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少しだけ自分のことを…|GWの温泉ぷかぷか|イルカ先輩と有事の株高|夜明け前の揺れとAI時代の話


などと言われます。

つまり、それだけ多くのものの原料になっているということです。

プラスチック。
樹脂。
合成繊維。
日用品。
化学品全般。
建材。
合板。
包装材。

それだけではありません。

移動に使うガソリンや軽油。
農業や畜産に関わる肥料。
農業用ビニール。
野菜を包むラップ。
薬品の原料。

考えてみると、私たちの生活は、思っている以上に石油製品の上に
乗っています。

衣・食・住。

この三つのかなりの部分が、石油と物流と化学製品に支えられている。

だから、遠くの海峡の話に見えて、実はかなり生活に近い話なのです。

イルカ先輩は、
「影響が出るのは、これから2~3か月後だろう」
というような話をしていました。

イランとアメリカがこの先どうなるかは分からない。
ただ、すでに海運会社は別ルートを通り始めている。
さらに、ホルムズ海峡ルートには保険が掛けられないという話も
出てきている。

そうなると、船は通れても、実務としてはかなり難しくなる。

保険が掛けられない。
ルートが変わる。
時間がかかる。
コストが上がる。
原料が遅れる。
製品価格に乗る。
供給が詰まる。

そういうものが、少し遅れて生活の現場に出てくる。

イルカ先輩は、かなり落ち着いた声で話していました。

下手をすると、食料品の配給すら考えられるかもしれない。

そんなことまで言っていました。

史上空前の株高と、食料品の配給。

この二つは、普通に考えると同じ画面に並びません。

株価は上がっている。
でも、生活は苦しい。
市場は強い。
でも、現場は詰まっている。
お金は動いている。
でも、物は届きにくくなる。

かなり不思議な世界です。

後輩さんも、最初は少し驚いたように聞いていました。
そして私も、気づけば同じように、

「うんうん」

と首が勝手に上下運動しておりました。

これはもう、湯の浮力による自然現象であります(笑)

イルカ先輩は、そこでこういう話もしていました。

こうした激動と混とんの時代は、ある程度先を見越しておくことが大事
だと。

先を全部当てる必要はない。
未来を完全に読むこともできない。
けれど、いくつかの可能性を頭に入れておけば、実際に揺れたときに
右往左往しにくくなる。

経営者というのは、

「そんなバカな」

と思う話でも、可能性がある限り考えておかなくてはいけない。

なぜなら、自分ひとりの話ではないからです。

従業員がいる。
その従業員にも家族がいる。
仕入先がある。
取引先がある。
お客さんがいる。

だから、最悪の可能性も、リスクヘッジとして頭に入れておかないと
いけない。

そんな話をしていました。

正直、こういう経営者であれば、スタッフの方も安心でしょうね。

今は、少し「ヤバっ」となると、真っ先にスタッフの首を刎ねるような
経営者もいるご時世です。
もちろん、会社を守るためには厳しい判断が必要なこともあるでしょう。

でも、最初から従業員をコストとしてしか見ていない人と、
従業員の家族まで含めて守るべきものとして考えている人では、
やはり何かが違う。

イルカ先輩の話しぶりには、そこがありました。

頭がいいだけではなく、
数字が見えるだけでもなく、
その先にいる人の生活まで見ている。

こういう人が、本物の経営者なのかもしれません。

そしてまた、ここから私の妄想タイムであります。

この激動の時代は、どの程度続くのでしょうか。

そして、その先にはどんな未来が待っているのでしょうか。

正直、時間軸はよく分かりません。

ただ、多くの人が言うように、2030年あたりには、今とはかなり違った
世界になっているのではないかと思っています。

その中心点にあるもの。

それはやはり、AIなのでしょう。

チャットGPTのサム・アルトマン氏が、AGI論争について、
「気づかないうちに到達した」
というような趣旨の話をしていた、という記事も見かけました。

もちろん、AGIとは何か。
どこからがAGIなのか。
それは専門家の中でも意見が分かれるのでしょう。

ただ、自分のような一般人の体感としても、AIの進化はかなり速い。

文章を書く。
画像を作る。
整理する。
要約する。
設計する。
比較する。
アイデアを出す。
壁打ちをする。

少し前なら、人間が時間をかけてやっていたものが、今では一瞬で形に
なります。

そして、その先にあるのが、

AIがより高度なAIを作り出す時代

なのかもしれません。

もしそうなれば、今のインフレとは真逆の世界も見えてきます。

モノの値段がどんどん上がる世界ではなく、
技術によって、モノの値段がどんどん下がっていく世界。

AIとフィジカルAIによって、生産、物流、製造、管理、設計、研究の効率が一気に上がる。
人間がやるには時間がかかりすぎたものを、AIが休まず、迷わず、超高速で進める。

