カリブ海・中米のCB無線、FRS/GMRS、PMR446、SRD制度
――島嶼・観光・災害通信から読む免許不要無線制度地図
カリブ海と中米を、CB無線、FRS、GMRS、PMR446、SRDという視点から眺めると、そこには複雑な制度地図が現れる。
この地域では、小型トランシーバーが観光、ホテル、警備、港湾、島内移動、マリンレジャー、災害時の補助通信と結びつきやすい。米国からの旅行者が持ち込むFRS/GMRS機、欧州系地域で意識されるPMR446、そして各国で長く使われてきた27MHz帯CBが、同じカリブ海の空間の中で重なっている。
しかし、同じ「小型無線機」でも、国が変われば制度上の扱いも変わる。ある国では免許不要、別の国では登録制、さらに別の国では個別免許や一般ライセンスの対象になる。CBという名前が同じでも、27MHz帯40チャンネルを自由に使えるとは限らない。FRS/GMRSも、米国式の周波数配置に似ていても、現地制度では出力、アンテナ、登録、免許要否が変わる。
本稿では、カリブ海・中米地域のCB、FRS/GMRS、PMR446、SRD制度を、国別の細目だけでなく、地域制度のまとまりとして整理する。とくに、CBについては緊急通信、国内呼出、国際呼出というチャンネル文化にも注目する。
はじめに:小型無線機が国境を越える地域
カリブ海・中米は、国境と海峡が細かく入り組む地域である。島は近く、国は分かれ、観光客は移動し、船舶は海峡を横切る。災害が起きれば、通信網の途絶は島嶼地域にとって深刻な問題になる。
この地域で小型無線機が意味を持つのは、この地理条件のためである。
家族旅行やクルーズでの短距離連絡
ホテル、警備、港湾、観光業務での現場連絡
島内・地域内の生活通信
災害時の補助通信
国境周辺や海峡を挟んだ通信可能性
米国仕様機、欧州仕様機、現地制度の交錯
27MHz帯CBは、古くからの市民通信として地域に残る。FRS/GMRSは、米国型の観光・家族用トランシーバーとして流入する。PMR446は、欧州系海外領土を通じて別の制度ルートを作る。SRDは、CBやFRS/GMRSという名前とは別に、短距離無線機器として各国制度に組み込まれる。
したがって、この地域の無線制度は「使える周波数の一覧」だけでは読み切れない。どの制度が、どの国で、どのような手続きと結びついているのか。さらに、CBが国内通信だけでなく、緊急呼出や国際呼出をどう制度化しているのか。そこまで見る必要がある。
この地域を見るための4つの制度
CB:27MHz帯40チャンネルの地域共通語
カリブ海・中米で最も広く見えるのは、27MHz帯CBである。
多くの国で、CBはおおむね次の形を取る。
26.965〜27.405MHz
または26.960〜27.410MHz系の帯域表記
40チャンネル
10kHz間隔
AM 4W級
SSB 12W級
チャンネル9、27.065MHzを緊急用とする例
チャンネル21、27.215MHzを国内呼出に置く例
チャンネル29、27.295MHzを国際呼出に置く例
米国FCCも、CB Radio Serviceを26.965〜27.405MHzの40チャンネルとして案内している。[1] カリブ海・中米の多くの制度も、この27MHz帯40チャンネル構成に近い。
ただし、CBが存在することは、自由使用できることを意味しない。
この地域では、CBが免許、登録、一般ライセンス、クラスライセンスと結びつく国が少なくない。
FRS:観光・家族・短距離通信のUHF系
FRS、Family Radio Serviceは、462MHz帯・467MHz帯を使う短距離パーソナル無線である。米国FCCは、FRSを462MHz帯・467MHz帯の22チャンネルで運用されるサービスとして案内している。[2]
カリブ海・中米では、FRSまたはFRSに近い周波数配置が、次のような形で現れる。
462.5625〜462.7125MHz
467.5625〜467.7125MHz
14チャンネル型
22チャンネル型
0.5W、2Wなどの低出力条件
内蔵アンテナ条件
免許不要、登録制、または免許制
FRSは観光地と相性がよい。家族旅行、クルーズ、マリンレジャー、ホテル敷地内の連絡に使われやすいからである。しかし、米国で売られているFRS機をそのまま現地で使えるとは限らない。
GMRS:米国型に見えるが、現地制度では別物になる
GMRS、General Mobile Radio Serviceは、米国では462MHz帯・467MHz帯を使うライセンス制の無線サービスである。FCCもGMRSを、462MHz・467MHz付近のチャンネルを使うlicensed radio serviceとして説明している。[3]
カリブ海・中米では、GMRSという名称が出てくる場合がある。
しかし、それは米国GMRSと同じ運用権限を意味しない。
国によって、GMRS系の扱いは次のように分かれる。
免許制
登録制
クラスライセンス制
FRSとの共用チャンネルのみ
携帯型・シンプレックス運用のみ
リピーター利用を想定しない制度
出力を5W程度に抑えた短距離移動通信
米国仕様GMRS機は高出力・リピーター対応の機種もあるため、カリブ海・中米では現地条件とのずれが生じやすい。
PMR446 / SRD:欧州系地域と短距離機器制度の別ルート
PMR446は、欧州で広く使われる446MHz帯の小電力パーソナル無線である。
カリブ海の独立国ではFRS/GMRSほど目立たない。
しかし、オランダ系、フランス系など、欧州本国制度の影響を受ける地域では重要になる。
たとえばキュラソーのFrequency Table 2017では、Family Radio (EU) / PMR446として446.0〜446.2MHzが確認できる。[4]
SRDは、Short Range Devices、短距離無線機器である。国によっては、CB、FRS、GMRS、PMR446という名称ではなく、SRDの技術条件として低出力機器を制度化する。キューバのResolución No. 95/2019は、その例として読むことができる。
CB制度の読みどころ
CBは免許不要無線とは限らない
CBは、しばしば「市民バンド」と訳される。
この名前から、だれでも自由に使える無線という印象を持ちやすい。
しかし、カリブ海・中米では、CBは必ずしも手続不要の制度ではない。
たとえば、ジャマイカではSpectrum Management AuthorityがCitizen Band Radioを27MHz帯40チャンネルの近距離通信サービスとして案内し、CBライセンス制度と結びつけている。[5]
