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ハッピーライティングマラソン#51『あなたを色で表すと何色ですか?その理由は?』

今のわたしを色で表すと、スモーキーな銀色です。
いぶし銀の親戚みたいな色。

なぜスモーキーな色合いかというと、
黒子のような立ち位置が、
ここしばらくのわたしにはしっくりくるからです。

長男の結婚式の打ち合わせ、両家の顔合わせ。
この半年ほど、前に出るというより、後ろから支える立場が続いています。

先日両家顔合わせがあり、長男のパートナーのご両親にお会いしました。

我が家は、長男がすでに入籍していて

「あー、よかった。
あんな気難しい息子に、
ずっとうちにいられたら、
私たちの老後が大変すぎるわ」

というスタンスでした。

実家から自立して、結婚までしてくれて、
めでたし、めでたし、でございます。(笑)

一方、先方のご両親は、すでにご兄弟の結婚式も経験済み。
0歳のお孫さんもいらっしゃいます。

お父様は、息子さんの結婚式で祝辞を言うとき、
頭が真っ白になって、言葉につまってしまったそうです。

仕事柄、
人前で話すのはもっとも得意なはずなのに
涙腺が崩壊。
周囲があわてふためいたそうです。

その情景が、なんとなく目に浮かびます。

両家顔合わせでは中華料理をいただいたのですが、
途中でお父様が二回ほど席を外されました。

おそらく、お手洗いで大号泣されていたのでしょう。

私が、
「お父様、大丈夫でしょうか?」
と聞くと、

お嫁さんが、
「鬼の目にも涙です。ご心配なく」
と、さらり。

その言葉に、なんだか胸があたたかくなりました。

お食事の終盤、お嫁さんのお父様が言いました。

「うちの娘、気が強いです」

すかさず私、
「気が強いのは、いいことだと思います」


「……」

コメントなし。
いや、できないだけかもしれません。(笑)

本当は私は、
「お父さん、大丈夫ですよ。私の方が多分もっと気が強いですから」
と言いたかったのですが、やめておきました。

息子は私に育てられたので、
大抵の気の強さは、問題なくいけると思います。

そして、個性派の息子と結婚してくれるお嬢さんがいらしたなら、
どの方でも、私が合わせようと心に決めていました。


うちの子どもが小さい頃、こんな話を聞いたことがあります。

授かった子どもは、大人になって、
本来の家に戻り、本当の家族と出会う。

それまでは、子どもを借りていて、
育てさせてもらっているだけなのだ、と。

あの話は、こういう日のためにあったのかもしれません。

親は主役ではない。
でも、いなくていいわけでもない。

前に出すぎず、後ろに引きすぎず、
やわらかな銀色のように、そこにいる。

今のわたしは、スモーキーな銀色。

派手ではないけれど、
とてもいい色だと思います。

#ハッピーライテイングマラソン
#本田健

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