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焦げていく話


起きた瞬間から 寝る直前まで
文字通り 四六時中、
ずっと その人のことを考えている。


その人と出逢ってから、
気持ちが浮いたり 沈んだりする。

会いたい と思うのに、
会うと 打ちのめされる。


その人は 何も飾らず 自然体で いる。
苦手なことも ダメな部分も隠さずに、カッコつけずに 屈託なく、ありのままで いる。

その人の話すことは 深くて 考えさせられて、
自分が いかに うわべだけの薄っぺらい人間かを思い知らされる。
ふわふわ 軽い言葉ばかりで話す自分を、思い返しては 悔やむ。

その人は 広くて 穏やかで 優しくて 確固たる軸があって、人や世の中のおかしい部分に真っ向から立ち向かう勇気も 言葉も 行動力も もっている。

その人は 強い。

その強さに どうしようもなく惹かれるけど、
それと同時に
どうしようもなく つらくて 苦しくもなる。

その人は 強い。

近寄りすぎると、一瞬で 焦がされてしまうほどの 強さ。

近づきたくても 遠い。
触れたくても 遠い。

考えないようにしても
考えないようにすれば するほど
またすぐに考えて

遠くなる。


野生の勘というか、
本能というか、
その人に近付くと 急激に惹かれて、
身も心も滅ぼしてしまう。



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