NYCパークアベニューの「再公園化」プロジェクト
case|事例
NYCのマムダニ市長と交通局はパークアベニューを減車線化し、緑化と歩行空間の拡充を施すリデザインのコンセプトを公表した。既存のアスファルト舗装を取り除き、「公園」を取り戻すことを目的とする。
この計画は1年前にエリック・アダムズ前市長が着手したもので、東46丁目から東57丁目までの11ブロックを対象とする。今回公表されたデザインコンセプトでは、両方向の中央分離帯寄りの車線を1車線ずつ減らして中央分離帯を拡張する。拡張された空間にはベンチや植栽が設置され、歩行者や自転車のインフラも拡充される。自転車の走行空間デザインの詳細は明らかになっていないが、既存のネットワークと接続し利用環境を改善することを方針としている。
マムダニ市長はパークアベニューの再公園化はミッドタウンをアップグレードし住民や来街者に利用しやすい公共空間を提供するとして期待を寄せている。また、公共空間は市民にとってより良い場所になるべきで、インフラへの投資や街路のリデザインはNYCの政策の最優先事項だと述べている。
今回のデザインコンセプトの策定にあたっては市民のアンケートやステークホルダーへのインタビュー、WSの開催などを通じて地域コミュニティと協働で策定された。地元の政治家も市民が便益を享受するプランだとして支持をしている。一方で、交通量の多いパークアベニューで空間再配分が本当に実現するのかといった懸念の声もある。
insight|知見
福岡の大博通りや渡辺通りも公園化できないかと妄想が膨らむ記事ですね。
パークアベニューの再公園化ではアメニティと歩行環境、自転車利用環境がセットでデザインされている点に注目すべきではないかと思います。
日本では、最近特に自転車は自動車とも歩行者とも対立する存在であるかのように取り扱われますし、ウォーカブルの取り組みの中で自転車の取り扱いはほぼ皆無で道路占用と歩専化に特化している印象があります。人中心の空間やウォーカブルな空間には当然自転車も含まれるのではないかと思います。