バルバドスでは、Telecommunications (Citizens’ Band Radio Service) Regulations, 2004により、CBライセンス制度と出力条件が示されている。[6]
トリニダード・トバゴでは、CB RadiosがClass Licence対象機器として整理され、登録要否も示されている。[7]
つまり、CBはこの地域で広く見られるが、その制度上の地位は国ごとに違う。
「CBがある」という事実と、「申請なしで使える」という判断は分ける必要がある。
CBには緊急チャンネル文化が残る
カリブ海・中米のCB制度で目立つのが、チャンネル9、27.065MHzの緊急用指定である。
コスタリカでは、チャンネル9を緊急用、チャンネル21を国内呼出、チャンネル29を国際呼出とする規定が確認できる。コスタリカのPNAF関連規定では、27.065kHzを緊急、27.215kHzを国内呼出、27.295kHzを国際呼出・聴取・待受のチャンネルとしている。[8]
ドミニカ共和国のPNAFでも、27.065kHzを緊急、27.215kHzを国内呼出、27.295kHzを国際呼出として扱う記載が確認できる。[9]
エルサルバドルでも、26.96〜27.41MHzのCBについて、チャンネル9を緊急、チャンネル11を連絡用とする整理が見られる。[10]
このチャンネル文化は、CBが趣味や雑談の無線としてだけでなく、救援、非常、地域連絡のための道具として制度上記憶されていることを示している。
CBに国際呼出チャンネルを置く国がある
今回の記事で特に注目したいのは、CBに国際呼出チャンネルを置く国がある点である。
コスタリカでは、27.295MHz、チャンネル29が「国際連絡の呼出・聴取・待受チャンネル」とされる。[8]
ドミニカ共和国でも、27.295kHz、チャンネル29が「国際呼出周波数」として扱われている。[9]
これは、CBを国内の近距離通信だけでなく、国境を越える連絡可能性を持つ無線として制度上意識していることを示す。
カリブ海・中米では、国境が近く、海を挟んで国や島が隣り合う。27MHz帯は、状況によっては地表波だけでなく、電離層反射による遠距離伝搬も起こりうる。制度設計者が、CBに外向きの窓を置いたとしても不思議ではない。
もっとも、国際呼出チャンネルの存在は、海外局との自由なDX交信を無制限に認めることとは異なる。
「国際呼出」と「外国局との自由交信」は違う
ここは、本文中で明確に分けておきたい。
国際呼出チャンネルがあることは、国境を越える接触可能性を制度上意識していることを示す。
しかし、それだけで外国局との交信が常に許されるわけではない。
ホンジュラスは、その対照例として重要である。
ホンジュラスの2000年のCONATEL規則では、CBの40チャンネル表が確認できる。同規則は、AM 4W、SSB 12Wの出力制限も置いている。[11]
しかし同じ規則の禁止事項では、250kmを超えるCB局との通信、そして他国の局との通信を禁じている。[11]
このように、CBのチャンネル表が米国型・CEPT型に近くても、運用規則では外国局との通信を制限する場合がある。
米国FCC圏も注意が必要である。
現行の47 CFR §95.933は、CBRSについて、カナダのGeneral Radio Service局を除き、他国の局との通信を禁止している。[12]
したがって、本稿では次のように整理する。
コスタリカ、ドミニカ共和国では、CBに国際呼出チャンネルが確認できる
ホンジュラスは、CB制度上のチャンネル表と緊急チャンネルを持つが、少なくとも2000年規則では250km超および他国局との通信を禁じている
米国領ではFCC Part 95を基本に読むが、CBRSでは外国局との通信に制限がある
「国際呼出チャンネルあり」と「海外交信自由」は別の問題である
この点を押さえると、CB制度をより正確に読める。
FRS/GMRS制度の読みどころ
米国型チャンネルは広がったが、米国制度そのものではない
カリブ海・中米では、FRS/GMRS系の周波数配置が広く見られる。
462.5625〜462.7125MHz
467.5625〜467.7125MHz
462.5500〜462.7250MHz
467.5500〜467.7250MHz
これらは米国型FRS/GMRSの影響を強く受けている。
しかし、制度そのものは国ごとに異なる。
バルバドスではFRS/GMRSが免許制と結びつく
パナマではFRS/GMRSの出力、帯域幅、アンテナ条件が具体的に定められる
トリニダード・トバゴではClass Licenceと登録が重要になる
ECTEL圏ではFamily Radio Servicesが二次業務として位置づけられる
米国領ではFCC Part 95が基本になる
米国で売られている機器を見て「FRSだから使える」「GMRSだから同じ」と判断すると、制度を取り違える。
観光用無線機としてのFRS/GMRS
FRS/GMRSは、現代の観光圏と相性がよい。
家族旅行
クルーズ船
マリンレジャー
ホテル・リゾート
警備
イベント運営
港湾・施設内連絡
CBが広域性や災害時の補助線を持つとすれば、FRS/GMRSはより局地的で、手軽な現場連絡の道具である。
ただし、観光客が使いやすい制度であることと、法的に手続不要であることは別である。バルバドス、モントセラトのようにFamily Radio系の免許が制度化される例もある。
二次業務・混信保護なしという位置づけ
東カリブ諸国では、ECTELのSpectrum Planが重要である。ECTEL Spectrum Planでは、462.5625〜467.7125MHzがFamily Radio Servicesとして二次業務に割り当てられている。[13]
二次業務という位置づけは、利用可能性を示すと同時に、制度上の地位が強くないことも示す。
一次業務に有害な混信を与えてはならない
他の認可局からの混信に対して保護を要求しにくい
生活・観光・短距離通信として許容されるが、優先権を持つわけではない
パナマやグアテマラのように、短距離機器について混信保護を主張できない趣旨を置く制度も、この流れで読める。
PMR446とSRD、海外領土
PMR446は独立国の主役ではない
カリブ海・中米の独立国では、PMR446よりもFRS/GMRSの方が目立つ。
