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地元民によるちちぶの歩き方③秩父神社の歩き方|秩父の祭りが集まる神社

今宮神社から大通り・東町通りなどを経て番場通りを歩くと、10~15分ほどで秩父神社に着きます。

ここが秩父の町の中心です。

観光で秩父を訪れる人にとっても、まず名前が挙がる場所ではないでしょうか。

ただ、秩父で育った私にとっては、観光地の神社というより
秩父の祭りの中心にある神社という印象の方が強い気がします。

秩父神社では一年を通して、さまざまな行事が行われています。

例えば

・秩父夜祭
・川瀬祭
・節分祭(鬼やらい)

そして最近では
秩父ウイスキー祭でも多くの人が集まります。

こうして考えると秩父神社は、
神社であると同時に、秩父の文化や行事が集まる場所なのだと思います。



秩父神社と祭り

私が祭りを通して秩父神社に関わる機会は、主に年三回あります。

・川瀬祭
・秩父夜祭
・秩父ウイスキー祭

川瀬祭では、まず山車を持つ八町の代表が集まり、
秩父神社で事前会議が行われます。

八町の会議が二回ほどあり、
さらに観光協会や秩父市も関わる会議が一回。

そうして祭りの準備が少しずつ動き始めます。

秩父ウイスキー祭も、まだ13回ほどの新しいイベントですが、
参集殿で会議が行われ、
当日の朝には本殿で安全祈願をしてからイベントが始まります。

まだ歴史の浅いイベントであっても、
こうして神社に手を合わせてから始まる。

その様子を見ていると、
祭りが生まれていく瞬間を見ているような気がします。


秩父の祭りの不思議な構造

全国の多くの祭りは神社が主催しています。

しかし秩父の祭りは少し違います。

秩父夜祭も川瀬祭も、
祭りの主体は各町会です。

神社が主催でもなく、
行政が主催でもない。

多くの町が関わりながら、
バランスを取りながら続いてきた祭りだと思います。

だから秩父神社は

祭りの「本部」というより
祭りのよりどころ

そんな存在なのではないかと、
今の私は感じています。


私の秩父神社の歩き方

最近は、子供と休みが重なった日に
散歩がてら秩父神社へ行くことがあります。

まず鳥居の前で一礼。

参道の真ん中(正中)は避けて歩き、
手水舎で手と口を清めます。

そしてまずは本殿へ。

本殿の彫刻も見どころの一つです。
「つなぎの龍」や「子宝・子育ての虎」など、
江戸時代の名工・左甚五郎の作と伝わる彫刻が残っています。

子供は早く鯉に餌をあげたくて仕方がないのですが、
そこは少し我慢させて、先に神様へご挨拶です。

参拝を済ませてから、
平成殿の近くにある池へ向かいます。

鯉の餌は池の近くで100円で売っています。

餌を投げると、
想像以上の数の鯉が集まってきます。

子供たちは毎回大喜びです。

時間があるときは
平成殿にも立ち寄ります。

建物の中に入ると、
まずコーヒーのいい匂いがします。

時間があれば一杯。

さらに余裕があれば、
平成殿を出た目の前にある秩父まつり会館へ。

私の場合は

大人500円
小学1年生の娘は250円
年少の娘は無料

なので、家族でもとてもリーズナブルに楽しめます。

館内のプロジェクションマッピングや3Dシアターには
山車の曳行が映るのですが、
実は私もちょくちょく登場しています。

子供たちはまだ、

「パパだ、パパだ!」

と喜んでくれます。

ただ、そのうち興味をなくしてしまう日も
すぐそこなのだろうなと、
今から少し覚悟しています。


参道の番場通りへ

一通り神社周辺を楽しんだら、
参道の番場通りへ。

子供も好きな ははそたい焼き さんで
たい焼きを買って帰るのが定番です。

陽気のいい日には
ドリンクスタンド machikado さんで
イチローズモルトのハイボールを手に入れて
飲みながら歩いて帰るのも最高です。

もし私が電車で来た泊りの観光客であるならば、
事前に予約したホルモン店に行くでしょう。

そしてバーホッピングからディープスポットへ。

泊りでなければ祭りの湯でひとっ風呂浴びて、
お土産を買って帰るかな。

私ならそんな楽しみ方をします。


秩父夜祭の記憶

ただ、私にとって秩父神社といえば
やはり秩父夜祭の記憶と重なっています。

子供のころ、秩父夜祭で一番の憧れは
山車に乗ることでした。

太鼓で山車に乗る。

それが夢でした。

やがて太鼓として山車に乗るようになると、
今度は団子坂まで連れていってもらうことが夢になります。

そして大人になると、また夢が変わります。

梶取(中町の呼び名、一般的には囃子手)として
団子坂を引き上げてもらうこと。

昨年、その夢が叶いました。

団子坂で
山車と囃子と花火が一体になる瞬間。

夜空に向かって山車が上がり、
目の前の空には花火が満開になる。

あの光景は
なかなか言葉では表せません。

この梶取の経験については、
また別の記事で書いてみたいと思います。


秩父神社は「祭りの神社」

最近では土日祝日は観光客でとても賑やかになることが多いですが、普段の秩父神社はとても静かな場所です。

境内をゆっくり歩く人がいたり、
池の鯉に餌をあげる子供たちがいたりします。

しかし祭りの日になると、
町中の人の思いが集まる場所になります。

三峯神社、今宮神社、そして秩父神社。

秩父にはいくつもの神社がありますが、
それぞれ違った役割を持っているのが面白いところです。

三峯神社が山の入口だとすれば、
今宮神社は町歩きの入口。

そして秩父神社は、
秩父の祭りや文化が集まる場所なのだと思います。


English Summary

Chichibu Shrine is located in the center of Chichibu City and is one of the most important shrines in the region.

For visitors, it is known as a historic shrine. However, for locals who grew up in Chichibu, it is also the place where many of the city's festivals begin.

Major events such as the Kawase Festival, the famous Chichibu Night Festival, and even the newer Chichibu Whisky Festival are closely connected to this shrine.

Unlike many festivals in Japan that are organized by shrines, Chichibu's festivals are mainly organized by local towns. The shrine serves more as a spiritual center or gathering place rather than the official organizer.

The author also shares his personal way of visiting the shrine with his children—feeding koi fish in the pond, enjoying coffee at Heiseiden, visiting the Chichibu Festival Museum, and walking back through Banba Street with taiyaki and sometimes a glass of Ichiro’s Malt highball.

For locals, Chichibu Shrine is not only a place of worship, but also a place where everyday life and festival traditions meet.


地元民によるちちぶの歩き方マガジン


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