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営業初心者が覚えるべき、たった一つの「断られ方」

「少し検討します」で終わらせない。40年間・累計100億円の営業現場で分かった、断りを“確認”に戻す会話術

   written by mooko

はじめに 営業で本当に怖いのは「断られること」ではない

「少し検討します」

「ちょっと高いですね」

「家族に相談してから決めます」

お客様からこの言葉を聞いた瞬間、頭の中が真っ白になったことはありませんか?

商品の良さを、もう一度説明する。

値引きを提案する。

「今日決めていただければ」と背中を押す。

それでも反応が変わらなければ、

「分かりました。それでは、ご検討ください」

そう言って商談を終える。

営業を始めたばかりの人ほど、断られた瞬間に「何とかしなければ」と焦ってしまいます。

けれど、40年間営業の現場に立ち、累計100億円を超える商品を販売してきた私が、最初にお伝えしたいことがあります。

営業で本当に怖いのは、断られることではありません。

お客様がなぜ断ったのかを確認しないまま、商談を終わらせてしまうことです。



「いーちゃん。営業初心者だった頃、断られたらどうしていたの?」

クロちゃんに聞かれ、私は昔の自分を思い出した。

「商品の良さが伝わっていないと思って、もう一度説明していたよ」

「それで、お客様は納得してくれた?」

「いや。説明すればするほど、表情が固くなることもあった」

当時の私は、売れない原因は商品説明が足りないからだと思っていました。

だからカタログを何度も読み、商品の性能、耐久性、工事内容、保証制度、価格の根拠を必死に覚えました。

お客様から「高い」と言われれば、長く使えばお得だと説明する。

「検討したい」と言われれば、今決めるメリットを伝える。

「家族に相談したい」と言われれば、家族を説得するための材料を並べる。

私は一生懸命でした。

しかし、そこには大きな間違いがありました。

私は、お客様が本当に知りたいことを確認せず、自分が伝えたいことだけを話していたのです。



1.「検討します」は、商談終了の合図とは限らない

「少し検討します」

この言葉を聞くと、多くの営業担当者は、

「断られた」

「商品を気に入ってもらえなかった」

「買うつもりがない」

と考えます。

しかし、本当にそうでしょうか。

お客様の「検討します」には、さまざまな意味があります。

価格が予算に合うか考えたい。

ほかの商品との違いが分からない。

家族が反対しないか心配。

工事後に後悔したくない。

営業担当者をまだ信頼しきれていない。

今決めるべきなのか判断できない。

同じ「検討します」という言葉でも、その奥にある理由は一人ひとり違います。

それなのに営業側が勝手に、

「金額が高かったのだろう」

と決めつけて値引きをしたら、どうなるでしょうか。

本当の不安が商品の効果にあるなら、値引きしても解決しません。

家族への説明方法で悩んでいるなら、価格を下げても決められません。

営業担当者への信頼が足りないなら、商品の性能を説明しても心は動きません。

お客様の断りに対して、すぐに答えを出そうとする必要はないのです。

まず必要なのは、

「何がまだ確認できていないのか」

を教えてもらうことです。



「クロちゃん。つまり、断りを切り返してはいけないということ?」

「切り返そうとすると、いーちゃんの言葉とお客様の言葉がぶつかってしまうの」

「じゃあ、どうすればいい?」

「断りを“確認”に戻すの」

お客様の言葉を否定しない。

無理に説得しない。

すぐに商品説明へ戻らない。

まず受け止めて、その言葉の意味を一緒に整理する。

営業初心者が覚えるべき、たった一つの「断られ方」とは、

断りを商談終了の合図にせず、確認を始める合図として受け取ることです。

断られない営業を目指す必要はありません。

断られたときに、落ち着いて確認できる営業を目指せばいいのです。

断られた瞬間に、言葉が止まってしまう方へ

今回の記事では、営業初心者が最初に覚えたい、

断りを「切り返す」のではなく、「確認」に戻す

という基本をお伝えしました。

まずは、今日ご紹介した質問を一度使ってみてください。

「私の説明不足を確認したいのですが、どの部分が一番気になっていますか?」

この質問によって、お客様の「検討します」の奥にある、本当の理由が見えてくるかもしれません。

ただ、実際の商談では、

* 「ちょっと高いですね」
* 「家族に相談します」
* 「他社も見てから決めます」
* 「今は必要ありません」
* 「予算がありません」

など、さまざまな断りが出てきます。

すべての断りに、同じ言葉で対応することはできません。

そこで、私が40年間の営業現場で身につけた「断り文句ごとの考え方」と「会話の順番」を、実践用PDFにまとめました。

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   営業の神様 猛虎
mooko|Angel of Success

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