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ニューヨークの国連本部を見学して感じたこと

 夏にニューヨークの国連本部を見学した。これまで、国連本部というとニュースでよく目にする総会や安全保障理事会などの会議場の印象しかなかった。訪れてみると、意外にも日本と関係する展示物などがあり印象に残った。

 何となくまとめるタイミングを逃してしまっていたが、10月24日は国連の発足から80年という節目らしい。これを機に撮影した写真を中心に振り返り、感じたことを記録したい。


ニューヨークの国連本部の外観



【写真】見学のようす


 見学をするため、事前に国連職員によるガイドツアーに申し込んでおいた。不定期だが日本人の職員によるツアーも開催されており、私はそれに参加した。夏休み中だったこともあってか、家族連れが多かったと記憶している。


アメリカにあるが、アメリカではない

国連本部の入り口
入り口横にある有名な像「結ばれた銃(Knotted Gun)」
ドアの取っ手には英語とフランス語が併記されている。アメリカにあるが、アメリカではない場所だということを感じさせられる
建物に入ってすぐは吹き抜けになっている


国連本部にある“日本”

日本語ツアーはここからスタートした。日本から寄贈された平和の鐘。鐘は平和を願う各国の人たちからコインを集めて作られたらしい
総会会議場のすぐ外には長崎の原爆投下時、浦上天主堂にあった聖アグネス像が展示されている
石像の背面は熱線によって黒く焼けた跡が残り、被害の悲惨さを今に伝える
長崎を訪れた際に撮影した浦上天主堂(2024年7月)


平和に関する展示は他にも

平和維持活動に関する展示
地雷除去に関する展示


いろいろな会議場

総会会議場
安全保障理事会会議場
ノルウェーのアーティストがデザインしたという安保理会議場の壁紙
経済社会理事会会議場
信託統治理事会会議場


美しい中庭

建物内から見た中庭。特徴的な様式のクライスラービルも見える


国連本部の治安を守る“立役者”🐶

各国から要人が集う国連本部。舞台裏では爆発物探知犬が活躍している
中庭で職員がリードを外すと、2匹が走り回ってじゃれあっていた。トレーニング?それともストレス解消?


終わりに


 国連本部の敷地のすぐ外では、集まった人たちが「フリーガザ!」と叫んでいた。国連は国際平和の維持などを目的に発足されたが、80年がたってもそれは道半ばである。

 国連の在り方についてはいろいろと議論があるが、関連の機関を含めて役割は幅広い。保健、文化、食糧―。自分の生活とは関係がないと思っていても、知らず知らずのうちに市井の私たちの暮らしにつながっている。今回の見学で改めてそのことを考えさせられた。

 第3回総会で採択された「世界人権宣言」にはこう示されている。「人間は、理性と良心とを授けられており、互いに同胞の精神をもって行動しなければならない」。

 世界情勢は混迷を極めているが、私は世界中の人が暮らしやすくなれば、私も暮らしやすくなると思っている。理想を言うのは簡単で、実現は難しい。しかし理想を大切にしなければ、自らをますます苦しめることになる気がする。


国連切手を貼ったポストカードを国連の郵便局から自宅宛てに送付。無事に届いた




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