これは、地理的・経済的に米国とのつながりが強く、観光客や輸入機器の流れも米国型トランシーバーの影響を受けやすいためである。
しかし、カリブ海全体を見ると、PMR446を無視することはできない。
欧州系海外領土では制度の入口が変わる
キュラソーでは、PMR446として446.0〜446.2MHzが確認できる。[4]
グアドループ、マルティニークのようなフランス海外県では、フランス・EU系制度との関係を確認する必要がある。
この地域では、地理的にはカリブ海でも、制度上は次のような入口に分かれる。
米国領:FCC Part 95
英国海外領土:現地免許制度と英国系規則
オランダ系地域:現地周波数表と欧州系SRD
フランス海外県:フランス・EU系制度との関係
海外領土を独立国と同じ列に並べると、制度の由来が見えにくくなる。
そのため、本稿では独立国編と海外領土・特別地域編を分ける。
国別整理:独立国編
Antigua and Barbuda
アンティグア・バーブーダについては、今回確認した範囲では、CB、FRS/GMRS、PMR446、SRDに関する具体的な公式情報を確認できなかった。
Bahamas
バハマでは、URCA(Utilities Regulation and Competition Authority:公益規制・競争庁)の周波数割当資料において、GMRSが明示されている。
GMRS
462.5500〜462.7250MHz
467.5500〜467.7250MHz
これは、米国型GMRSに近いUHFパーソナル無線の周波数帯が、バハマの周波数割当の中に置かれていることを示している。元資料でも、バハマについてGMRSが462.5500〜462.7250MHzおよび467.5500〜467.7250MHzに割り当てられると整理されている。
ただし、GMRSの割当があることと、米国仕様GMRS機を無手続きで使用できることは分けて読む必要がある。周波数割当は、利用者の免許・登録・機器承認の要否をすべて語るものではない。
Barbados
バルバドスは、CB、FRS、GMRSの制度整理が比較的見えやすい国である。
CBについては、Telecommunications (Citizens’ Band Radio Service) Regulations, 2004により、CBライセンス制度と4Wの出力条件が示されている。[6]
基礎メモでは、FRS、GMRS、CBが次のように整理されている。
FRS
462.5625〜467.7125MHzの14チャンネル
狭帯域FM
最大0.5W
免許が必要
ライセンス料は20バルバドス・ドルとされる
GMRS
FRSと一部共用するUHFパーソナル通信
最大5W ERP
家族・短距離拡張通信向け
免許が必要
ライセンス料はFRSと同様とされる
CB
26.695〜27.405MHz系のCB区分
標準CBでは最大4W級
CB無線局ライセンスの対象
SRD表に載る場合でも、CBは免許対象として扱われる
バルバドスの特徴は、FRS/GMRSを導入しながらも、手続きと機器承認を重視している点である。観光向け小型無線機の需要があっても、制度は管理型である。
Belize
ベリーズでは、CBがISM機器と二次的に共用する形で整理されている。
基礎メモでは、Belize National Frequency Spectrum Band Allocation Planに基づき、CBについて次のように整理されている。
CB
26.960〜27.410MHz
チャンネル中心周波数は26.965〜27.405MHz
10kHz間隔
ISM機器との二次的共用
ベリーズは、27MHz帯CBの地域共通型の一例として扱いやすい。
Costa Rica
コスタリカは、中米の中でもCB、FRS/GMRS、MURS系の整理が細かい国である。
とくにCBについては、緊急、国内呼出、国際呼出の3点が明確である。
CB
26.965〜27.405MHz系
Banda Ciudadanaとして扱われる
チャンネル9、27.065MHzは緊急用
チャンネル21、27.215MHzは国内呼出・聴取・待受
チャンネル29、27.295MHzは国際呼出・聴取・待受
この国際呼出チャンネルの存在は、コスタリカCB制度の重要な特徴である。[8]
基礎メモ上の整理では、FRS/GMRS/MURS系は次の通りである。
FRS系
462.5625〜462.7125MHz
467.5625〜467.7125MHz
12.5kHz間隔
GMRS系
462.5500〜462.7250MHz
467.5500〜467.7250MHz
25kHz間隔
MURS系
151.820MHz
151.880MHz
151.940MHz
154.570MHz
154.600MHz
コスタリカの読みどころは、米国型のFRS/GMRS/MURSに近い構造を持ちながら、CBについては国際呼出チャンネルまで制度化している点である。国内生活通信と外向きの連絡可能性が、同じCB制度の中に並んでいる。
Cuba
キューバでは、Ministerio de Comunicaciones(通信省)の Resolución No. 95/2019(2019年決議95号) により、Dispositivos de Radiocomunicaciones de Corto Alcance(短距離無線通信機器)の使用規則が定められている。
ここで確認できるのは、CBやFRS/GMRSという名称の制度ではなく、SRDとしての技術条件である。
用途非特定の短距離無線機器については、次の周波数範囲と出力が示されている。
9.000〜90.000kHz
75nW
110.000〜135.000kHz
75nW
6,765.000〜6,795.000kHz
75nW
13,553.000〜13,567.000kHz
75nW
26,957.000〜27,283.000kHz
150mW
40,660.000〜40,700.000kHz
0.02W
314.000〜317.000MHz
10mW
433.050〜434.790MHz
10mW
866.000〜869.000MHz
50mW
2,400.000〜2,483.500MHz
100mW
5,725.000〜5,875.000MHz
100mW
ここで注目すべきは、26.957〜27.283MHz、150mW である。この範囲は27MHz帯CBの一部と重なるが、標準的な40チャンネルCB、すなわち26.965〜27.405MHz、AM 4W級の制度とは異なる。
