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末っ子の募金活動💞 チャリティーエッセイ

末っ子は、就学前から中学校に上がるまで、ボーイスカウト活動をしていた。

所属していた団(グループの単位)では、年末に歳末助け合いの募金活動をしている。
12月の寒空の下、まだ小さな子供たちが駅前や商店街の人通りの多い中で、大人のリーダーさん達と一緒に、タスキや大きな募金箱を首から下げて、

「募金のご協力をお願いします!」

と大きな声で、通りがかりの人に呼びかけるのだ。

募金をしてもらったら、

「ありがとうございます!」

とまた、精一杯の声でお礼をする。
時には、

「寒いのに頑張ってね!」

と声をかけられたりした。

末っ子が初めてこの募金活動に参加した時は、まだ幼稚園に通っていた。
末っ子は、幼い頃から物怖じしない性格で、団員や年長のお兄さんお姉さんたちにはよくかわいがってもらっていた。
本人は、そんな団の方たちと一緒に活動できることがとにかく楽しかったようだ。

実は、募金している人の中には、団で活動している子供の保護者もいて、募金を行っている別の会場へも出向いて、募金してくださったりもしていた。
子供たちは、自分の募金箱に募金してもらえたり、声をかけてもらえることも嬉しかったのだろう。

その間、ほかの団員や保護者たちは、豚汁を作ったり餅つきの準備をしたりして、子供たちが帰ってくるのを待った。
寒い中、一生懸命、募金活動のために声を出して帰ってきた子供たちにとって、温かい食べ物は何よりのご馳走のようだ。
それを知ってか子供たちは、先輩や大人たちに見守られながら、終わったあとのご馳走を楽しみに、寒い中でもお互いに励まし合って募金活動をするのだった。

年齢が上がるにつれ、人前で声を出すのが恥ずかしい子がいる一方で、末っ子は声が大きく、また、そのことを褒めてもらえるので、いつも張り切ってこの募金活動には参加していた。

そんなふうにして年末を過ごした末っ子が小学校中学年の頃だっただろうか、一緒にお買い物に出かけて会計をする時、側に募金箱があるのを見つけて、末っ子はトントンとその箱を指でたたいて私の注意を向けさせた。

いつも行くお店だったが、お買い物をしたあとは商品を袋に詰めてすぐにその場を立ち去るので、私にはその箱のことは意識の中に入ってなかったように思う。

私は募金箱に気づいて小銭を渡し、末っ子はそれを募金箱に入れていた。

なんとも満足そうだ。

私は末っ子が、

『ほかの人に募金をしてもらった経験から、たまたま自分もしてみたくなっただけなのかな?』

と、その時は思った。

だが、そんなことが何度か続き、試しに、

「自分のお小遣いから出してみたら?」

と言ってみたら、本当に自分のお財布の中から小銭を出して、募金をしていた。
それからは一緒にお買い物に行くと、本当に少ない額だが、自分のお小遣いの中から募金するようになった。

当時、お小遣いそのものが少額(小学生の時はおやつは別で、学年✕100円にしていた)だったことを思うと、出してあげても…という気持ちにはなったが、

『少ないお小遣いの中からでも募金をする。』

ということが当たり前の感覚になっていたことに、私は感心した。
そして、末っ子が幼い頃からボーイスカウト活動をして、その活動を通して本人が身につけた何よりのことだと思った。

私は、幼い頃に身についた、ものの感じ方や教えのようなものは、後の人生に大きな影響を与えると思う。
そういった意味でも、幼い頃にチャリティー精神を学んだ子供たちは、きっと大人になって知らない人の中に入っていっても、温かい人間関係を育んでいけるのではないだろうか。
そう思うと、チャリティーの精神は、相手のためだけではなく、自分自身のためにもなっているのではないだろうか。

ボーイスカウトのリーダーや隊長さん、団長さんたちに囲まれた、時に厳しくも温かな人間関係の中で、少し大げさかもしれないが、人としてのあり方を学ばさせていただけたことは、本当に感謝の気持ちでしかない。

『私一人では、決してできることではなかった。』

改めてそう思う。そして、

『私自身は小さな存在でも、そのようにありたい。』

そう思うのである。


こちら企画に参加しています💓

発起人の小林潤平さん
企画ディレクターのPJさん
参加させていただいて、本当にありがとうございます✨✨

「チャリティ」という内容にあたって
末っ子のボーイスカウト活動のことを
思い出しました。
 

バトンは仲川光🌸さんから受け取りました💞

仲川光🌸さんのエッセイを拝読して
その素晴らしさに感動し✨
リレーのバトンを繋がせていただけたら…と
手を挙げさせていただきました💞✨

仲川光🌸さん
記事の中でご紹介いただいて、バトンを繋がせていただき、本当にありがとうございます💞

 

次のバトンを繋いでくださるのはPJさんです💞

みなさんご存知のとおり、PJさんはこの企画の企画ディレクターであり、これまでも作詞作曲、小説、イベントの企画運営とマルチな才能でご活躍されています。

PJさん、バトンを受け取っていただいて本当にありがとうございます💞
どうぞよろしくお願いいたします😊🙏💕

 ソラノイロ


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