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59歳になってわかったこと。人は年を取る。でも心はあまり年を取らない。

先日、ドラッグストアで買い物をした時のことです。

会計の途中で店員さんが、少し申し訳なさそうにこう言いました。

「失礼ですが、60歳以上の方ですか?60歳以上ですと、シニアパスポートでポイントが10倍になるんですよ。」

私は笑いながら、

「ギリ59歳です。」

と答えました。

店員さんはポイントの説明を続けてくれましたが、心のどこかで少しだけ寂しい気持ちになりました。

「ああ、自分は60歳に見えたんだ。」

そんなことを考えてしまったのです。

実は、こういうことは初めてではありません。

職場でも、

「定年後に来られたんですか?」

と言われたことがあります。

髪の毛が薄いこともあって、実年齢より上に見られることが多いのだと思います。

今では笑って受け流せるようにはなりました。

それでも、人間ですから、少しだけ心が痛むことがあります。

人の心は、年齢ほど変わらない

59年間生きてきて思うことがあります。

人間は、体は年を取っても、心はそれほど年を取りません。

若い頃と同じように、

「異性から好かれたい。」

そんな気持ちは今でもあります。

もちろん現実は分かっています。

若い頃と同じようにはいきません。

それでも、本音を言えば、そう思ってしまう自分がいます。

職場は女性の多いスーパーです。

若い男性アルバイトがいると、女性たちは楽しそうに話しています。

逆に、私のようなおじさんには、そこまで積極的には話しかけてきません。

男性社員も、若い男性とはよく話します。

もちろん悪意があるわけではありません。

人は若さや勢いに惹かれるものです。

それは男性も女性も同じなのでしょう。

少し寂しく感じることはありますが、それも自然なことなのだと思っています。

世間は、少しずつ自分から離れていく

昔読んだ本に、とても印象に残っている言葉があります。

台湾出身の作家・邱永漢(きゅう・えいかん)さんの『人生の原則』です。

そこには、

「人は年を取れば、だんだん世間から相手にされなくなる。」

という趣旨のことが書かれていました。

若い頃は、その意味がよく分かりませんでした。

でも今なら、その言葉を実感できます。

私自身、以前は外資系生命保険会社でトップセールスまで経験しました。

その頃も、お客様の中には、

「若い女性の営業担当から入りたい。」

という方が少なくありませんでした。

住宅でも、芸能界でも、スポーツでも同じです。

若さには、それだけで価値があります。

これは誰かが悪いのではなく、人間の自然な心理なのだと思います。

だからこそ、年齢を重ねると、以前とは違う立場になることがあります。

それを受け入れることも、大人になるということなのかもしれません。

それでも、人生は終わらない

でも、ここで終わりたくありません。

私には希望があります。

マクドナルドを世界的企業へと育てたレイ・クロックは、本格的に事業を成功させたのが60歳前後でした。

ケンタッキーフライドチキンの創業者、カーネル・サンダースは65歳で圧力鍋を車に積み込み、全米を回ってフランチャイズを広めました。

年齢は、確かに若さという武器を奪います。

でも、その代わりに経験や忍耐、人を見る目を与えてくれます。

私は今、宅建の勉強をしています。

占いの勉強もしています。

noteも書き続けています。

どれも、若い頃には続かなかったことです。

人生は思い通りにはなりませんでした。

でも、だからといって終わりではありません。

59歳の私が思うこと

もし今、同じように年齢を重ねて、

「昔より相手にされなくなった。」

「老けて見られて落ち込んだ。」

そんな思いをしている人がいたら、伝えたいことがあります。

寂しいと思うのは自然なことです。

私もそうです。

でも、人間の価値は若さだけではありません。

若さは必ず失います。

しかし、挑戦する心は、自分で捨てない限り失われません。

私はもうすぐ60歳になります。

世間は少しずつ私を「おじさん」と見るでしょう。

それでも私は、自分の人生を諦めません。

60歳からでも、70歳からでも、人は新しい人生を始められる。

そう信じて、今日も一歩ずつ前に進んでいこうと思います。

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