承認欲求を手放すことが幸せの秘訣😊
人間社会というのは、能力の差によって貧富の差が生まれるのは当然のことだと思います。
そのため、学生時代から自分が何が得意なのか、何をやりたいのかを試行錯誤します。
一般的には一流大学に入れば大手企業に入れて、平均年収よりはるかに高い給料が貰えるから、それが望ましいし、苦労も少ないと思われています。
しかし、そう思うのは、能力的に普通の人が、給料の差だけに目を向けていて、彼らの仕事上の内情を全く把握していないからだと思います。
私は、日本の企業の給料は、上手く計算されて、平等に支払われていると思います。と言っても、生活するための十分な給料とは言えません。
私が言う平等とは、その仕事の難易度や精神的、体力的な消耗の度合いによって、ある程度、不満が無いように計算されているということです。
何故、不満が少なくなったかは、長い年月で、労働者が『この仕事でこの給料は安すぎる』という声が各業界で出て、労働組合での労使交渉や業界での相場が明確になったからです。
例えば、病院の先生が給料が高いのは、医学部に入るために学習に費やした時間と、医学部の授業料が一般大学よりはるかに高いから、それを回収するためと、本来なら死んだ可能性がある患者の命を救うためだと思います。
一流企業のサラリーマンでも、一流企業に入るために、相当な時間を勉学に費やして得た知識を糧として、高収入を得ています。それに、能力が高い者同士の中でも、熾烈な競争が起こり、上下の差が生まれます。
人間社会は社会学的には『働きアリの法則』で成り立っているそうです。
2、6、2の法則です。よくできる人が2割、普通の人が6割、できない人が2割の割合です。
この法則は、どのような場所でも生きていて、どの職場でもそのようになっているそうです。
仮に、みんなが猛勉強をして一流大学に入ったとしたら社会が回らなくなるでしょう。
誰がラーメンをつくるのか、誰がゴミ回収の仕事をするのか、誰がトラックに乗るのかなどで喧嘩になることが容易に想像できます。
そういう意味では、能力の差というのは、社会を円滑に回すための調整作用に思われます。
しかし、人間が心を悩ます大元がこの能力の差です。人と比べて自分が劣っていることを自覚することで虚無感を抱きます。
でも、逆に能力の差を意識しなくなったり、手放したとしたらどうでしょうか?
他者に認めてもらいたいという承認欲求は誰しもあります。何故なら、それがモチベーションになり、これからやろうとすることに気合いが入るからです。
しかし、承認欲求ばかりを意識していると、人と比べることばかりに集中してしまい、本来自分がやりたいことを見うしなってしまいます。
とはいえ、社会が競争を常としているから難しいところではあります。会社は利益を上げなければ、人件費を払えなくなり潰れてしまいます。
だから、会社が要求する仕事だけをこなして、それ以上に頑張る働き方は、現代ではあまり意味がないように思うのです。
それよりも、プライベートでの過ごし方が、現代人には重要だと思います。
生活のためにする仕事の時間が、人生の大半を占める中で、わずかなプライベートな時間は、心と体を充電するために貴重です。
私たちは、数に限りがある物に価値を感じます。時間も物と同じです。ひいては時間はお金と同列です。
お金は人生を豊かにするための物です。
時間も人生を豊かにするための物です。
時間がなくてはお金は使えません。ところが、お金がなくても時間を使うことはできます。
物価高で余裕なお金が減った昨今において、時間の使い方は重要だと考えます。
日本はまだ諸外国と比べれば、貧富の差が少ないと言われています。1部の富裕層をのぞけば、どの家庭も似たような経済状態だと思います。
どんなに立派な家に住もうが、どんなにかっこいい車に乗ろうが、一般人の場合は、虚栄心を最大限に発揮しているだけであって、家計の内情は火の車という家庭も多いと思います。
しかし、それは個人の価値観であって、どこにどのようにお金を使うかは、自由です。
ただ、虚栄心は、承認欲求の根っこのようなものです。見栄をはることは、他者を意識していて、自分という人間を理解してもらいたいという欲求の表れです。
私も以前は承認欲求の塊のような人間でした。若い頃は特にみんなそうだとは思いますが、見栄や虚勢をはらなければ、心を正常に保てませんでした。
車の運転がいい例です。他者よりも、速く走ることや、あおり運転で威嚇して自分を大きく見せたがったりします。
しかし、そうしたからといって、その場での自己満足だけであって、得をすることは何もありません。いや、逆に事故の可能性を高めるから損をします。
人生で大事なことは、楽しむことだと思います。資本主義社会においては、他者と比べられることを余儀なくされますが、それでも、ある程度社会の慣わしに身を委ねながらでも、自分のオリジナリティーを探すことが大事だと思います。
多数派を占める考えが、正しいとは限りません。世界の革命を見ても、変革はマイノリティから始まっています。
自分に正直になって、何をやりたいのかを探して、他者に影響をうけない生き方ができれば、人生は楽しくなると思います。
