紫陽花男子 #毎週ショートショートnote
埋めたのは私です。
イイ人でした。けどあの女が現れてめちゃくちゃに。
そうです。だから埋めたんです。
何でわかったんです?
ああ、あそこだけ紫陽花が赤かったから。
気が付くでしょうね。疑っていれば。
でも刑事さん間違ってます。
埋めたから赤じゃありません。
去年もその前の年も赤でした。うちのアルバムに写真もあります。
ずっと赤なんですよ。
それにね、埋めたら赤じゃなくて青か紫が普通ですよ。
嘘だと思うなら向かいの青の下を掘ってみてください。
あ、そうそう。紫陽花男子って言葉知ってます?
え、浮気性の男のことって?
まあ、それも当たってはいますけどね。
紫陽花の花と言ってるのは花びらじゃなくてガクなんですよ。知ってます?
ホントを見せないで綺麗に取り繕って。
雨に雰囲気醸し出して。
男のくせに清楚感もあったり。
そのくせあの女を抱いたあとに私を抱いたんですよ。
だから手折ってやったんですよ。
私は紫陽花なんか大嫌いですよ。
ただあの人が好きだというから。
完410文字
たらはかにさんの毎週ショートショートの企画、今週のお題「紫陽花男子」に参加させていただきました。
たらはさんが上記の毎ショ記事で「紫陽花よく見ると怖くなってくる」という理由を考察してみました。410文字には出来そうになかったので作品にはしませんでしたが、記事のネタにはなるかもしれません。書きたい方がいればご自由に話を盛ってみてください。
雰囲気や情緒的な観点
①梅雨時の、じめ~~とした空気がそもそも嫌いだから、その中でモノ言わぬように咲いているあの感じが不気味。
②色が薄めで青系が多い。赤もあるけど淡い色調。派手さがないのが陰気。
見た目
③小さい花が集まったように見える。実はたらはさんは細々と密集しているものが怖い。
思い出
④なんか知らんけど紫陽花が絡むいやな思いでがある。
⑤幼少期に観た怖ーい映画やテレビドラマに紫陽花が映ってた。
というようなことが思い浮かぶのですが、これはあくまでも想像ですし本当のところはワカリマセン。
ただ、私は兵庫県神戸市民です。じつは紫陽花は神戸市の市民花です。
今、大阪万博が開催中ですけど、前の大阪万博の年1970年に市民アンケートにより決定された歴史ある市民の花です。ですからたらはさんの恐怖心も取り除けたらと思い、いい天気の本日(6/17)写真を撮ってみました。
写真の技術もなんもないので綺麗な写真ではないのはご了承ください。

この壁画は高村光太郎の妻、高村智恵子の絵をタイル壁画としてデザインされたものです。昔はもう少し鮮やかでしたけどだいぶ色も褪せてきました。
神戸文化ホールはコンサートや演劇、落語、などを観に行ってました。今年いっぱいは文化ホール50周年記念の催しが続きます。私の今の家からは徒歩10分圏内ですが、2027年以降に市の中心部である三ノ宮方面に移転する計画だそうです。だいぶ建物が老朽化しているので仕方ありませんが、残念です。




六甲山系に自生する紫陽花は歴史的にも古く今も森林植物園には数万単位の紫陽花が咲き誇ります。さすがに森林植物園へは散歩がてらとはいきませんのでこちらで雰囲気だけでも。
たらはさん、いかがでしょう? え、よけいに怖くなった?
別にいいですよ。私はあなたの毎週毎週の企みのほうがよっぽど怖いわ!!
