大人になってからADHDと言われた
私は大人になってから、ADHDの可能性があると言われました。
それまでの私は、「自分はただダメな人間なんだ」と思って生きてきました。
子供のころから忘れ物が多く、小学校では毎日のように先生に怒られていました。
宿題を忘れる、教科書を忘れる、連絡帳を書き忘れる。気をつけようと思っていても、なぜか同じことを繰り返してしまうのです。
そのたびに怒られ、注意され、「ちゃんとしなさい」と言われ続けました。
私はいつしか、「自分は普通のこともできない人間なんだ」と思うようになりました。
大人になってからも、それはあまり変わりませんでした。
やらなければいけないことがあるのに、なかなか動けない。
頑張ろうと思っても、途中で疲れてしまう。
気づくと、やるべきことを後回しにしてしまう。
そんな自分が嫌で、何度も自己嫌悪になりました。
周りの人は普通にできているのに、どうして自分はできないんだろう。
やる気がないわけではないのに、なぜかうまくいかない。
ずっとそんなふうに思っていました。
そんなあるとき、「ADHD」という言葉を知りました。
忘れ物が多い、先延ばししてしまう、集中が続かないなど、書いてある特徴を読んでいると、「あれ?これって私のことかもしれない」と思ったのです。
それを知ったとき、少し気持ちが楽になりました。
今までずっと、自分の性格や努力不足のせいだと思っていたことが、もしかしたら脳の特性だったのかもしれない。そう思えたからです。
もちろん、ADHDだからといって何でも許されるわけではありません。
それでも、「自分はダメな人間なんだ」と思い続けるより、「そういう特性があるのかもしれない」と思えるだけで、心は少し軽くなりました。
子供のころから感じていた生きづらさ。
どうして自分だけうまくできないんだろうという疑問。
その答えが、少しだけ見えた気がしました。
もし今、自分を責め続けている人がいたら、伝えたいです。
もしかしたら、それは努力不足ではないかもしれません。
ただ少し、周りの人と違う特性を持っているだけなのかもしれません。
そしてそれは、あなたの価値を決めるものではないと思います。
そういう特性を少しは納得しつつ、まだ自分には出来るんじゃないかと自己啓発本を読んだり、瞑想してみたり、スマホでいろいろ調べたりしています。
