おみそのおへそ
新しい事へのチャレンジは、あまりフットワークが軽い方ではありません
ですが「食に関してのチャレンジ」ならば
少しハードル越えも容易に感じます
去年から今年にかけて「発酵食」と出会えました
醤油麹、塩麹、生姜麹、玉ねぎ麹…お料理に使いやすい物ばかりを
手作りして楽しんでいます
そんな中、少し前に初めて「お味噌」を作ってみました
麹との出会いと同じく、これも先にハマっていた長女からのお誘いで
夫婦2人で作って来ました
当日は、夫婦2人それぞれで「こねて、こねて、こねて」…笑
なんと言っても、取り分け興味深かったのは
「同じ日、同じ時間で作ったお味噌でも、ひとりひとり全く違う味わいに
なっていく」という点でした
それぞれの持つ菌の違いは、味わいを左右するので、結果こうなりますが
何だか隠れた自分と出会うみたいで、少しワクワクしていました
自分の持つ菌が、その人の「人となり」を、100%作る訳では無いけれど
何故か性格が現れそうで感心深く
「自分」を「味覚で味わうと、こんな味」という、実験みたいな感覚でした
なので当日は、本当に真面目に!余計な事を考えず!ひたすら
「こねる、こねる、こねる」でした
完成したお味噌を家に招き入れ、2つ並べて
常温で毎日眺めらる場所へ保管しました
そして3ヶ月目、常温から野菜室と冷蔵庫へ入れてみました
冷蔵庫に入れた物から、食べ始めてみます
最初は主人の作ったお味噌から…
1番シンプルに「お豆腐のお味噌汁」で
…?…なんでしょう…「まろやか?甘い?」少し発酵が足りないようで
まだ少し薄いけれど
思ったより優しくて甘めな仕上がりでした
そして後日、今度は私のお味噌を試食しました
同じくシンプルにお味噌汁です
…?…どうしてだろう…けっこう攻めてる味わい
まろやかと言うより、男前…笑
何故こんなに違うのだろう!
違うとは聞いていたけれど、予想外の味わいで
これが隠された性格?なのでしょうか
それでも日数がまだ少ないのも影響して、どちらも何かが足りません
で、思い立ったのが「合わせ味噌」
2人のお味噌を合わせて、お味噌汁を作ってみました
主人と私の性格は、大雑把にくくると正反対な事が多いです
主人はアウトドア派、私は正真正銘インドア派
主人は部分的に繊細なところもあるけれど、ケセラセラ主義で
私は99%の不安と、1%の神頼みで出来ている人
夫婦でも、それは当たり前の事ですが
何を見ても経験しても、お互いの視点も、観点も違います
最初から見ているものが、全く異なります
ただ、これは嘆く事ではなくて
とても当たり前な事で
それだからこそ「共倒れ」を避けて、今まで暮らして来られました
これはとても有難いことです
お味噌を合わせた結果は、やはり正解でした
おのおの単品よりも、味わい深く感じます
それぞれの足りないものを、補い合っているようです
やはり味わいも、互いの足りない処を埋めていたとは…
「破れ鍋に綴じ蓋」なのでしょうか
そしてお味噌は、これからも少しずつ味わいが変わるそうです
少しずつ、少しずつ…
晴れの日、雨の日、暑い日、寒い日を重ねて
もしかしたら、人の声も聞いているかも知れませんし
お料理を作る音、風の音、雨の音も感じてるかも知れません
私たちの暮らしと共に、日々少しずつ育っていくのだとしたら
とても嬉しいです
きっと「深くて幸せな味わいになるように」と、願うばかりです
幸せのオヘソ、お味噌のオヘソ
それは毎日の積み重ねであるようです
派手なイベントは無くても
誠実に明け暮れしていく時間の、先にあるもの
大切なことは、そこから育つような気がします
ギャラリーからお借りしたのは
いつも素敵な「hohoさん」の作品です🌼ありがとうございました