したがって、キューバは、27MHz帯CB制度が確認できる国としてではなく、27MHz帯の一部を含むSRD制度を持つ国として扱うのが正確である。FRS/GMRSやPMR446ではなく、SRD型の制度として位置づける。
Dominica
ドミニカ国はECTEL圏である。ECTEL Spectrum Planでは、462.5625〜467.7125MHzがFamily Radio Servicesとして二次業務に割り当てられている。[13]
基礎メモでは、CBについても次のように整理されている。
CB
26.960〜27.410kHz帯
27.065MHz、チャンネル9を緊急呼出
27.215MHz、チャンネル21を国内呼出
27.295MHz、チャンネル29を国際呼出
FRS
462.5625〜467.7125MHz
ECTEL計画上、Family Radio Servicesとして二次業務
ドミニカ国は、CBの呼出チャンネル文化と、ECTEL型FRS割当が重なる国として整理できる。ただし、CB細目については国別の最新一次資料での確認をさらに進めたい。
Dominican Republic
ドミニカ共和国は、CBの国際呼出チャンネルを見るうえで重要な国である。
PNAFでは、26.960〜27.410kHzがBanda Ciudadanaとして扱われ、CBのチャンネル構成と呼出チャンネルが整理されている。27.065kHzは緊急、27.215kHzは国内呼出、27.295kHzは国際呼出として確認できる。[9]
CB
26.960〜27.410kHz
26.965〜27.405MHz系の40チャンネル構成
27.065MHz、チャンネル9は緊急呼出
27.215MHz、チャンネル21は国内呼出
27.295MHz、チャンネル29は国際呼出
ドミニカ共和国のCBは、国際呼出チャンネルを明確に持つ例である。カリブ海地域のCBが、国内通信だけでなく、島嶼・国境を越える通信可能性をどう扱ったかを見るうえで重要である。
El Salvador
エルサルバドルでは、CBが26.96〜27.41MHz帯の40チャンネル制度として整理されている。
基礎メモでは、次のように整理されている。
CB
26.96〜27.41MHz
40チャンネル
10kHz帯域
利用者はSIGETの登録簿に機器登録が必要
チャンネル9は緊急用
チャンネル11は連絡用
増幅器の使用は禁止
指定帯域外の運用は禁止
エルサルバドルのCBは、登録と運用制限を伴う制度である。チャンネル9を緊急用、チャンネル11を連絡用とする点から、災害・救援・警察補助との関係も読み取れる。
Grenada
グレナダはECTEL圏に属する。ECTEL Spectrum Planにより、462.5625〜467.7125MHzがFamily Radio Servicesとして二次業務に割り当てられている。[13]
基礎メモでは、次のように整理されている。
CB
26.965〜27.405MHz
40チャンネル
Citizen Band Radioとして割当て
FRS
462.5625〜462.7125MHzの7チャンネル
467.5625〜467.7125MHzの7チャンネル
グレナダは、ECTEL型Family Radio Servicesと27MHz帯CBの両方が見える国として整理できる。
Guatemala
グアテマラでは、CBと462/467MHz帯の短距離個人通信が具体的に整理されている。
基礎メモでは、次のように記載されている。
CB
26.960〜27.410MHz
40チャンネル
10kHz間隔
第1チャンネル中心周波数は26.965MHz
送信出力は200mW以下
462/467MHz帯の短距離個人通信
462.55〜462.73MHz
467.56〜467.72MHz
短距離個人通信機の運用を認める
低い側のチャンネルは最大2W
高い側のチャンネルは最大500mW
同一帯域で高出力認可局がある場合、保護を主張できない
グアテマラの特徴は、FRS/GMRSに似た周波数帯を採りながら、米国制度の写しではなく、国内TNAFの条件として低出力個人通信を組み込んでいる点である。
Guyana
ガイアナについては、今回確認した範囲では、CB、FRS/GMRS、PMR446、SRDに関する具体的な公式情報を確認できなかった。
Haiti
ハイチについては、今回確認した範囲では、CB、FRS/GMRS、PMR446、SRDに関する具体的な公式情報を確認できなかった。
Honduras
ホンジュラスは、CB制度を読むうえで注意深く扱いたい国である。
基礎メモでは、26.960〜27.410kHzがCitizen Band Service向けと整理されている。
また、2000年のCONATEL規則では、CBの40チャンネル表が確認できる。[11]
CB
26.960〜27.410kHz
40チャンネル構成
チャンネル9、27.065MHzは緊急用
AM 4W
SSB 12W
ホンジュラスで重要なのは、CBの運用規則で、250kmを超えるCB局との通信や、他国の局との通信が禁じられていることである。[11]
このため、ホンジュラスは「国際呼出チャンネルを置く国」としてではなく、むしろ外国局との通信を制限する対照例として扱うのがよい。CBの周波数表が地域共通型に近くても、海外交信を許しているとは限らない。
Jamaica
ジャマイカは、CB制度が比較的明瞭に確認できる国である。
Spectrum Management Authorityは、Citizen Band Radioについて、27MHz、11m帯、40チャンネルの近距離通信サービスとして案内している。[5]
基礎メモでは、FRS/GMRSについても次の整理がある。
CB
26.965〜27.405kHz
Citizen Band Radio
27MHz帯40チャンネル
CBライセンスの対象
FRS
462.5625〜467.7125MHz
GMRS
462.5500〜462.7125MHz
ジャマイカの特徴は、CBが制度上明確にライセンスと結びついていることである。CBという古典的な市民通信制度を、現在のスペクトラム管理の中で維持している例である。
Nicaragua
ニカラグアでは、TELCORのCNAFが国家周波数管理の基本文書である。
基礎メモでは、CBについて次のように整理されている。
CB
26.960〜27.410kHz
Banda Ciudadana
