ゴルフルール改正で変わった!プロが教えるリリーフエリアの測り方と活用法
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「え?そんなルールになってたの?」知らないと損する2019年ゴルフルール改正のリリーフエリア完全ガイド
「あれ?前はこうじゃなかったよね?」
ゴルフコースでこんな経験はありませんか?球がペナルティエリアに入ってしまった時や、アンプレヤブルになった時の救済方法が、なんだか以前と違う気がする…。
実は2019年、ゴルフのルールは70年ぶりの大改正が行われました。その中でも最も重要な変更点の一つが「リリーフエリア」の導入です。
この記事では、プロのインストラクターの視点から、リリーフエリアの正しい測り方と、それを上手に活用するテクニックを解説します。このルールを知らないままプレーしていると、不要なペナルティを受けたり、有利な状況を逃したりする可能性があります。
ルールブックを読んでも「なんだかよくわからない…」と感じるゴルファーのために、実践的な視点でリリーフエリアの全てを解説します。
リリーフエリアとは?2019年ルール改正で何が変わったのか
リリーフエリアとは、ゴルフコース上でプレーヤーがボールをドロップできる救済エリアのことです。OBやペナルティエリア、プレー禁止区域など、プレーが困難な状況に陥った際に、プレーヤーが救済を受けられる特定の区域を指します。
2019年以前は、状況によって様々な救済方法があり、「2クラブレングス以内」や「ニアレストポイント」など、場面ごとに異なるルールが適用されていました。これがゴルフ初心者にとって大きな壁となっていたのです。
しかし2019年のルール改正により、多くの救済シチュエーションで「リリーフエリア」という統一的な概念が導入されました。これにより、救済を受ける際のルールが大幅に簡素化され、初心者でも理解しやすくなりました。

リリーフエリアの基本概念:基点とクラブレングス
リリーフエリアを理解する上で最も重要なのが「基点」と「クラブレングス」という2つの概念です。
基点(リファレンスポイント)とは、リリーフエリアを測り始める起点となる場所です。これは状況によって異なりますが、主に以下のようなケースがあります:
球が最後に境界を横切った地点(ペナルティエリアの場合)
元の球があった地点(アンプレヤブルの場合)
プレーヤーがスタンスを取ろうとしていた地点(異常なコース状態からの救済の場合)
クラブレングスは、リリーフエリアの大きさを決める単位です。重要なのは、測定には「パターを除く最も長いクラブ」を使用するということです。多くのゴルファーはドライバーを使用することになるでしょう。
実は多くのゴルファーが間違えているのですが、クラブレングスを測る際は「クラブを振り回す」のではなく、クラブを地面に平行に置いて測ります。この小さな違いが、実際のプレーでは大きな差を生むことがあるのです。
シチュエーション別:リリーフエリアの正しい測り方
では、実際のプレーでよく遭遇する状況別に、リリーフエリアの正しい測り方を見ていきましょう。
ケース1:ペナルティエリア(旧ウォーターハザード)からの救済
ボールがペナルティエリアに入ってしまった場合、以下の手順でリリーフエリアを決定します:
ボールが最後にペナルティエリアの境界を横切った地点を特定する(これが基点となります)
その基点からホールまでの直線を想定する
その直線上で、ホールから離れる方向に好きなだけ後方に下がることができる
選んだ地点から1クラブレングス以内の範囲がリリーフエリアとなる
注目すべきは、2019年のルール改正前は「2クラブレングス以内」だった救済範囲が「1クラブレングス以内」に変更された点です。しかし、後方線上救済では距離制限なく後方に下がれるようになったため、実質的には選択肢が広がったと言えます。
ケース2:アンプレヤブル宣言時の救済
木の根元や岩の間など、ボールが打てない場所に入ってしまった場合、プレーヤーは「アンプレヤブル」を宣言して救済を受けることができます。この場合のリリーフエリアは以下のいずれかの方法で決定します:
ストロークと距離の救済:前回のショットを打った場所から再びプレーする(1打罰)
後方線上の救済:ボールの位置とホールを結ぶ直線上で、ホールから遠ざかる方向に好きなだけ後方に下がり、そこから1クラブレングス以内の範囲でドロップする(1打罰)
側方救済:ボールの位置から2クラブレングス以内で、ホールに近づかない範囲でドロップする(1打罰)
ここで注目したいのは、側方救済の場合は「2クラブレングス以内」という旧ルールの考え方が残っている点です。状況によって使い分けることで、より有利なポジションを確保できます。

