秋雨の戯れ

眼に映るは灰色

顔に降り注ぐ一雫

添えられるは秋の香り

黄色い花は金木犀

心から求めるは癒しの一時

言葉は要らない

手のひらに触れるは雨の感触

弾けては広がり

溜まり水溜り溢れては川の様

服に染み込み皮膚を覆って

やがてはびしょ濡れ

前髪からも雨粒

全身余す事なく雨粒

張り付かせて

キラキラ踊る

秋の戯れ

戯けて演じる

雨粒の道化師

足踏み水溜り

裾はすっかりびしょ濡れ

それすらも良き哉

素晴らしき哉

笑い声は高らかに

灰色の空の下で

弾けては広がり

秋の彩り

雨の踊り子


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