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そっとしておいて/ [ 変人式]毎週ショートショートnote

金持ちの道楽。
年に一度の成人式とは別に変人式という催しが行われていた。
成人を迎えて羽を伸ばしたいものをつどった催し。
彼らは着飾った姿からいかに変人の装いになれるかを競い合った。
下手に金があるだけに度を超す姿の者も多い。
多少の約束事はあったがある程度のことは許されていた。
広く豪華な会場には様々な装いの者が集まっている。
思い切った楽しむ会だけに気持ちも大きくなっているものも多い。
そして、この中から選ばれる優勝者に我こそがとみんな思っていた。

そんな中きれいなドレスに身を包んだ白い肌の美しい女性がいた。
「君だ、君こそが今年の変人式の優勝者だ」
審査員は言った。
戸惑いをみせる女性。
「こんなに奇抜な格好をする者たちの中できれいなドレス姿。
普通にキレイな姿で立ち居ふるまう君こそ立派な変人だ」
その女性はつと涙を流した。
「やっと普通の人間のふりができるようになったというのに」
そういうと彼女は変身磁器の人形になってしまった。



こちらの企画に参加させて
いただきました。
田原にかさん
ありがとうございます。


見出しイラストはぽてさんに描いていただきました

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#毎週ショートショートnote
#変人式
#小説


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