続かない自分と、なんとなく乗り切ってきた学生時代 #2
中学・高校時代の自分は、はっきり言って「うまくいっていない側」だったと思う。
中学に入ってすぐ、野球部に入った。
パワプロやプロ野球が好きでという軽い気持ちで、自分もやってみたいと思った。
ただ、現実は思っていたよりも厳しかった。
3年間でヒットを打った記憶はほとんどない。
試合は、主に2試合目のスタメン(サブメンバー側)として出ることが多かった。
肩はそこそこ強くて、足も遅くはなかった。
それでも、それだけだった。
試合の流れを変えるようなプレーをすることは、一度もなかった。
正直、悔しさはあった。
それ以上に、「まあ自分はこういうポジションなんだろうな」と受け入れている自分もいた。
それでも野球部を3年間続けたのは、野球が好きだったからというのもあるけれど、単純に「そこに居場所があったから」だと思う。
勉強は相変わらず苦手だった。
特に英語はずっとできなかった。
テストのたびに点数は伸びず、補習に呼ばれるのが当たり前になっていた。
それでも学校生活自体は悪くなかった。
むしろ楽しかった記憶の方が強い。
どのグループにもそれなりに顔を出せて、どこにいても会話ができる。
すごく仲がいい親友がいるというよりは、いろんな場所に“知り合い以上友達未満”がいる感じだった。
この距離感が、自分にはちょうどよかった。
中学では、彼女ができた。
高校に上がっても、その状況はあまり変わらなかった。
野球部にもそのまま入ったが、周りのレベルはさらに上がっていた。
ピッチャーに挑戦してみたこともあった。
肩の強さには少し自信があったけれど、コントロールが安定せず、思うようにはいかなかった。
その後、キャッチャーにも挑戦した。
でもこれも長くは続かなかった。
結局、ポジションを変えては戻り、変えては戻りを繰り返していた。
今思えば、「続ける」というより「迷い続けていた」状態だった。
高校でも、彼女ができた。
部活や進路ではうまくいかないことが多かったが、
日常は特別悪いものではなかった。
高校3年になる頃、野球に対する気持ちは少しずつ変わっていった。
試合には出られない、肩も痛い、このまま続けても何も変わらない気がする。
そう思って、高3に上がる頃に、野球部を辞めた。
当時は、「ここからは勉強で勝負する」と思っていた。
予備校にも通い始めたけれど、これも結局長くは続かなかった。
部活を辞めてからは、少しずつ中心から外れて、目立たなくなっていった。
今思えば、努力しないまま口だけの人間だと見られていたのかもしれない。
何かを変えようとしても、結局続かない。
この頃にはすでに、「自分はそういう人間なんだろうな」と薄々気づいていた。
それでも、完全に割り切ることはできなかった。
最後の大会が近づくにつれて、どうしても気になってしまった。
結局、こっそり応援に行った。
スタンドで試合を見ながら、普通に泣いた。
辞めたはずなのに、未練だけはしっかり残っていた。
この選択は、今でも少し後悔している。
人生の中でも、わりと上位に入る後悔だと思う。
ただ同時に、この頃の経験があったからこそ、
「自分は何で勝負するべきか」をなんとなく考えるようにもなった。
努力で突き抜けるタイプではない。
何か一つをやり切るタイプでもない。
じゃあどうするか。
その答えはまだ見つかっていなかったけれど、
少なくともこの頃から、「違うやり方で生きるしかない」とは思い始めていた気がする。
次は、大学に入ってからの話。
それまでとは違う形で、自分の世界が広がっていったきっかけについて書こうと思う。
