地元民によるちちぶの歩き方②今宮神社の歩き方|秩父の町の中にある龍神の神社
秩父に来ると、まず秩父神社を目的地にする人が多いと思います。
ただ私は、その前に一度
今宮神社に立ち寄ることをおすすめします。
なぜならここは、
秩父の町歩きのスタート地点になる神社だからです。
最近では観光客も多く訪れる神社になりましたが、
私にとっては子供のころの思い出が詰まった場所です。
子供のころは、よくここで遊んでいました。
今の姿からは想像もつかない昔の今宮
というのも、昔の今宮神社には児童館があったのです。(今の社務所のあたりでした)
中ではドラえもんドンジャラをやったりして遊んだ記憶があります。
境内にはブランコやスイング遊具(今は市役所近くの秩父公園に移動)もあり、岩山には大きな滑り台がありました。
岩山では今で言うとサバイバルゲームの様なことをしたりして、
暇があると『今宮行こうぜ』って、近所の子供にとってはそんな場所でした。


(武甲山から取れた石灰岩の山だったとは、後に知る)
今では保護のためもあると思いますが、気軽に触れることはできないご神木の周りでも、遊んでいた記憶があります。

やんちゃな人は登ったりもしていたような気もします。(わたしは登っていません、汗)
今思うと、ずいぶん自由な時代だったのかもしれません。
ザリガニを釣っていた池

境内の池にはなぜか分かりませんが、たくさんのザリガニがいました。
この池は武甲山の伏流水がたどり着く龍神池だったわけですが、
子供のころの私たちにとってはここも遊び場でした。
当時は、近くに3軒あった駄菓子屋さんでよっちゃんイカを買ってきて、
それを餌にしてザリガニ釣りをしたものです。
仕掛けは割り箸の先から糸を垂らして、糸の先によっちゃんイカを結びつけるだけのシンプル極まりないもの。
それが驚くほどよく釣れました。
面白くなって取りすぎて、
家に持って帰ったら親に迷惑がられたような記憶があります。
そして、ザリガニ釣りをしていたのは私たちだけではありません。
当時は、境内の池でザリガニを釣っている子供をよく見かけました。
振り返ると、今宮は
町中にある小さなジャングルのような場所でした。
しかも、子供にとっては安全なジャングルです。

ちなみに、その池には今は鯉がたくさん泳いでいます。
当時も鯉はいたはずですが、子供のころの私たちの関心は完全にザリガニの方でした。
秩父の神社はつながっている
そういえば、
金運で有名な聖神社の社殿は、
もともと今宮神社にあったものが移築されたものです。
今宮神社は私が生まれる前、社殿を構える立派な神社でしたが私たちが子供のころ、一度社殿がなくなり子供たちの遊び場となりました。それを今の宮司さんが再興した。そんな歴史があります。
秩父の神社は、
こうして密かにつながっていたりします。
ちなみに今宮(当時は「今宮」と呼んでいて、神社とはあまり言っていなかった記憶)は、
町会の納涼祭の会場になっていたこともあります。
神社というより、
どこか地域の広場のような場所でもありました。
今宮神社と龍神
そんな今宮ですが、
最近では神社としてしっかり再整備され、参拝客も多く訪れるようになりました。
これは一人の地元の人間として、とても嬉しく思います。
願いをもった人が多く集まる神社の神様の力は強くなる、
という話も聞いたことがありますしね。
もともと今宮神社は、
子供の遊び場となる前に、
武甲山の伏流水が行きつく場所として祀られた神社です。
そこには龍神様が宿るとされ、
神社にある池は「龍神池」と呼ばれているのです。
秩父夜祭との関係
そして、実はこの今宮神社は秩父神社や秩父夜祭とも、とても関係の深い場所です。
秩父神社の御田植祭では豊作を願い、
ここ今宮神社で武甲山の伏流水を汲んで神様をお迎えします。
そして秩父夜祭で神様をお送りする。
そんな秩父の祭りの流れの中で、
今宮が大切な場所だったということを、
私は大人になってから知りました。
私にとって今宮神社は「町の神社」
三峯神社が秩父の「山の神社」だとすると、
今宮神社は秩父の「町の神社」です。
子供のころは遊び場で、
大人になってからは散歩がてらに参拝に訪れる。
そんなふうに、
生活のすぐそばにある神社です。
私は今でも、
鯉を見に行ったり、子供に誘われたりして、
年に10回くらい(もっとかも)は今宮神社に足を運んでいます。
私のおすすめの秩父の歩き方としてはまず、今宮神社で武甲山からの水の恵みがたどり着く場所を感じ、そこから秩父神社などを巡ってみる。
これは秩父夜祭のルーツを辿る歩き方にもなります。
秩父を歩くなら、
まずこの小さな龍神の神社から始めてみてください。
地元民のおすすめルート
1 今宮神社
↓
2-1 レストラン成田屋(ランチの時間の場合)
or
2-2 番場通りを歩く(食べ歩き)
↓
3 秩父神社
↓
4 秩父まつり会館
↓
5 西武秩父駅(祭りの湯) or ホルモン店 or バーホッピング
English Summary
Imamiya Shrine is located in the center of Chichibu City and has long been a familiar place for local residents.
Unlike Mitsumine Shrine in the mountains, Imamiya Shrine is deeply connected to everyday life in the town. The author recalls playing there as a child when the shrine grounds had playground equipment and even a children's center.
Children used to catch crayfish in the pond within the shrine grounds, which is now known as Ryujin Pond (Dragon God Pond). Today, the pond is filled with koi fish, but in those days the children were far more interested in catching crayfish.
The shrine is also connected to the underground water flowing from Mt. Buko, believed to be protected by a dragon deity.
Although many tourists now visit the shrine, for locals it remains a quiet place tied to childhood memories, local festivals, and everyday life in Chichibu.
今宮神社付近のおすすめランチ
地元民によるちちぶの歩き方マガジン
次回は「秩父神社の歩き方」を書いてみようと思います。
秩父の祭りが集まる「祭の神社」
地元の人にとっては観光地というより、いつも祭りの中心にある神社です。
私自身も、祭りや家族との散歩などでよく訪れる場所です。
地元の人がどんなふうに秩父神社と関わっているのか、
そんな視点で書いてみたいと思っています。
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