TELCORが同帯域で動作する国内または輸入機器の使用許可を与える
ニカラグアのCBは、周波数帯としては地域共通型の27MHz帯40チャンネルCBに近い。一方で、機器使用とTELCOR許可との関係を強く意識する必要がある。
Panama
パナマは、FRS/GMRSの技術条件がかなり具体的に示される国である。
ASEPのResolución AN No. 3987-Telcoでは、FRSについて最大0.5W、12.5kHz帯域、内蔵アンテナ、14チャンネルなどが示されている。また、GMRSについては携帯型、シンプレックス、最大5W、25kHz帯域、462.5500〜462.7250MHzの8チャンネルが示されている。[14]
基礎メモ上の整理は次の通りである。
FRS
462.5625〜462.7125MHz
467.5625〜467.7125MHz
12.5kHz間隔
最大500mW
GMRS
462.5500〜462.7250MHz
25kHz間隔
最大5W
CB
26.965〜27.405kHz
Citizen Band Radio Service向け
パナマの特徴は、FRS/GMRSを周波数名だけで扱わず、機器条件、出力、アンテナ、運用方式まで細かく制度化している点である。
Saint Kitts and Nevis
セントクリストファー・ネイビスはECTEL圏である。ECTEL Spectrum Planでは、462.5625〜467.7125MHzがFamily Radio Servicesとして二次業務に割り当てられている。[13]
基礎メモでも、同帯域がFamily Radio Servicesとして二次業務に割り当てられると整理されている。
FRS
462.5625〜467.7125MHz
Family Radio Services
二次業務
この国は、東カリブ地域の共通的なFRS整理の中で読むのがよい。
Saint Lucia
セントルシアは、CBとFRSの技術基準を確認しやすい国である。
NTRCはFrameworks and Technical Standardsのページで、Citizen Band Radio Service Technical StandardsとFamily Radio Service Technical Standardsを公開している。[15]
基礎メモ上の整理は次の通りである。
CB
26.965〜27.405MHz
40チャンネル
AM系A1D/A3Eで最大4Wキャリア
SSB系H1D/J1D/R1D/H3E/J3E/R3Eで最大12W PEP
ライセンス対象
FRS
462.5625〜462.7125MHzの7チャンネル
467.5625〜467.7125MHzの7チャンネル
一部はGMRSと共用
認可帯域幅は12.5kHz
セントルシアは、ECTEL圏でありながら、国別の技術基準資料も確認しやすい。CBとFRSの両方を制度文書で追える、東カリブの重要例である。
Saint Vincent and the Grenadines
セントビンセント・グレナディーンもECTEL圏である。ECTEL Spectrum Planにより、462.5625〜467.7125MHzがFamily Radio Servicesとして二次業務に割り当てられている。[13]
基礎メモでも、同帯域がFamily Radio Servicesとして二次業務に割り当てられると整理されている。
FRS
462.5625〜467.7125MHz
Family Radio Services
二次業務
この国については、ECTEL型FRSを中心に整理するのが安全である。
Suriname
スリナムについては、今回確認した範囲では、CB、FRS/GMRS、PMR446、SRDに関する具体的な公式情報を確認できなかった。
Trinidad and Tobago
トリニダード・トバゴは、TATT資料によりCB、FRS/GMRSの扱いを比較的確認しやすい国である。
TATTはClass Licence対象機器のSchedule Bを公開しており、FRS、FRS/GMRS、MURS、CB Radiosなどについて登録要否を含む技術条件を示している。[7]
基礎メモでは、次のように整理されている。
CB
26.965〜27.405MHz
AM 4W
SSB 12W
Class Licence対象
登録が必要
FRS
462.5625〜462.7125MHz
467.5625〜467.7125MHz
Licence ExemptまたはClass Licence対象として整理される
GMRS
462.550〜462.725MHz
467.550〜467.725MHz
Class Licence対象
登録が必要
トリニダード・トバゴで重要なのは、個別免許を要しない制度であっても、登録が必要な場合があるという点である。Class Licenceと登録要否を分けて読む必要がある。
海外領土・特別地域編
海外領土・特別地域:本国制度と現地規則が交差する場所
カリブ海には、多くの海外領土・特別地域がある。
これらは地理的にはカリブ海にあるが、制度上は米国、英国、フランス、オランダなど本国制度の影響を受ける。独立国と同じ列で扱うと、制度の出所が見えにくくなる。
Anguilla
アンギラについては、Government of Anguilla(アンギラ政府)の Ministry of Infrastructure Communications Utilities and Housing(MICUH:インフラ・通信・公益・住宅省)が、Anguilla Table of Frequency Allocations を公表している。
この周波数割当表は、88MHz〜59GHz を対象とするものであり、2014年9月8日に公表された。したがって、27MHz帯CB、すなわち26.965〜27.405MHzのようなHF帯CBは、この表の直接の対象外である。表の前書きでは、88MHz〜59GHz以外、9kHz〜400GHzの範囲については後に扱う予定としつつ、それまでは可能な限りITU-R Region 2の最新割当を参照する旨が示されている。
一方、FRS/GMRSに関係する462MHz帯・467MHz帯は、この表の対象範囲内に入る。アンギラ表では、450〜470MHz が FIXED / MOBILE に割り当てられている。ただし、この部分に Family Radio Service、General Mobile Radio Service、FRS、GMRS という個別名称は確認できない。
