エアコンを使う季節こそ注意したい|夏の電気火災とコンセントまわりの防火対策
暑い日が続くと、エアコンや扇風機を使う時間が長くなります。
熱中症を防ぐためにも、エアコンを適切に使うことはとても大切です。
しかし一方で、夏に使う電気製品やコンセントまわりには、防火の視点で確認しておきたいことがあります。
エアコン。
扇風機。
サーキュレーター。
延長コード。
電源タップ。
充電器。
冷蔵庫や除湿機。
日常的に使っている電気製品でも、使い方や状態によっては火災リスクにつながることがあります。
特にエアコンのコンセントは、高い位置にあることも多く、普段の掃除や点検で見落とされやすい場所です。
「問題なく使えているから大丈夫」
ではなく、使う季節だからこそ、電源まわりを一度確認しておきたいところです。
■ 暑さ対策のための機器も、防火の視点が必要です
夏場は、熱中症対策としてエアコンを使うことが欠かせません。
暑さを我慢することは危険です。
ただし、エアコンを長時間使う季節だからこそ、電源まわりの安全確認も必要になります。
たとえば、
・電源プラグにほこりがたまっていないか
・コンセントにしっかり差し込まれているか
・コードが傷んでいないか
・電源コードを無理に曲げていないか
・延長コードを使っていないか
・異音や焦げたようなにおいがないか
こうした点を確認することが大切です。
涼しく過ごすための機器が、火災の原因になってしまっては意味がありません。
暑さ対策と防火対策は、別々ではなく、同時に考える必要があります。
■ 高い位置にあるコンセントは見落とされやすい
エアコンのコンセントは、室内の高い位置に設置されていることがあります。
普段の生活では目線に入りにくく、掃除の時にも意識しにくい場所です。
そのため、
「いつから掃除していないか分からない」
「プラグの状態を見たことがない」
「ほこりがたまっているか確認していない」
ということもあるかもしれません。
高い位置にあるから安全というわけではありません。
むしろ、普段見ない場所だからこそ、ほこりや緩み、変色、異常に気付きにくいことがあります。
エアコンを本格的に使う時期には、無理のない範囲で、コンセントまわりを確認してみてください。
脚立などを使う場合は、転倒にも十分注意が必要です。
確認が難しい場合は、無理をせず専門業者や管理会社に相談することも大切です。
■ トラッキング現象に注意
コンセントまわりで注意したいものの一つに、トラッキング現象があります。
トラッキング現象とは、コンセントに差したプラグの刃と刃の間にほこりがたまり、そのほこりが湿気を帯びることで電気が流れ、発火につながる現象です。
梅雨から夏にかけては、湿気も多くなります。
家具の裏。
冷蔵庫や洗濯機まわり。
テレビの裏。
エアコンのコンセント。
長期間差しっぱなしになっている電源プラグ。
こうした場所は、ほこりがたまりやすく、普段あまり見ない場所でもあります。
「見えない場所」
「触らない場所」
「ずっと差したままの場所」
ほど、注意が必要です。
■ 延長コードやタコ足配線にも注意
エアコンは消費電力が大きい機器です。
そのため、延長コードや電源タップを使って接続することは避けるべきです。
コンセントの位置が合わない。
コードの長さが足りない。
差し込み口が足りない。
そうした理由で、安易に延長コードやタコ足配線にしてしまうと、発熱や火災につながるおそれがあります。
特に注意したいのは、
・エアコンを延長コードにつないでいる
・古い電源タップを使い続けている
・複数の電気製品を一つのタップに集中させている
・コードを束ねたまま使用している
・家具の下敷きになっている
・コードが折れ曲がっている
といった状態です。
電気製品は、使えているから安全とは限りません。
見えないところでコードが傷んでいたり、接続部が熱を持っていたりする場合もあります。
■ 古い扇風機やサーキュレーターも確認を
夏に使う電気製品は、エアコンだけではありません。
扇風機やサーキュレーターも、長時間使用することがあります。
久しぶりに出した扇風機。
何年も使い続けているサーキュレーター。
古い電源タップ。
こうしたものも、使う前に確認したいところです。
・異音がしないか
・焦げたようなにおいがしないか
・コードが傷んでいないか
・本体が異常に熱くならないか
・スイッチの反応がおかしくないか
・ほこりが内部にたまっていないか
異常を感じた場合は、そのまま使い続けないことが大切です。
「去年も使えたから大丈夫」
「少し変だけど動くから大丈夫」
という判断は危険な場合があります。
■ 店舗・事業所でも電源まわりの確認を
電気火災のリスクは、家庭だけではありません。
店舗や事業所でも、夏場は電気製品の使用が増えます。
エアコン。
冷蔵庫。
冷凍庫。
業務用機器。
パソコン。
レジ。
充電器。
照明。
延長コード。
バックヤードや事務所、倉庫、休憩室などでは、電源タップが増えやすい場所もあります。
特に店舗や事業所では、
・閉店後も電源が入っている機器
・人目につきにくい場所のコンセント
・長期間掃除していないバックヤード
・什器や棚の裏に隠れた電源コード
・エアコンや冷蔵庫の電源まわり
を確認しておきたいところです。
火災は、営業中だけに起こるとは限りません。
人がいない時間帯に発生すると、発見が遅れる可能性もあります。
だからこそ、日頃の確認が重要です。
■ 「使えているから大丈夫」ではなく「安全に使えているか」
電気製品は、日常生活の中で当たり前に使っています。
だからこそ、危険に気付きにくいことがあります。
エアコンが動いている。
扇風機が回っている。
電源タップが使えている。
充電器が使えている。
それだけで安心するのではなく、
安全に使えているか
を見ることが大切です。
ほこりはたまっていないか。
熱を持っていないか。
変色していないか。
コードに傷はないか。
無理な接続になっていないか。
こうした確認は、大きな設備投資をしなくても今日からできます。
防火対策は、特別なことだけではありません。
日常の中にある小さな見落としを減らすことから始まります。
■ 今日確認したいコンセントまわり
夏の電気火災を防ぐために、今日できる確認をまとめます。
・エアコンのコンセントにほこりがないか
・プラグがしっかり差し込まれているか
・コンセントやプラグが変色していないか
・焦げたようなにおいがないか
・電源コードが傷んでいないか
・延長コードやタコ足配線になっていないか
・コードが家具の下敷きになっていないか
・古い電源タップを使い続けていないか
・扇風機やサーキュレーターに異音や発熱がないか
・店舗や事業所のバックヤードも確認したか
無理に一度で全部行う必要はありません。
まずは、よく使う場所から確認してみてください。
特に、エアコンの高い位置のコンセント、家具の裏、長期間差しっぱなしの電源プラグは、見落としやすい場所です。
■ 最後に
暑い季節に、エアコンを使うことは大切です。
熱中症を防ぐためにも、我慢せず適切に使う必要があります。
しかし、電気製品を使う時間が長くなる季節だからこそ、防火の視点も忘れてはいけません。
エアコンのコンセント。
扇風機のコード。
電源タップ。
家具の裏のプラグ。
店舗や事業所のバックヤード。
普段見落としやすい場所を確認することが、火災予防につながります。
防火対策は、
「火を使っている場所」
だけを見るものではありません。
電気を使っている場所にも、火災リスクはあります。
暑さ対策とあわせて、ぜひ電源まわりの安全も確認してみてください。
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