ケース3:異常なコース状態からの救済
修理地、一時的な水たまり、動かせない障害物などの「異常なコース状態」からの救済では、次のようにリリーフエリアを決定します:
完全な救済が得られる最も近いポイント(ニアレストポイント)を特定する
そのポイントから1クラブレングス以内の範囲がリリーフエリアとなる
ここで多くのゴルファーが間違えるのが「最も近いポイント」の見つけ方です。これは単に異常なコース状態の端から最も近い場所ではなく、「スタンスやスイングの障害がなくなる最も近い場所」を意味します。
例えば、右利きのゴルファーが水たまりの右側にボールがある場合、最も近い救済ポイントは水たまりの左側になることもあります。これは、スイングの弧を考慮するためです。
リリーフエリアでのドロップ:正しい手順と知っておくべき注意点
リリーフエリアが決まったら、次はボールをドロップする手順です。ここでも2019年のルール改正で大きな変更がありました。
ドロップの正しい高さ:膝の高さから
旧ルールでは肩の高さからドロップしていましたが、新ルールでは膝の高さ(立った状態での膝の高さ)からドロップします。この変更により、ボールが転がる距離が短くなり、意図した場所の近くに止まりやすくなりました。
正確には「プレーヤーが直立したときの膝の高さ」とされており、かがんだ状態での膝の高さではないことに注意が必要です。
ドロップ後のボールの位置
ドロップしたボールは、必ずリリーフエリア内に止まる必要があります。以下のケースでは再ドロップが必要です:
ボールがリリーフエリア外に止まった場合
ボールが元の位置よりもホールに近い位置に止まった場合
ボールが別の種類の障害(バンカーやペナルティエリア)に入った場合
2回再ドロップしても上記の条件を満たさない場合は、最後にボールが地面に触れた場所にボールをプレースします。
「え?そんなに細かいルールまで覚えられない!」と思われるかもしれませんが、実はこの「再ドロップ→プレース」のルールこそ、多くのアマチュアゴルファーが知らずに損をしているポイントなのです。
プロも実践!リリーフエリアを最大限活用するテクニック
ここからは、プロゴルファーやローハンディキャッパーが実践している、リリーフエリアを最大限に活用するテクニックをご紹介します。
テクニック1:基点の選択で有利なポジションを作る
特にペナルティエリアからの救済では、ボールが境界を横切った「正確な地点」を特定するのは難しいことがあります。この曖昧さを利用して、できるだけ有利な基点を選ぶことができます。
例えば、ボールが斜めに水に入った場合、境界線上の少し右よりか左よりかで、その後のショットの難易度が大きく変わることがあります。もちろん、あまりにも不自然な地点を選ぶとルール違反になりますが、合理的な範囲内での「戦略的な基点選び」は許容されています。
テクニック2:クラブレングスを最大限に活用する
リリーフエリアを測る際は、使用するクラブの長さが重要です。多くのゴルファーはドライバーを使いますが、実はフェアウェイウッドやユーティリティの方が長いケースもあります。自分のバッグの中で最も長いクラブ(パター除く)を把握しておきましょう。
また、クラブを地面に平行に置いて測る際、クラブヘッドの先端からグリップエンドまでの全長を使用できます。この数センチの差が、木の根や岩を避けられるかどうかの分かれ目になることもあります。
テクニック3:状況に応じた救済方法の選択
アンプレヤブル宣言時には3つの救済方法がありますが、どれを選ぶかで次のショットの難易度が大きく変わります。
例えば、ティーショットが林の中に入ってしまった場合:
コース形状によっては「後方線上の救済」を選び、十分に後方に下がることで、フェアウェイからの打ちやすい位置に移動できることがあります
OBに近い場所では「側方救済」(2クラブレングス)の方が有利なケースも
状況を冷静に分析し、次のショットのことまで考えた救済方法を選びましょう。
よくある間違いとペナルティを避けるためのチェックポイント
最後に、リリーフエリアに関してよくある間違いと、ペナルティを避けるためのチェックポイントをまとめます。
間違い1:リリーフエリア外にドロップしてしまう
リリーフエリアを正確に測っていないと、知らず知らずのうちにエリア外にドロップしてしまうことがあります。特に傾斜地では、ドロップ後にボールが転がってエリア外に出やすいので注意が必要です。
ドロップ前に、リリーフエリアの境界をティーや小枝などでマークしておくと安心です。
間違い2:基点の選択ミス
特に初心者に多いのが、基点(リファレンスポイント)の選択ミスです。例えば:
ペナルティエリアでは「ボールが最後に境界を横切った地点」が基点ですが、「ボールが見つかった場所」と勘違いしている人が多い
異常なコース状態からの救済では「ニアレストポイント」が基点ですが、これを適当に決めてしまう
基点を間違えると、その後の全てのプロセスが無効になり、2打罰が科されることもあります。
間違い3:ドロップの高さを間違える
2019年のルール改正で「肩の高さ」から「膝の高さ」に変更されましたが、まだ旧ルールでドロップしている人を見かけます。正しくは「直立した状態での膝の高さ」からドロップします。
高さを間違えても直ちにペナルティにはなりませんが、正しく再ドロップしないと2打罰となります。

まとめ:リリーフエリアのルールを味方につけてスコアアップ!
2019年のゴルフルール改正で導入された「リリーフエリア」は、一見複雑に思えますが、理解すれば非常に合理的なルールです。正しく活用することで、ピンチをチャンスに変えることも可能です。
リリーフエリアの重要ポイントをおさらいしましょう:
基点(リファレンスポイント)とクラブレングスでリリーフエリアを決定する
パターを除く最も長いクラブを使って測定する
膝の高さからドロップし、ボールはリリーフエリア内に止まる必要がある
状況に応じて最も有利な救済方法を選択する
ルールブックを読むだけでは理解しづらいリリーフエリアですが、実際のコースで意識して使ってみると、その便利さを実感できるはずです。次回のラウンドでは、ぜひこの知識を活かしてスコアアップを目指してください!
「でも、実際のプレー中にすべてを覚えておくのは難しい…」そう思われた方は、コンパクトなルールブックやスマホアプリを活用するのもおすすめです。また、迷った時は同伴プレーヤーに相談することも大切です。
リリーフエリアのルールを正しく理解して、より公平で楽しいゴルフライフを送りましょう!
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