また、国際脚注5.287として、457MHz帯・467MHz帯の一部周波数が船内通信、on-board communication stations に使用され得ることが示されているが、これはFRS/GMRSそのものではない。
したがって、アンギラについては次のように整理する。
CB
27MHz帯CBは、2014年版 Anguilla Table of Frequency Allocations の対象範囲外である
この公式表からは、CBの周波数・出力・免許要否は確認できない
FRS/GMRS
462MHz帯・467MHz帯を含む450〜470MHzは、FIXED / MOBILEに割り当てられている
ただし、FRSまたはGMRSとしての明示的な制度確認はできない
PMR446
446MHz帯は表の対象範囲内だが、PMR446としての明示的な制度確認はできない
SRD / ISM
国際脚注5.150には902〜928MHz、2.4GHz帯、5.8GHz帯などのISM帯が示されている
ただし、この資料だけでは、一般利用向けSRD制度としての細目までは確認できない
結論として、アンギラは「FRS/GMRSが確認できる国」ではなく、450〜470MHzの固定・移動割当は確認できるが、FRS/GMRSとしての公式確認はできない地域として扱うのが安全である。27MHz帯CBについては、確認した公式表の対象範囲外である。
Bermuda
バミューダについては、Regulatory Authority of BermudaがWireless Telegraphy (Exemption From Licensing) Regulations 1967を公開している。[16]
基礎メモでは、次のように整理されている。
FRS
462.5625〜467.7125MHz
14チャンネル以下
FCC承認済みFRSトランシーバーであれば免許不要運用が認められると整理されている
CB
Regulatory Authorityの情報では、CB無線サービスには免許が必要とされる
バミューダは、米国・カナダ観光圏との関係が強く、FRS機器の扱いが重要になる。CBはFRSと同じ感覚で扱わず、免許対象として確認する必要がある。
British Virgin Islands
英領バージン諸島では、TRCの申請案内にCitizen Band Radio Licenceが確認できる。[17]
基礎メモでも、Citizen Radioが免許申請および年額ライセンス料の対象とされると整理されている。
CB
Citizen Band Radio Licenceの対象
免許申請が必要
周波数・出力の細目はこの資料だけでは確認できない
英領バージン諸島では、CBが自由使用ではなく、免許申請の対象として扱われる点が重要である。
Cayman Islands
ケイマン諸島については、今回確認した範囲では、CB、FRS/GMRS、PMR446、SRDに関する具体的な公式情報を確認できなかった。
Curaçao
キュラソーは、PMR446が明示される重要例である。
Frequency Table Curaçao 2017では、Family Radio (EU) / PMR446として446.0〜446.2MHzが確認できる。[4]
基礎メモでは、CBについても次の整理がある。
CB
26.960〜27.410kHz
CB radio
PMR446
446.0〜446.2MHz
Family Radio (EU) / PMR446
キュラソーの読みどころは、カリブ海にありながら、欧州系の446MHzパーソナル無線が制度上確認できる点である。
Guadeloupe / Martinique
グアドループおよびマルティニークはフランス海外県であり、PMR446やSRDについてはフランス本国・EU系制度との関係が想定される。
ただし、今回確認した範囲では、両地域について個別にCB、FRS/GMRS、PMR446、SRDの具体的条件を示す公式情報までは確認できなかった。
Montserrat
モントセラトについては、Montserrat Info-Communication Authorityの申請手続ページで、Citizen Band Radio LicenceとFamily Radio Licenceが確認できる。[18]
基礎メモでも、Citizen Band Radio LicenceとFamily Radio Licenceが確認され、CB無線およびFamily Radio Serviceが免許対象の無線局として明示されると整理されている。
CB
Citizen Band Radio Licence
無線通信ライセンス対象
FRS
Family Radio Licence
無線通信ライセンス対象
モントセラトは、Family Radio Serviceが存在するが、免許対象として扱われる例である。ECTEL型のFamily Radio Services割当と、現地ライセンス制度の接点として読める。
Puerto Rico
プエルトリコは米国領であり、制度上はFCC Part 95系のPersonal Radio Servicesを基本に読む。
FRS
FCC Part 95
462/467MHz帯
22チャンネル
GMRS
FCC Part 95
ライセンス制
462/467MHz帯
CB
FCC Part 95
26.965〜27.405MHz
40チャンネル
ただし、CBについては外国局との通信制限に注意する必要がある。現行の47 CFR §95.933は、CBRSについて、カナダのGeneral Radio Service局を除き、他国の局との通信を禁じている。[12]
プエルトリコは、カリブ海にあるが、制度上は米国FCC圏として扱うのが基本である。
Turks and Caicos Islands
タークス・カイコス諸島について、基礎メモではTelecommunications (Fee Structure) Regulations 2020において、CB radio stationの申請料が25米ドルとされている。
CB
CB無線局の申請料が設定されている
周波数・出力条件の細目はこの資料だけでは確認できない
英領系の海外領土では、CBが免許・申請料金と結びつく例がある。タークス・カイコス諸島も、その文脈で確認すべき地域である。
U.S. Virgin Islands
