思い出の彩り 1512日
過ごした日々に流れていった切なさ
振り返れば確かにあの日あの瞬間
僕はワクワクしていた
ドキドキしていた
あの時の感覚をずっと忘れずにいたい
一人ですべてを覚えておくなんて無理なんだ
一人で振り返る景色は
時間とともに穴だらけになっていってしまう
二つの眼差しで見えるものなんて限られているし
一つの脳みそで覚えておける
記憶容量も限られている
見逃した決定的瞬間だってあっただろうし
食べたものの形や味の詳細を述べるには
僕の言葉は拙くもの足りない
面白みにかける思い出を振り返るには
なんだか悲しくなってしまう
乗りこんだ電車の中で出会った人とのやりとりを
事細かに覚えておくにも僕は優秀ではないのだ
その時その瞬間に僕の隣に君が居てくれたら
はたまた彼がそばにいたら
君や彼が覚えていてくれたりするかもしれない
味や匂いや情景感覚
友との繋がりが作り出す多角的な視点と
記憶力によって忘れていた記憶が
刺激されて呼び起こしてもらえるかもしれない
忘れていた事を思い出したり
あの時にあんな事やこんな事があったんだと言う
新たな発見や驚き
思い出を補完するには
繋がり以上に重要なものはないかもしれない
足りない脳みそは君で補い彼に助けてもらい
彼女の言葉に耳を傾けたり
彼の言葉によって新たに肉付けがされたり
彩り濃くなって深まっていく思い出の詳細
僕が一人で100歩歩いたところで見えなかった
景色が出会いから生まれた
一歩によってかけがえのない思い出へと
さらに鮮明になっていく
ワクワクをずっと忘れずにいたい
楽しかった事をいつまでも覚えていたい
一人より二人、二人より三人
重ねた言葉と笑い声
踏み出した先に何が待ち受けていようとも
みんなとならば怖くない
それはもう全てが輝きでしかない
一人では作り出せなかった
奇跡の思い出をみんなと分かち合って
生きていきたい

