【エスコン6】スカイキッド隊のミラージュ2000-5を作ってみた ~ 1/72 ハセガワ(イタレリ) 製作記録
今回は『エースコンバット6』に登場するエメリア国防空軍・スカイキッド隊仕様のミラージュ2000-5(1/72スケール)のプラモデル製作記録だ。ハセガワのアイドルマスターコラボキット(中身はイタレリ製)をベースに、架空機として仕上げていく工程を紹介する。
というのも、エースコンバットシリーズのキットを漁っていたところこんなのを見つけてしまった。

エースコンバット6でアイドルマスターとのコラボレーションということで、アイドルマスターのキャラクターマーキングの機体(痛車ならぬ"痛機")が使えるという謎のキャンペーンをやっていた。
私はアイドルマスターをプレイしたこともないし、正直知らないと言っても差支えがない程度の知識だ。
ただ、まあレアなフランス機がハセガワから販売されているのだから…とポチってみた。
届いてみたら、中身はイタレリ製だった…ハセガワ謹製キットでも四苦八苦しているのに海外製キットで大丈夫なのかと一抹の不安を覚えながらも、組んでみることに。

とはいえ、アイドルマスターマーキングでは作らない。
エースコンバット6 スカイキッド
正式名称はエメリア国防空軍北部防空軍第3航空軍第4飛行隊。
4機のミラージュ2000-5で編成されている部隊で、隊長はスティーブン・マッカーシーが務め、僚機はブルーマックスやレッドバロン他1名。
隊長機のコールサインがスカイキッドであるため、スカイキッド隊と呼ばれる。
スカイキッド隊はエメリア北部の地方基地を拠点としており、エメリア・エストバキア戦争の開戦直後のグレースメリア奇襲時にはその場にいなかったため無傷だったが、本土がエストバキア軍に蹂躙される中、西部諸都市防衛に参加し、本土残存部隊としてシルワートタウンで籠城戦に参加。ケセド島から反攻してきたエメリア軍本隊と合流し、以降本隊として反攻作戦に参加する。
ミラージュ2000-5
概要
ミラージュ2000-5は、フランスのダッソー社が開発したミラージュ2000シリーズの近代化改修型で、第4世代マルチロール戦闘機として1990年代に登場した。
従来型ミラージュ2000の老朽化に対応するため、アビオニクス・レーダー・兵装運用能力が大幅に強化されたモデルである。
無尾翼デルタ翼の単発戦闘機であり、デルタ翼はフランス・ダッソー社のお家芸とも言える。
【プラモデル制作編】1/72 ミラージュ2000-5の組み立て
早速制作に取り掛かる。

機体全体が縦に二分割というパーツ割りで、そこにデルタ翼を取り付けるような作りになっている。
イタレリ社のキットはモールドの彫りが甘いなんてよく聞くが、彫りの深さはハセガワのキットよりは深い一方で、彫り自体の幅が広いので大味な印象を受ける。なるほど、甘いってのはそういうことか…
だが気にしない!実在の部隊じゃないからどうせわかりっこないのだ(笑)
キットの素材はハセガワ純正品とは明らかに質感が違う。粘度が高いというのか粘り剛性がハセガワのものより高い気がする。パーツを切断するようなシーンでは気をつけないとグニャって曲がりそう。
ともあれ、とにかく海外キットだ。日本製と違って剥離剤が心配なので食器洗い洗剤で全体を洗う。

ここまでで下準備は完了だ。
コクピット制作
このキットも例に漏れず、ジェット戦闘機のモデルのセオリー通りコクピットから作る事になっている。
まずは、射出シートやら計器盤やらいつものコクピットのパーツを組んで、サーフェイサーで下塗りし、コクピット内装指定色で塗装をしていく。

機体側の内部も、コクピット内装指定色で塗装する。

機首には錘を入れろとあるので素直に入れる。
釣り用の錘シートが割りと役に立つ。

別途塗装と組み立てを終わらせておいたコクピットのバスタブユニットを機体に取り付ける。

縦に左右分割された機体を接合しコクピットを挟み込めば完成。
意外に合わせ目処理は最小限で済んだ。イタリア製だからって工作精度をそこまで怖がることもなかったか…(ドゥカティはよく故障するけどね)

機体の組み立て・エアインテークの処理
コクピットを組み上げる工程で分割された機体は一体となった。
だが、まだエアインテークやら主翼やらをつける必要があるので、取説の順番に従い、まずはエアインテークを取り付けることに。

ミラージュ2000のエアインテークには、わかりやすくショックコーンがついている。
ミグ21とか、F-104とかの時代にはよくこういう目立つショックコーンがエアインテークについていたが、最近の機体ではほぼ絶滅危惧種だ。