米領バージン諸島もFCC圏である。
FRS
462/467MHz帯
22チャンネル
GMRS
462/467MHz帯
ライセンス制
CB
26.965〜27.405MHz
40チャンネル
米領バージン諸島は、地理的にはカリブ海、制度上は米国FCC圏である。プエルトリコと同じく、CBについては外国局との通信制限を意識する必要がある。[12]
制度から見える地域性
CBは災害・生活通信の名残を持つ
カリブ海・中米のCB制度を見ると、27MHz帯40チャンネルが各国で繰り返し現れる。
CBはトラック、地域連絡、趣味通信のイメージが強いが、この地域では災害時の補助通信、救援、警察・防災との連携、島嶼地域の生活通信とも関係している。
チャンネル9を緊急用とする制度は、その性格をよく示している。
CBは国際呼出という外向きの顔も持つ
コスタリカとドミニカ共和国では、27.295MHz、チャンネル29を国際呼出として位置づける制度が確認できる。[8][9]
これは、CBが国内連絡だけでなく、国境や海峡を越える通信可能性を制度上意識していることを示している。
ただし、国際呼出チャンネルは、海外交信の全面自由化を意味しない。ホンジュラスのように、CBチャンネル表を持ちながら、250km超や他国局との通信を禁じる規則を置く例もある。[11]
FRS/GMRSは観光圏と輸入機器の影響を示す
FRS/GMRSは、米国市場から流入するトランシーバーと強く結びつく。
旅行者が家族間連絡に使う。
ホテルやツアー事業者が施設内連絡に使う。
警備やイベント運営で使う。
こうした需要に対して、各国は次のような方法で制度化している。
免許制にする
登録制にする
クラスライセンスに含める
低出力・内蔵アンテナ条件にする
二次業務として扱う
混信保護なしで認める
FRS/GMRSは、米国型の顔をしているが、現地制度ではそれぞれ違う姿になる。
SRDはCB・FRS/GMRSとは別の入口を作る
キューバのように、CBやFRS/GMRSという名称ではなく、短距離無線通信機器、つまりSRDとして低出力機器を制度化する国もある。
この場合、27MHz帯の一部が含まれていても、それを通常のCB制度と同一視することはできない。26.957〜27.283MHz、150mWという条件は、27MHz帯CBの一部と重なるが、AM 4W級の40チャンネルCBとは性格が異なる。
PMR446は欧州系地域で別ルートとして現れる
PMR446は、カリブ独立国全体の主役ではない。
しかし、キュラソーのような欧州系地域では明確に確認できる。[4]
同じカリブ海でも、米国型FRS/GMRSの地域、欧州型PMR446の地域、27MHz帯CB中心の地域、SRDとして低出力機器を扱う地域が併存している。
免許不要・登録制・クラスライセンスは分けて読む必要がある
この地域でとくに注意したいのは、制度用語の違いである。
licence exempt
個別免許なしで使える場合が多い
ただし、技術基準・型式承認・出力制限は残る
class licence
個別免許ではないが、条件付きの包括許可
登録が必要な場合もある
registration required
使用前に機器または利用者の登録が必要
individual licence
無線局免許または個別利用許可が必要
secondary allocation
他の一次業務に対して保護を要求できない扱い
トリニダード・トバゴのように、Class Licence対象であっても登録が必要な国がある。[7]
したがって、「免許不要」と「手続不要」を混同してはいけない。
まとめ
カリブ海・中米のCB、FRS/GMRS、PMR446、SRD制度は、次のように整理できる。
27MHz帯CBは、地域全体で強い共通性を持つ
多くの国で26.965〜27.405MHzまたは26.960〜27.410MHz系のCBが確認される
CBは免許不要とは限らず、免許制、登録制、一般ライセンス、クラスライセンスに分かれる
CBにはチャンネル9の緊急通信文化が残る
コスタリカ、ドミニカ共和国では、チャンネル29を国際呼出として扱う制度が確認できる
ただし、国際呼出チャンネルの存在は、海外交信の全面自由化を意味しない
ホンジュラスや米国FCC圏のように、他国局との通信を制限する制度もある
FRS/GMRSは米国型制度の影響を強く受ける
BahamasではGMRSの462/467MHz帯割当が確認できる
FRS/GMRSは国ごとに出力、アンテナ、登録、免許要否が異なる
ECTEL圏では462.5625〜467.7125MHzがFamily Radio Servicesとして二次業務に置かれる
パナマやコスタリカは、短距離UHF無線の技術条件が比較的細かい
トリニダード・トバゴはClass Licenceと登録の組み合わせが重要である
キューバでは27MHz帯の一部を含むSRD制度が確認できる
PMR446はカリブ独立国全体の主役ではないが、欧州系海外領土では重要な確認対象になる
米国領ではFCC Part 95、英国・フランス・オランダ系地域では本国制度と現地規則の両方を見る必要がある
アンギラでは450〜470MHzの固定・移動割当は確認できるが、FRS/GMRSとしての明示的な制度確認はできない
アンギラの2014年周波数割当表は88MHz〜59GHzを対象としており、27MHz帯CBは対象範囲外である
この地域の小型無線制度は、周波数表を眺めるだけでは見えてこない。
島嶼、観光、災害、旧宗主国制度、米国市場、欧州型SRD、現地行政手続きが重なり合っている。
CBは、この地域で国内生活通信の道具であり、災害時の補助線であり、ときに国際呼出という外向きの顔も持つ。
FRS/GMRSは、観光と輸入機器の流れを映す。
PMR446は、欧州系地域から別の制度経路を示す。
SRDは、CBやFRS/GMRSの名前に収まらない短距離無線機器の受け皿になる。
カリブ海・中米のCB、FRS/GMRS、PMR446、SRD制度は、「どのトランシーバーが使えるか」という実用的な問題であると同時に、地域の通信文化と制度史を映す地図でもある。
註釈
[1] FCC, Citizens Band Radio Service
URL: https://www.fcc.gov/wireless/bureau-divisions/mobility-division/citizens-band-radio-service-cbrs
[2] FCC, Family Radio Service
