どうしてこうなったのか、考えてみた。
2024年1月1日に能登半島でかなり大きな地震が起きた。
そのことの約一年間の体験私記を「すずらへん」というZINEにまとめて出版したのが
2025年5月のこと。それ以後、その本(80PくらいのZINE )のことでいっぱいで、猪突猛進で11月まで突っ走ってきた。最初に取材してもらったのは地元の北陸中日新聞社さん。その記事が二週間後くらいに東京新聞に転載され(系列社なので)、いきなり問い合わせや注文が増えた。そのほかにも地元珠洲のいろは書店さん、ニ三味珈琲(カフェ、飯田店)では継続して販売していただき、6月−7月はうつのみや書店香林坊店での催事に自分のワゴンに置いたり、 5月にはブックディTOYAMAに出たり,7月の目録、8月の氷見催事、10月の鯖江フェス、福井新聞社の方には気に入って頂き記事にしてもらいました。お店も起点販売所も持たない弱小古本屋。存在の意義さえ見失いそうな11月のいしかわ古書フェスを終えた辺りで張り詰めていたものが切れた。。。
「すずらへん」は、県内や近辺の方よりも遠く(都会、都心)に住む人から反応が多く、近い人から見たら自分の体験と比べるだろうし、わたしの書き方は体験記というよりは読書日記、出来事に付随されて思い出される抽象的な読書体験の思い出しのようでもあり、水や食べ物や支援物資を求めて苦労したという話を期待している方からみたら物足りないのだろう。どこかでちょっと自分の体験を直視できない部分があり、だから外側のこと(古本屋仕事のことだったり、イベントのこととか)を書いてお茶を濁した。もともとはブログやNoteに投稿した文章を修正して使っている。
ご縁があって繋がったのは、町田のペンクラブ(現在は活動終了とのこと)、思想の科学研究会に参加している方から会報を送ってもらったり!ZINEを作っている知人に表紙をお願いしてみたり、むかし勤めていた出版社で復興支援で古本LOGOSのオリジナルエコバッグを売ってもらったりした(出来事の順不同です)。
おかげさまで「すずらへん」はほぼ完売間近。次のイベントに出す分があるかどうかもビミョウ。続編を書く元気もネタも無い。去年はブログの更新を怠ったから。書くならフィクションで、そう思うのだけれど。

とにかく2026年が明けてからは地平が揺らぎっぱなしで真っ直ぐ立てない。12月の年末。1月の新年。大雪の1、2月。確定申告の準備。古書組合の総会にも風邪ひいて行けなかった。監事なのに申し訳なかった。パンクや凍った道の運転を必要以上に恐れるメンタル。弱っていたのだと思う。東北の大津波で流された訳じゃない、崖崩れで家が壊された訳でもない。でも何かがプツンと切れた。張り詰めていた糸、緊張感、頑張らなければというその全てが。
これは、地震のような大きなトラウマを体験した人にはありがちなメンタルなのだそうだ。仕事に関してもなにか目標のようなものが、足をかけていたはしごを外された気分。売り上げは上がっている、でももちろん出費もかさんだ訳で。いいのだけれど。
頭のエネルギーを整えるために、掃除をします。
お天気は良いのに心が晴れない。これはーかなり焦っています。