そんな時代が来るのかもしれません。

さらに、この経過の中で、量子コンピュータが本格的に実現したらどうなるのか。


AI、量子、生物学的コンピューティング。
次の時代を動かす技術たちが、同時に立ち上がり始めている未来を少しだけ想像してみた図。


ここまででも、すでに十分にSFっぽいのですが、最近見かけた記事では、
さらに不思議な話まで出てきていました。

それが、

生物学的コンピューティング

です。

データセンターで、生きたニューロン、つまり脳細胞を使うような実験が
動いているという話です。

コンピュータに「脳脊髄液」を模した液体を補充する。
生きたニューロンを維持しながら計算させる。
従来のシリコンチップとはまったく違う方向から、コンピューティングを
考える。

普通に考えると、

「え、そこまで来たのですか?」

という話です。

もちろん、これがすぐに私たちの生活を丸ごと変える、という単純な話ではないでしょう。
実験段階のものも多いでしょうし、倫理的な問題も、技術的な課題も、
山のようにあるはずです。

ただ、それでも思うのです。

AI。
量子コンピュータ。
フィジカルAI。
生物学的コンピューティング。

こうしたものが、同時並行で動き始めているとしたら、
今の変化は、単なる景気循環ではないのではないかと。

好景気とか不景気とか。
円高とか円安とか。
株高とか株安とか。

そういう話だけではなく、もっと根っこの部分。

文明のOSそのものが、入れ替わり始めている。

そんなふうにも見えてきます。

過去にも、大きな変化はありました。

産業革命。
明治維新。
インターネットの普及。
スマートフォンの登場。

どれも、その時代を生きていた人にとっては、大きな変化だったはずです。

けれど、これから起きる変化は、それらをさらに圧縮したような速度で
やってくるのかもしれません。

しかも、今回は一つだけではありません。

エネルギーの問題。
食料の問題。
物流の問題。
通貨の問題。
人口の問題。
気象の問題。
政治の問題。
そして、AIの問題。

あらゆるものが、同時に揺れている。

これは、なかなか大変な時代です。

ただ、自分はそこに悲観だけを見ているわけではありません。

むしろ、その先にはかなり明るい世界線もあるのではないかと
思っています。

将来的には、ユニバーサルベーシックインカムや、ユニバーサル
ハイインカムのようなものが到来する、と語る人たちもいます。

AIやロボットが生産性を大きく上げ、
必要なものが安くなり、
人間が生きるためだけに消耗し続ける時代から、少しずつ離れていく。

そんな未来があるのかもしれません。

ただし、問題はそこに行き着くまでです。

夜明け前が一番暗い。

そんな言葉があります。

たぶん、今からしばらくの時代は、まさにその「夜明け前」なのかもしれません。

新しい世界が生まれる前には、古い仕組みがきしむ。
今まで当たり前だったものが、当たり前ではなくなる。
会社も、働き方も、収入も、物価も、住まいも、食料も、社会の仕組みも、少しずつ揺れる。

気象も。
経済も。
政治も。
暮らしも。

なかなか半端ではない過渡期になるのでしょう。

では、こんな時代に、何が自分を守るのでしょうか。

お金でしょうか。
もちろん、お金は大事です。

人脈でしょうか。
それも大事でしょう。

でも、自分はやはり、

知見

洞察

なのではないかと思います。

何が起きているのか。
どこが揺れているのか。
何が表面で、何が根っこなのか。
どの変化は一時的で、どの変化は戻らないのか。

それを見ようとする力。

そしてもう一つは、

いつ放り出されても、首を切られても大丈夫

とまでは言わないまでも、
少なくとも、一本足だけで立たない状態を作っておくこと。

本業だけ。
会社だけ。
ひとつの収入口だけ。
ひとつの肩書きだけ。

それだけで立つには、少し風が強すぎる時代になってきた気がします。

もちろん、全員がいきなり起業家になる必要はありません。
全員が派手な副業を始める必要もありません。
全員がSNSで発信しなくてはいけないわけでもありません。

ただ、

自分には何ができるのか。
自分は何を積み上げられるのか。
自分の経験や知識は、どこで役に立つのか。
自分の生活を守るために、何を少しずつ準備できるのか。

そのくらいは、考えておいた方がいい時代なのだと思います。

イルカ先輩の話を聞きながら、そんなことを考えていました。

有事なのに株が上がる。
景気が悪いのに物価が上がる。
技術は進むのに、人の不安も増える。
未来は明るそうなのに、足元はけっこう暗い。

何とも不思議な時代です。

でも、そういう時代だからこそ、
ただ怖がるだけではなく、少しだけ先を見る。

少しだけ学ぶ。
少しだけ準備する。
少しだけ、自分の足場を増やす。

そのくらいの感覚が、これから大事になっていくのかもしれません。

……と、ここまで考えていたら、いつの間にか身体はすっかり温まっておりました。

頭の中では、ホルムズ海峡、ナフサ、株高、食料、AI、量子コンピュータ、生物学的コンピューティングがぐるぐる回っております。

温浴施設に来たはずなのに、
脳内だけは完全に国際情勢と未来技術の会議室であります。

これはこれで、あまり整っていない気もします(笑)

ただ、こういう時代の話を考えていると、最後にやはり思うのです。

お金の作り方。
自分の足場の増やし方。
これからの時代の動き方。

そういうものを、実際に動きながら見せてくれる人を近くで観察して
おくのも、ひとつの安全策なのかもしれません。

ということで、最後にほんの少しだけ。

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