URL: https://www.fcc.gov/wireless/bureau-divisions/mobility-division/family-radio-service-frs
[3] FCC, General Mobile Radio Service
URL: https://www.fcc.gov/wireless/bureau-divisions/mobility-division/general-mobile-radio-service-gmrs
[4] Frequency Table Curaçao 2017
URL: https://rac.cw/wp-content/uploads/2019/04/Frequentietabel__0_-3000_GHz__JvR_2016-01-21_v3__Engels___27_januari_2017__uitgangspunt_voor_pdf_Nieuw_V2_12okt2017_2.pdf
[5] Jamaica Spectrum Management Authority, Citizen Band
URL: https://sma.gov.jm/citizen-band/
[6] Barbados, Telecommunications (Citizens’ Band Radio Service) Regulations, 2004
URL: https://www.barbadoslawcourts.gov.bb/assets/content/pdfs/consolidatedlaws/subsidiarylegislationofbarbados/Telecommunications%28Citizens%27BandRadioService%29Regulations%2C2004Cap282B%27X.pdf
[7] Telecommunications Authority of Trinidad and Tobago, Schedule B - Schedule of Devices Eligible for Use under a Class Licence
URL: https://tatt.org.tt/wp-content/uploads/2024/03/Schedule-B_Schedule-of-Devices-Eligible-for-Use-under-a-Class-Licence-15th-March-2024.pdf
[8] Costa Rica, PNAF related provision, Banda Ciudadana
URL: https://pgrweb.go.cr/scij/Busqueda/Normativa/Normas/nrm_texto_completo.aspx?nValor1=1&nValor2=53219&nValor3=57954¶m1=NRTC&strTipM=TC
[9] Dominican Republic, Frequency Allocation Plan
URL: https://ib-lenhardt.com/assets/pdf/archive/Allocation_plan_Dom_rep_.pdf
[10] El Salvador, Cuadro Nacional de Atribución de Frecuencias
URL: https://www.jentel.mx/wp-content/uploads/2017/10/el_salvador.pdf
[11] Honduras, CONATEL, Reglamento de Servicio de Banda Ciudadana
URL: https://files.conatel.gob.hn/2e998807-30ac-4979-9fc2-327206eac74d.pdf
[12] eCFR, 47 CFR §95.933
URL: https://www.ecfr.gov/current/title-47/chapter-I/subchapter-D/part-95/subpart-D/section-95.933
[13] ECTEL Spectrum Plan
URL: https://ntrc.gd/wp-content/uploads/2021/09/ECTEL-spectrum-plan.pdf
[14] Panamá, ASEP, Resolución AN No. 3987-Telco
URL: https://asep.gob.pa/wp-content/uploads/telecomunicaciones/resoluciones/anno_3987_telco.pdf
[15] Saint Lucia NTRC, Frameworks and Technical Standards
URL: https://www.ntrcslu.lc/regulatory-matters/frameworks-and-technical-standards/
[16] Regulatory Authority of Bermuda, Wireless Telegraphy (Exemption From Licensing) Regulations 1967
URL: https://www.ra.bm/legal-documents/wireless-telegraphy-exemption-from-licensing-regulations-1967
[17] British Virgin Islands Telecommunications Regulatory Commission, Citizen Band Radio Licence application
URL: https://www.trc.vg/wp-content/uploads/2021/05/016_016_Citizen-Band-Radio-Station-Application.pdf
[18] Montserrat Info-Communication Authority, Application Procedure
URL: https://www.mica.ms/guidance-notes/application-procedure/
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