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少しだけ自分のことを…|5つ星温泉にて4時間ぷかぷか|ハチ先輩とこれからの社会|AIとマッスルの関係


今日は、少しだけ自分のことを。

木曜日ということで、いつものように温泉へ行ってきました。

今回訪れたのは、ちょっとどころかかなりの遠出。
家からは80分掛かる埼玉県久喜市にある 百観音温泉
前は2週間に1回はお世話になっていたのですが、
2年ぶりに訪れてみました。

ここは、ただの日帰り温泉というより、かなり本格的な療養型の日帰り温泉施設です。
公式サイトでも、源泉かけ流しの温泉であり、日本天然温泉審査機構から
全項目で五つ星に認定された温泉として紹介されています。自噴温度57℃の濃厚な源泉を、豊富な湯量でかけ流しているとのこと。
いわゆる「本物感」が、入る前からすでに漂っている温泉です。

実際に入ってみると、これがまた強い。

今日は、かれこれ 4時間ほど、ぷかぷか していました。

百観音温泉の特徴のひとつは、高温の湯です。

先ずは、44℃の少し熱い温泉というところから入ります。
ここでウォーミングアップからの水風呂へ、という流れ。
そして本命である高温温泉にチャレンジです。

今日、自分が最初に入った高温の湯は、だいたい 45.6℃ くらい。

これが、不思議と最初は案外入れてしまうんです。
「アレ、久しぶりだからキツイと思っていたけどイケるな」と。
そんな感じで、首下までしっかり浸かる。

ところが、水風呂に入って、水をしこたま飲んで、再トライ、
高温の湯へ戻ったところ、今度は 46.6℃

この1℃が、なかなか強烈でした。

肌に触れた瞬間、

「あッッッッッつ!!!」

という感じ。

ただ熱いというより、身体の表面が一気に反応するような、ビリビリとした刺激があります。

そして湯から出ると、湯に浸かっていた部分だけが、見事に赤くなる。

まるで茹蛸です。

熱くて脚しか入れない人は、下半身に赤いタイツを履いたようになる。

足首までしか入れない人は、赤い靴下を履いたようになる。

自分の場合は、首下までいくので、ほぼ赤い洋服を着たようになります。

鏡で見ると、なかなかの仕上がりです。

「本日のファッション、茹蛸スタイル」

そんな感じです。
これを5ループ続けるのが、この温泉に来た時のルーティンです。

仕上がりました(笑

露天風呂で聞こえてきた、ある会話

そんな高温温泉と水風呂ルーティンを終えて、今度は通常の露天風呂で
ぷかぷかしていたときのことです。

近くで、引退した元上司と思われる男性と、現役の会社員らしき男性が話をしていました。

どうやら、元上司と元部下という関係のようでした。

聞くつもりはなかったのですが、露天風呂という場所は、声がほどよく
広がります。

聞こえてきた言葉は、こんな感じでした。

「我慢するところは我慢しないと」

「全部、組織のためなんだよ」

「己を捨てることも大事なんだ」

その言葉を聞いた瞬間、少し懐かしいような、少し遠い時代の空気を
感じました。

高度成長期。

会社が家族であり、上司が親であり、組織のために自分を捧げることが
美徳とされた時代。

もちろん、その時代にはその時代の強さがあったのだと思います。

日本が勢いを持っていた時代。

みんなで同じ方向を向き、会社という船に乗り、多少の無理も飲み込んで
前へ進む。

そういう働き方が、ある種の正解だった時代も確かにあったのだと
思います。

ただ、傍で見ている限り、部下だったと思われる現役会社員の方には、
その言葉があまり響いているようには見えませんでした。

頷いてはいる。

相槌も打っている。

でも、どこか身体の奥までは届いていない。

そんな感じがしました。

元上司の方は、きっと善意で話しているのだと思います。

会社のため。

後輩のため。

自分が信じてきた働き方を、何とか伝えたい。

ただ、その言葉が今の時代の身体に、うまく入っていかない。

そんな場面を、露天風呂の湯気の中で見ていました。


そこで目に入った、ミツバチのPOP

そのとき、ふと横に目をやると、露天風呂の近くにPOPがありました。

そこには、だいたいこんなことが書かれていました。

ミツバチが寄ってくることがあります。
温泉成分中にある特定のミネラルに反応して寄ってきます。
手で追い払うなど刺激を与えず、そっと離れてください。

それを見た瞬間、先ほどの元上司の方と、ミツバチが自分の中で
繋がりました。

そこで、心の中で勝手に命名しました。

ハチ先輩。

会社という巣のために働く。

女王蜂を中心に、コロニー全体を維持する。

個体としての自分よりも、巣全体の秩序が優先される。

そんなミツバチの社会性と、元上司の方が語っていた「組織のために己を捨てる」という価値観が、妙に重なって見えたのです。

