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半裸


のぞみんさんの企画、参加させていただきます。
のぞみんさん、ありがとうございます😊


大学受験のため東京のホテルに泊まっていた。南国出身の私は、寒さと人の多さに嫌気が差していた。

夜、ホテルの部屋で、音楽をかけながら、運動を始めた。運動しているとだんだん調子が良くなってきて気分も上がってきた。

私はTシャツを脱ぎ上半身は裸で、下はバスケのユニホーム、裸足だった。

気分よく運動していると、何故か音楽の音の大きさが気になりだした。他のお客さんに迷惑になってるかも…

一度、気になりだすと、もう止まらない。私は、細かいことを気にするタイプだ。確かめることにした。

大丈夫だった。廊下に音は全く漏れていなかった。このホテルは防音がしっかりしているようだ。いいホテルだ。

でも…大丈夫ではなかった。部屋はオートロックだった。

さらに…大丈夫ではなかった。私は半裸だった。

廊下は薄暗く、静かで物音ひとつせず、とても寒かった。

心細かったが、パニックにはならなかった。逆に妙に頭の中がクリアになり、感覚が研ぎ澄まされたような意識状態になった。

私は半裸のまま、自分の部屋のある階の全ての部屋が見渡せる場所に移動した。そして各部屋のドアを見つめていた。

どういうわけか、私の部屋から右に2つ隣の部屋に吸い込まれるように近づいて行った。タロットカードやオラクルカードを1枚引くように、その部屋を選んでいた。

びっくりしたのだか…気がつくと私はその部屋をノックしていた。

もっとびっくりしたのだが…私のことを待っていたかのようなタイミングで瞬時に、白人の外国人の方がドアを開けて、私を見て、部屋の中に戻りホテルのバスローブを笑顔で持ってきてくれた。

その間、10秒も経っていなかったと思う。

まるで、日本旅行のホテル宿泊中、部屋の外に半裸の日本人男性が立っていた場合のプロトコルでもあるんじゃないかと思うほどの素早い対応だった。

私は、その白人男性に助けられた。

今でも半裸状態の自分を思い出すと、動物的な本能を感じていたように思う。それ以降の人生で感じたことはない。

もしかしたら、人間の絶対絶命の状況は動物としての本能を思い出すスイッチなのかもしれない…

って…無理矢理カッコ良くまとめたけど、そんなわけない。書いてるだけで顔が紅潮して、体が熱くなっている。

あ〜恥ずかしい…死ぬほど恥ずかしい…誰か助けてくれ…

神様、この記憶を私から全て取り去ってください。

私の魂に平安を..............................…



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