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重いで相続税#毎週ショートショートnote【思い出相続税】
「まあ家だけでも母さんに残してくれたからな」
父の四十九日を終えたマモルは母の肩に手をやった。
「でも相続税とかもあるんじゃないの」
母は首をふる。
「心配ないよ。母さんが相続するならほぼゼロだろ」
「ほんと?これからも大変だからね」
そう言って少し笑った。
「親父も苦労させっぱなしだったもんな。母さんに」
「ううん、いい思い出も多かったよ」
遺影の父を母は懐かしんで見、りんをチンと一度鳴らし手を合わせた。
「パパには私が払わなきゃ」
「払うって何を?」
「相続税。思い出の」
マモルは母の背中越しに見える笑っている父に少し嫉妬した。
母さんを困らしてたじゃないか。でも愛されてたんだ。
チンチンチンと今度は三度鳴らした。
「母さん遊んじゃダメだよ」
「ううん、沢山だもの、この音が私の相続税」
チーン、チーンチンチンチンチンチン……
「母さん!なにやってるんだよ!」
マモルは母の憎悪にみちた眼差しで叩くりんのビートに「浮気だ」と思った。これは高くつく。
本文410文字 字下げ空白除く
皆様、お久しぶりでございます。お元気でおすごしでしょうか。
私はなんとか過ごしております。
世間は目まぐるしく大変でございますが、ここnoteはどうでしょうか?
久しぶりに体調が良くnoteを開いてみると皆さまの記事が溢れており安心しております。早くこの輪に戻りたいなと思いながら一つ書いてみました。
テイストは以前のままなので良かったです。