もちろん、ミツバチの生態そのものは、とても奥深いものです。

単純に「自己犠牲」と言い切れるものではありません。

むしろ、驚くほど精密な役割分担と、情報伝達と、集団維持の仕組みを
持っています。

ひとつの巣が、ひとつの生命体のように動く。

その意味では、ミツバチの社会は、非常に高度なシステムです。

ただ、人間社会にそのまま当てはめてしまうと、少し危うい。

なぜなら、人間は蜂ではないからです。

人間には、一人ひとりの感情がある。

身体がある。

家族がある。

人生の時間がある。

そして、会社という巣の外にも、もっと大きな社会があり、世界があり、
時代の流れがあります。


会社村という、小さな世界

ハチ先輩の話を聞きながら、自分は「会社村」という言葉を思い浮かべて
いました。

昔の会社は、ひとつの村のようなものでした。

そこには掟があり、上下関係があり、空気がありました。

村の中で評価される行動があり、村の中で嫌われる行動がある。

村の外で何が起きているかよりも、村の中でどう振る舞うかが大事だった。

会社に尽くす。

上司に従う。

我慢する。

波風を立てない。

そして、村の一員として認められる。

この構造の中で生きてきた人にとっては、「己を捨てて組織のために働く」という考え方は、決しておかしなものではなかったのだと思います。

むしろ、それが生き残る知恵だった。

でも、今は違います。

会社村の外側で、社会そのものが大きく変わっています。

働き方も変わった。

情報の流れも変わった。

価値観も変わった。

終身雇用も、年功序列も、昔ほど絶対的なものではなくなった。

会社が人生を守ってくれる時代ではなくなりつつあります。

なのに、まだ会社村の論理だけで人を動かそうとすると、現役世代の身体には違和感が出る。

頭では「そうですね」と言えても、身体の奥では「本当にそうなのか?」と感じてしまう。

そのズレが、今の時代のあちこちで起きているように感じます。


これからの社会は、かなり大きく変わる

自分は今、社会の変革期にいると思っています。

しかも、ちょっとやそっとの変革期ではありません。

一般的に知られている有史の中でも、かなり大きな転換点にいるのでは
ないか。

そう感じています。

働き方が変わる。

お金の流れが変わる。

情報の価値が変わる。

教育が変わる。

医療や健康の考え方も変わる。

そして、人間が「何をして生きるのか」という問いそのものが変わって
いく。

さらに、社会構造だけではありません。

気象も含めて、地球そのもののリズムも大きく変わっているように
感じます。

暑さ、雨、災害、季節感。

昔の感覚のままでは測れないことが増えてきました。

つまり今は、会社だけ見ていればよい時代ではない。

自分の業界だけ見ていればよい時代でもない。

もっと大きな地図で、自分の位置を見直さなければならない時代に
入っている。

そんな気がしています。


その変革期の中心にあるもの

この大きな変革期において、一番大きな役目を果たすもの。

自分は、それが AI だと思っています。

AIは、単なる便利ツールでは終わらないと思います。

文章を書く。

画像を作る。

調べ物をする。

作業を効率化する。

もちろん、そういう使い方もあります。

でも、本質はそこだけではない。

AIは、人間の思考の外部化です。

今まで頭の中だけで行っていた整理、比較、分析、発想、構成、言語化。

それらを外側に出し、人間と一緒に回せるようになってきた。

これは、かなり大きな変化です。

これまで一部の人だけが持っていた「参謀」や「編集者」や「壁打ち相手」のような機能を、個人が持てるようになる。

これは、会社村の構造を大きく揺らします。

なぜなら、個人が考える力を拡張できるからです。

会社に守られないと何もできない。

上司に判断してもらわないと進めない。

組織の中でしか価値を出せない。

そういう前提が、少しずつ崩れていく。

AIによって、個人が自分の小さな工房を持てるようになる。

自分の中にある感覚や経験を、言葉にし、形にし、発信し、仕事に変えていけるようになる。

これは、とても大きなことです。


でも、AIだけでは足りない

ただ、自分はもうひとつ大事なことがあると思っています。

それが、人間のフィジカル です。

ここで急に筋肉の話をすると、周りからはだいたいこう言われます。

「まーた、筋肉バカが何か言っている」

はい。

たしかに、筋肉は好きです。

マッスルは裏切りません。

しかし、これは単なる筋トレ礼賛ではありません。

これからAIが強くなればなるほど、人間の身体性はむしろ重要になる。

自分はそう考えています。

なぜなら、AIは情報を扱うのが得意です。

言葉を扱う。

構造を扱う。

膨大な知識を整理する。

でも、人間が現実を生きる場所は、最終的には身体です。

