので、猫ちゃんの体調に合わせて選ぶと良いと思います。

3.猫にとって特に重要な栄養素

猫も人間と同じで、健康維持のためには栄養バランスのとれた食事が大切です。では、猫にとって大切な栄養って何かご存知ですか?
今回は特に猫にとって必要な栄養素について、お伝えしますね。

① 水

健康な成猫の場合、必要な1日の水分量は、体重1キロあたり約50mlだと言われています。体重5キロの猫ちゃんであれば、250~300mlのお水を毎日飲んだ方が良いということ。
わが家の場合は、ウェットとドライの両方を食べさせているのと同時に、目盛りのついた器を使い、飲水量をチェックしています。

わが家のロクちゃんの場合は、1日約250mlほど飲むので
あとはウェットフードで補っています。

腎臓に負担のかかりやすい猫は、十分な水分摂取が必須です。これより少ないようであれば、ウェットフードを多めに与えたり、一般食のスープを与えるなどして水分補給をしてあげてくださいね。

② たんぱく質と必須アミノ酸

たんぱく質の大切さは良くご存知ですよね。
人間も筋肉や皮膚、毛髪、ホルモンなどすべて、たんぱく質からできていて、あらゆる細胞の構造のもととなっている非常に大切な栄養素です。
これは猫も同じ。
でも人間と違って、猫には動物性たんぱく質が必要な理由があります。
それは猫が必要とする必須アミノ酸の種類に関係しています。
少し栄養学的な話になりますが、たんぱく質は約20種類のアミノ酸が長く連なってできており、多くのアミノ酸は体内で合成することができます。
ですが、体内では合成されず食事から摂取しなければならないアミノ酸を必須アミノ酸といいます。
人間、犬、猫が必要とする必須アミノ酸は
  人間 9種類(8種類とする場合もある)
  犬    10種類
  猫    11種類
で、猫の健康維持のためには犬の必須アミノ10種類に加え、タウリンを含む計11種類が必要です。
このタウリンは動物性の原料つまり動物の肉や内臓に豊富に含まれているため、猫は「肉食」なのです。
成猫用ドライフード(総合栄養食)では、たんぱく質は26%以上含まれていることが推奨されています

もちろん、健康維持のためには上記以外にも各種ビタミンやミネラル、脂質なども必要です。
愛猫のために手作りご飯を作る方も多いと聞きます。市販されているフードは添加物が多く、猫の健康を心配してのことだと思います。
ですが、猫に必要な11種類の必須アミノ酸や各種栄養素の必要量を備えたご飯を毎食作るのはかなり大変💦
現在は、猫に不要な着色料や香料、人口調味料を添加していないフードもかなり販売されていますので、上手に利用してくださいね。

4.猫に炭水化物は不要?

キャットフードの原材料表示を見ると、一番最初にとうもろこしとか、コメとか穀類が書かれていることがありますよね。
フードのパッケージに書かれた原材料は、含有量の多い順に記載がされているので、「肉食なのに一番多いのが穀物で大丈夫?」と不安になる方もいらっしゃると思います。
結論から言うと、市販のキャットフードであれば大丈夫。
…と言っても、肉食の猫は炭水化物がなくても生きてはいけます。
しかも炭水化物を消化するのに必要なアミラーゼという酵素が、猫は少ししか分泌されないそうです。
しかし最近の研究では、腸内細菌が炭水化物の消化を助け、フードに含まれる炭水化物が40%ほどであれば、問題なく消化できることがわかっているそうです。
炭水化物は、ドライフードを食べやすい大きさや硬さに成形するのに重要な役割を果たしているとか…。
日本で販売されている総合栄養食であれば、炭水化物が含まれたフードでも与えて大丈夫です。

ただし穀物アレルギーを持つ猫ちゃんには気をつけて!
次回は、食物アレルギーとグレインフリーフードについて、書いてみようと思います。


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