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来襲の運勢 #毎週ショートショートnote

「ねぇ、これで三社めよ、お守り。神様に失礼じゃない?」妻が訊く。
「大丈夫。神様は喧嘩しない」
「でも三つも」
「一つは家で、二つ目は外出中。三つ目は来週に備えて。ねぇおみくじもひいていこうよ」

ひいた籤は中吉。
「あ、願い事、近く叶うだって」
「やったね。これで安心」
「待ち人、来る。これは?」

その時、小さな男の子が臨月の妻に近づいてにこり。
「ねぇ、お腹さわってもいい?」
「え?? いいよ、やさしくね」
男の子がそうっと掌をあてる。そして目を閉じて言った。
「僕のお嫁さんになってね」

「え?君?なんで?この子、女の子?」
 男の子は笑って走り戻り、その先にはお母さんらしき人が丁寧なお辞儀をした。男の子が大きく手を振る。

「ね、この子、女の子なんだ。あの子が将来、結婚の挨拶にきたらどうする?」
「はは、びっくりだよ」
僕は優しく妻のお腹に触る。「そんなに急ぐなよな」

「あああ、きた!」
「な、何?」
「痛た、病院、早く!」
「え、待ち人?えっ!」


 完410文字


 たらはかにさんの毎週ショートショートの企画、今週のお題「来襲の運勢」に参加させて頂きました。

 そう言えば去年のおみくじは大凶でした。その通りの一年でした。まさに来襲された感じです。今年はひいてないので何が来襲するのかわかりません。どうせ来襲されるなら可愛いねーちゃんがしてくれんかなあ…… ケケケ


 復帰後より書き始めた作品「The catcher on the riversaide」完結しました。お暇時間あるときに読んでみてください。考えるところありまして一定期間後、この作品は削除します。改めてフィクションとして生まれ変わらせるためです。戴いた応援コメントはコピーして、元原稿と一緒に大切に保管します。新しい作品をスタートさせたのちに削除しますので夏くらいまでに読んでいただけると嬉しいです。

こちらは再開。超抱腹絶倒ジジィヒーローシリーズ。

 

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