違和感を感じるのも身体。

疲れを感じるのも身体。

恐怖で固まるのも身体。

直感が走るのも身体。

誰かの言葉に違和感を覚えるのも、胸や腹や背中の反応だったりします。

つまり、AIの時代になるほど、人間は自分の身体感覚を取り戻す必要が
ある。

頭だけで判断すると、情報に飲まれる。

AIの出した答えをそのまま正解だと思ってしまう。

でも、身体が整っている人は違います。

「あれ、これは少し違うな」

「これは自分の感覚と合っているな」

「この言葉はきれいだけど、何か芯がないな」

そういう微細な違和感を拾える。

この感覚こそ、これからの時代にかなり大事になると思っています。


AIとマッスルの関係

では、AIとマッスルはどう関係するのか。

一見、まったく別のものに見えます。


AIの時代だからこそ、自分の身体感覚が軸になる。

片方はデジタル。

片方は肉体。

片方は知能。

片方は筋肉。

でも、自分の中ではかなり繋がっています。

AIは、思考を拡張するもの。

筋肉は、現実を受け止める器を強くするもの。

AIによって、頭の中の処理能力は広がる。

しかし、その情報量に耐える身体がなければ、人間はすぐに疲れてしまう。

情報過多。

判断疲れ。

不安。

焦り。

比較。

自己否定。

これらは、頭だけの問題ではありません。

身体にも出ます。

呼吸が浅くなる。

肩が固まる。

腰が重くなる。

眠りが浅くなる。

胃腸が乱れる。

だからこそ、AIの時代には、フィジカルが必要になる。

筋肉を鍛えるというのは、単に見た目を変えることではありません。

自分の身体に戻ること。

自分の軸を感じること。

情報の波に流されないための、物理的な土台を作ること。

自分は、そんなふうに考えています。


ハチ先輩の時代から、自分の巣を持つ時代へ

ハチ先輩の話に戻ります。

昔は、会社という巣に入ることが安心でした。

その巣のために働き、巣の秩序を守り、巣の中で役割を果たす。

それはそれで、ひとつの生存戦略でした。

でも、これからは少し違う。

ひとつの大きな巣にすべてを預ける時代ではなくなる。

会社に所属していても、自分の感覚を持つ。

AIを使って、自分の思考を整理する。

身体を整えて、自分の軸を保つ。

小さくても、自分の巣を持つ。

それは副業かもしれない。

発信かもしれない。

地域活動かもしれない。

家族のケアかもしれない。

自分の身体と感覚を土台にして、AIを使い、社会の変化に合わせて、
自分なりの生き方を組み直していく。

これから必要なのは、会社のために己を捨てることではなく、

自分を失わずに、変化の中で役割を作り直すこと

なのだと思います。


湯に浸かりながら考えたこと

百観音温泉の高温の湯に浸かると、身体はすぐに反応します。

赤くなる。

熱くなる。

ビリビリする。

限界がくる。

水風呂に入ると、また別の反応が出る。

冷える。

締まる。

呼吸が変わる。

身体は、ものすごく正直です。

一方で、社会の変化は、温泉のようにすぐ肌に出るわけではありません。

でも、確実に進んでいる。

気づいたときには、もう今までの働き方や考え方が通用しなくなっている。

だからこそ、頭だけではなく、身体でも感じておきたい。

今、自分はどこにいるのか。

何に違和感を覚えているのか。

どんな言葉が、もう自分の身体に入ってこないのか。

何を大切にして、これから生きていくのか。

そんなことを、露天風呂でぷかぷかしながら考えていました。


最後に

ハチ先輩の言葉は、古いと言えば古いのかもしれません。

でも、そこには確かに、ひとつの時代を生き抜いた人の真剣さが
ありました。

会社のために働くことを信じてきた人。

組織を守ることが、人を守ることだと考えてきた人。

その姿勢そのものを、笑う気にはなれません。

ただ、これからの時代には、そのままでは届かない。

会社村の論理だけでは、もう人の身体は動かない。

AIが社会の構造を変え、情報の流れを変え、個人の可能性を広げていく。

その一方で、人間には身体がある。

感覚がある。

筋肉がある。

呼吸がある。

だから、自分はこれからも思うのです。

AIの時代だからこそ、マッスル。

情報が増える時代だからこそ、身体。

社会が変わる時代だからこそ、自分の軸。

そんなことを考えながら、今日も高温温泉で茹蛸になってきました。

お湯に浸かった部分だけ、見事に赤く染まりながら。

たぶん、ハチ先輩も、どこかの巣で今日も一生懸命働いていることでしょう。

でも自分は、会社という巣だけではなく、もう少し大きな空を見ながら
生きていきたい。

そんな木曜日でした。
しっかりと整いましたが、しっかりと茹で上がりもしました(笑


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