エアインテークのパーツと機体本体の合いが大丈夫が心配だったが、特段削り等の合わせ目処理をしなくても割りとサイズが合っていた。やるねぇ、イタリア人。まあとはいえ、段差がないわけじゃないので後から微調整はしたが…ハセガワも似たようなもんだから大したことはなかった。
ところで、エアインテーク内部は白色塗装だったらしく、組む前に内部だけ先に塗るのがオススメだそうだ。
まあ、それに気づいたのが組み上がった後だから後の祭りだね。なんか、私のプラモ制作はこのパターンが多いな…事前の組み立てシミュレーションが足りないのか。
キャノピーの取り付け
キャノピーはクローズドで作るので、窓枠塗装のためのマスキングをしたら、機体に接着してしまう。
機体と別々に塗装すると僅かな色味の違いが出てしまうので、いっぺんに塗装できるように取り付けてしまう方が後々楽なのだ。
ここで、イタリア製の洗礼を受ける。
そう、微妙にキャノピーと機体のパーツの合いが悪いのだ…

この隙間は接着剤で埋めて誤魔化すこととした。
ランディングギア制作
地上姿勢で作るため、ランディングギアは必須で組まなければならないので、とりあえずタイヤは全体をタイヤブラックで塗装し、ホイール部分だけマスキングテープをくり抜くという方法を今回は試してみた。
主脚格納庫が主翼下にあるため、主翼も先に機体に接着してしまう。


フランス機は、米軍機と違ってランディングギア格納庫の内装色はホワイトではなくシルバーらしい。
ついで、ランディングギアのタイヤ・ホイールも同様にシルバーだ。




一通りシルバーになるところを塗り終わったら、主翼の背面部品を取り付けて接着する。

ランディングギア格納庫にはマスクゾルを流し込んでマスキングする。
テープをカットするより楽なんだけど、剥がすときにめんどくさい…まあエナメル溶剤である程度溶けるのだが。

細かいフィンなどの部品を取り付けて明らかに段差が目立つところなんかは削ったりなんだりして整えていく。
デルタ翼機は士の字には文字通りならないので…この場合何て言うんだ???

通称“アホ毛”ともいわれる空中給油用プローブと、機首のピトー管を取り付けたら一応形は完成だ。
本当はピトー管をエッチングパーツのもっと細いやつにしたりするとより精悍になるんだろうが、雰囲気重視だしキットのままでいく。

塗装
塗装工程に入るので、まずはいつも通り全体をグレーのサーフェイサーで下塗りして表面チェックを行う。

主翼と機体の継ぎ目の隙間、やっぱり目立ちますな…とはいえコレを埋める大工事はめんどい、その他部分のモールドのスミ入れを強くして相対的に目立たないようにすればいいかと手抜き方法ばかり考える。

まずはつや消しブラックでいつも通りシャドウ吹きだ。

これ、もっと細いエアブラシでやるとより精悍になるんだろうが、細いエアブラシって割りと高いのよね…
シャドウ吹きが終わったら、まずは機首のレドームを塗装する。

レドームをマスキングした後は、まず機体本体色をシャドウを殺さない程度に薄く塗り広げる。


迷彩パターン塗装
この後は迷彩色を塗るので、迷彩パターンに合わせてマスキングだ。
迷彩パターンのマスキングは、ひっつき虫を使うパターンや、取説の塗装見本をキットのサイズに拡大縮小コピーして、そこから型紙を作るパターンなどが王道だ。
私はどちらも面倒というかひっつき虫を買い忘れていたので、基本的な理屈は一緒だろ?と大量に在庫しているマスクゾルを手書きで迷彩パターンを描くことにした。
これぞ漢の一発フリーハンドである(あまりにも失敗したなら剥がせばよいだけだが)。


迷彩パターンはフランス空軍機の写真を参考にした。割りと緩い迷彩なので助かった…
迷彩2色目を塗装する。

航空機の迷彩って、色の狭間部分が綺麗にグラデーションになっていることが少なくて、ペンキでベタッと塗ったかのような色分けになっていることも多いので、境界線はこんな感じで良い。
こんな感じで良いのだが、流石にちょっと一部ガビガビすぎるので、ウェザリングするときに誤魔化そう…

ウェザリングと仕上げ
最後にウェザリングを行うが、いつも通りエナメルのスミ入れ塗料グレーをまずは全体に塗る。

その後、エナメル溶剤で拭き取りつつウェザリングの調整を行う。ウォッシングですな。



墨入れしたからってのもあるけど、それにしてもモールドが割りと目立ちますな。リアルさを追求したい人は一度モールドを埋めてから細くスジボリし直したほうが良いキットですな。
デカール貼り付けと仕上げ
写真を撮ったつもりだったけど、見当たらないので誤って消したと思われるが…
このキット、アイドルマスターマーキングのデカールが入っているが、基本的なコーションマークなどのデカールはそのまま使えるので、そこは利用させてもらう。
その辺を元のキットのデカールを使いつつ、国籍マークなどはガルーダ1のキットから拝借してくる。

そのうち、F-16のウィンドホバーや、F/A-18Eのアバランチ、A-10のスティングレーなんかも作ろう。
エメリア軍ミラージュ2000-5 “スカイキッド” 完成
というわけで、初イタレリ製のキット、初欧州機ですが完成です。











コクピットのキャノピー内部にマスクゾルがちょっとはみ出しちゃっているのが気になるが、コクピットを剥がすリスクと天秤にかけて「まあこのままでいいか」と諦めました。
いつものごとく、制作動画はこちら。
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基本、お金を取って読んでもらうほどのことは書いているつもりはないのですが、チップをやるからちゃんと書けという叱咤激励と受け止め、引き続き執筆していきたいと思います。