古語り | 風を祀る村 2
広々とした牧草地で
争うこともなく草を食む羊の
姿を真似た雲が
穏やかな空に浮かんでいる

羊が魂になると
弔いの風が強く吹いて
空へ運ぶのだと
老人たちは言う

あの丘は
空への入り口でもあった

父親の仕事を手伝う
羊飼いの少年が
木の杖を手に
あくびをしている

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古語りは、
どこにもない場所に、あったかもしれない景色や暮らしを、
詩と画像でそっと綴っています。
風を祀る村の次の語りは、
古語り|風を祀る村2 にて。
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May gentle days find you.
