紫陽花男子
「おじさん箪笥をあけて」
忠雄が支持された引き出しを開けるとそこには園芸エプロンなど小夜里が昔使っていた園芸装具が綺麗にしまわれていた。
「まさか小夜里、お前」
「私がいくしかないわ、私がこの争いに終止符を打つ」
街を走り回る青い紫陽花を持った青紫陽花男子。
赤い紫陽花を持った赤紫陽花女子。
「ほかの色の紫陽花にも魅力があることを私が伝えてくる。この争いを終わらせてみせる」
その昔、街中の紫陽花を白色に変えたというおじ、忠雄に教えをこうてきた小夜里。
夢中になりすぎて友達とふれあいあわないことを心配したおじによって破門を言い渡された。
だが、今、この街の学生が紫陽花の花の色に振り回されている。
「しかし、小夜里」
「大丈夫、私も一度は通った道。彼らを紫陽花の魔力から解き放ってみせる」
小夜里は忠雄の手を取った。
「でも、この戦いがおわったら紫陽花を育てることをゆるして、ちゃんと学生としての生活も大切にするから」
忠雄は黙ったまま頷いた。
こちらの企画に参加させていただきました。
たらはかにさんありがとうございます。
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見出しイラストはぽてさんに描いていただきました
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