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舞い散ってしまうのならばやるせない

2026年4月19日、東京。
もう桜は舞い散り、緑の木でいっぱいになっている頃だろう。
北海道はこれから桜が咲くというのだから驚きだ。

桜を見るたびに、脳内再生される曲がある。
フジファブリックの「桜の季節」だ。

自分はこの曲が大好きで、人にフジファブリックをおすすめする時は必ずこの曲を聞かせる。

この曲はフジファブリックのすべてを体現している曲だと思っている。
MVに出てくるどこか不思議な女の子、美しい旋律、少しだけ不安定な歌、文学的な歌詞、金澤ダイスケの階段を駆け上がるようなキーボード、志村正彦、山内総一郎の2人で弾くハモリギターソロ。淋しげなアウトロ。
この曲はフジファブリック5人のすべてを組み合わせた完璧な曲だと思っている。
もちろんフジファブリックの曲はすべて完璧なのだが、これをデビューシングルで出したということも相まってより一層完璧度が深まる。

自分はこの曲の「詩」に注目したい。
まず最初。

桜の季節過ぎたら 遠くの街に行くのかい?
桜のように舞い散って しまうのならばやるせない

 

基本的にはこの歌詞が基本である。
内容を簡単に解説すると、
春が終わったら君は遠くの街に行くのかい?
桜が舞い散るようにいなくなってしまうのならばやるせない。といった感じだろうか。
春は別れの季節である。卒業式が終わり、上京する人もいるのだろう。もし好きな人が上京してしまうのならば?想いを伝えたくなりますよね。
次の歌詞。

Oh ならば愛を込めて
So 手紙をしたためよう
作り話に花を咲かせ
僕は読み返しては感動している!

 

ここの歌詞で一番志村正彦みを感じるポイントは、手紙を書くだけで渡していないことだ。
歌詞の内容は、
いなくなってしまう、ならば愛を込めて手紙を書こう!手紙に書いてある内容には嘘がてんこ盛り、手紙を書き終わった!読み返してみよう!
俺の文才SUGEEEEE!!
こんな感じだろうか。そういえば自分も似た経験がある。
昔同級生で転校した女の子がいた。
仲は良かったので自分は手紙を書くことにしたのだが、それを渡す勇気にはなれなかった。
別に手紙に作り話を書いたわけでもないし、自分の文才に感動したわけでもない。
でもなぜか渡せなかったのである。後悔。
次の歌詞。

Oh その街に 繰り出してみるのもいい
桜が枯れた頃 桜が枯れた頃 

 

この歌詞がこの曲で一番重要な部分だと思っている。
さっきまでの歌詞を見ると一応悲しんだり手紙を書いたりはしているので、会いたい、行ってほしくないという気持ちはあるのかなーという期待(?)のがある。
だがここでそれはぶち壊される。

「桜が枯れた頃」
桜の寿命は60-80年。
つまり、「一生君の街に会いに行ったりすることはない」ということである。もう諦めた、というよりも
「桜が舞い散る」と「桜が枯れた頃」を使い分けるのはさすがとしか言いようがない。
次の歌詞。

坂の下 手を振り
別れを告げる 車は消えていく
そして追いかけていく 諦め立ち尽くす
心に決めたよ

 

引っ越してしまう人が車に乗り、遠くの街に行く前の最後のお別れの時の事だろう。
車を追いかける、だがもう車は見えなくなり、諦め立ち尽くす。
ここを見るとさっきの、「桜が枯れるまで会わない」という志はどこに行ったのかとなるが、その後の歌詞、
「心に決めたよ」
ここでこの主人公がとうしていくかが分かる。
もうきっぱり君とは会わない、君の街にも繰り出さない、そう心に決めたのだろう。おそらく。
そしてその後の歌詞、

Oh ならば愛を込めて
So 手紙をしたためよう
作り話に花を咲かせ
僕は読み返しては感動している! 

 

である。
ここまでを踏まえると、
「君」が桜の季節過ぎたら遠くの街に行く→ならば愛を込めて手紙をしたためる、だがほとんど作り話だし、相手にその手紙を渡してすらいない→別れを告げる。そして心に決める→少し時間が経ち、手紙また書く。でもやはり渡さない
といった所だろうか。


自分は春の季節に人との別れを経験した事がない。
来年自分は卒業式だ。
もし来年、友達が遠くの街に行ってしまうことになれば、僕は立ち直れないだろう。
そんな時にはこの曲を聴いて春とはこういうものだと無理矢理納得させようと思う。
何を言いたいのか分からないが、ここまで記事を読んでくれてありがとうございます。
フォローしてください。ありがとうございました

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